ホーキング、未来を語る (SB文庫)

制作 : 佐藤 勝彦 
  • SBクリエイティブ
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本棚登録 : 304
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797336344

感想・レビュー・書評

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  • 宇宙理論や物理学という分野は専門性の比重が大変大きく一般人にとっては介入できない分野であるが、本書は最先端の宇宙理論や物理学を一般人にとっても大変わかりやすい内容に噛み砕かれ、未知の世界への道しるべになってくれる。
    ホーキング博士の個性でも十分に印象は強いのに、内容はさらに強い印象で満たされているのが二重の驚きであった。
    本書は正に中学生や高校生に是非読ませたい本の一つだ。少年期に育まれる強い感受性と本書が出会うとき、未知だった世界が新しい現実として広がる。
    堅苦しい専門的学問をこれだけエンターテイメントに満たされた本に纏めたのは素晴らしい。

  • 3

  • 20180328
    古典力学から、相対性理論、量子論を説明し、最先端分野である統一理論=M理論、ブレーン理論を説明する知的好奇心に溢れる著作。物理学の全容を把握する上ではとても良書。
    ひも理論やM理論、ブラックホールの話は難解であるが、3Dグラフィックの挿絵がとてもユーモアかつ、分かりやすい。ホーキング氏の人柄がよく表れている。
    ALSで死んでしまったホーキング氏であったが、難病にも関わらずバイタリティーに溢れ、最先端の研究を続けた姿勢は驚嘆である。何より、自分が難病であるからこその、人への優しさ・ユーモアに溢れている。

    ALSにより、2018享年となったホーキング氏の著書。
    内容を学ぶことはさることながら、難病にもなお、フロンティアを追い続けた氏の姿勢を学びたい。

    相対性理論
    ・特殊相対性理論
    ・一般相対性理論
    →時間と空間を理論に織り込む=重力

    量子論
    ・不確定性原理
    ・量子の揺らぎ

    →超ひも理論
    →M理論=ひも理論を統一する理論

    ブラックホール
    光すら閉じ、情報が外に出なくなる。
    Pブレーン理論で、ブラックホールの情報=未来も予測することができるか?

  • とりあえず最初の18ページまでは理解できた。…無念。ただ、これだけの紙面を図版に割いて、これだけ柔らかい文章で書いてくれているので、分かった気になって読み進めることはできる。しっかり理解できたことはほとんどない。言葉足らずな説明が多いのか、私の物理学的素養が決定的に欠けているのか…。前者と信じたい…。

  • かなり時間をかけてやっとこ読了…したと言って良いのかこれは…

    映画『博士と彼女のセオリー』がえらい良かったもので、是非彼の著書を一度は読んでみたいと手に取ったものの物理学初心者、いやそれ以前に頭がちょっとアレな人間が読むものではなかった…

    が、

    理解する事を諦めてからはなかなか面白く読めたような気がする。

    何にも説明できないけど宇宙って凄いなと思いました。(小並感)

    わけわかんないのになんだかワクワクしてしまうという。


    今まで考えもしなかったこと、考えても仕方ないだろうと思っていたことを真面目に、真剣に、何処までも追求して行く人達がいる。

    それだけでちょっと熱くなる。
    これからは苦手だったSFの見方が少し変わりそう。

  • 2015/7/12読了。

  • 難しかった

  • 全くわからない。「ホーキング、宇宙を語る」は直線上の構成だったため前の方でつまづくと後はさっぱりだったらしく、本書は枝分かれしてそれぞれの章を独立した構成にしている。またイラストを多用し難しい理論を出来るだけイメージとして理解させようとしてはくれている。

    しかしだ、いくらイラストにされようとそのイメージが掴めないとやはりわからない。そう言ってしまっては話が終わってしまうのでわかったとこだけでも書いてみよう。

    ・真空のゆらぎ
    真空と言うと物質が何も無い状態と言う理解で基本的にはエネルギーもゼロだと思っていたら真空にもエネルギーは少しだけある。少し前に絶対零度よりエネルギー的に低い状態があると言ってたのとなんとなくかぶる話だ。物質と対になる反物質と言うものが有るのがわかって来ていてこのペアは真空中からペアで生まれ、ぶつかっては消える。これが真空のゆらぎらしい。反物質の代表的なものは陽電子と反陽子で通常の電子と陽子とは電気的な性質が逆転している。

    ・ブラックホール
    言われてみれば不思議でもないのだが恒星が収縮していきブラックホールになっても質量そのものは変わらない。星の密度が大きくなり重力がその中心に集中していると思えばいいのであって、距離が離れている場合は引力そのものの総量が変わるわけではない。太陽がいずれブラックホール化して地球が吸い込まれると言うようなイメージが有ったが公転速度が変わらなければ地球はブラックホール化した太陽の周りを回り続ける。

    ・ブラックホールが蒸発する!?
    光も脱出できないブラックホールも実はエネルギーを放射している。質量の大きなブラックホールほど温度が低く、エネルギーを放射するとその分だけ少しずつ質量が減り温度が高くなり放射量が増える。例えばブラックホールからの重力波もエネルギー放射の1種だ。星の終わりはブラックホールではなく最期は蒸発して真空にもどる。諸行無常。

    ・タイムマシン
    微視的には時間を遡る粒子の可能性は否定できないらしい。高速で移動すると時間の進み方が遅れることや、ブラックホールの中では時間の進み方が遅くなることはわかって来ている。通常の宇宙ではタイムマシンは出来なさそうだが例えばブラックホールの境目や膨張する宇宙の端っこなど境界条件では時間を遡ったり、時間がループしたりする可能性が有るとか。よくわかんないです。

    ・宇宙の歴史
    宇宙が膨張する際に均一に膨張していたらこの場合には重力が均一なので星は生まれなかった。しかし宇宙が膨張する際に密度にばらつきが出る可能性は組み合わせが非常に多く、物質が集まって星が出来ると言う集合はかなりの確率になるらしい。宇宙全体の密度がある一定以下ならば物質は集まらず膨張する一方で宇宙は冷えていく。逆に密度が高過ぎると膨張するのに逆らい収縮していく。まるで宇宙が一つのブラックホールになったようにだ。

    まあこんな話は理解できなくても普通の人は困らないだろう。

  • 原題は「THE UNIVERSE IN A NUTSHELL」。2001年刊行。

    物理学者ホーキング博士による理論物理学の解説書です。相対論や宇宙論等の極めて専門的な内容について豊富なイラストを用いて易しく解説しようと試みています。

    時間や、宇宙の構造、時間旅行の可能性など、面白い話題を取り扱ってはいるのですが、やはり専門用語が頻出するので、内容はほとんど理解できませんでした。

    但し、理論物理学者がどのような研究をしているのかを、専門でない人々に紹介する意欲作ではあると思います。

  • 1-3 物理学

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著者プロフィール

スティーヴン・ウィリアム・ホーキング
1942年1月8日-2018年3月14日
イギリスのオックスフォードで生まれ。1957年、物理と化学を学ぶためにオックスフォード大に入学。その後ケンブリッジ大学大学院、応用数学・理論物理学科に進学。大学院在学中の1963年に「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)と診断され、当時あと2、3年の命と宣告されたが、途中から病の進行が弱まったこともあり、精力的に活動を続けてきた。
1963年にブラックホールの特異点定理を発表し世界的に名を知られた。1967年論文「特異点と時空の幾何学」でアダムズ賞受賞。1974年に 「ブラックホールの蒸発理論」発表し、同年に史上最年少でイギリスの王立協会会員(FRS)となった。1977年ケンブリッジ大学の教授職を務め、1979年にはケンブリッジ大学のルーカス記念鋼材教授職に就任。1991年にタイムトラベルの不可能性などを説いた「時間順序保護仮説」を提唱。
1990年、1993年、2001年と度々来日して大きく報道されており、日本で最もよく知られる世界的科学者の一人でもあった。
代表作に、『ホーキング、宇宙を語る』。

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