神曲奏界ポリフォニカ サイレント・ブラック (GA文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797337143

作品紹介・あらすじ

現場に残された死体はものすごい力で全身をバラバラに引きちぎられていた。だが、死体には精霊雷のあとがなく、足跡もない。人間業ではない犯行、だが精霊がやったとするには不自然。それがマナガとマティアのぶつかったジレンマだった。だが捜査が進み、次の被害者がでて、点が線につながった時、二人は十九年前の、ある禁断の実験にたどり着く。その実験によって生み出された悲劇とは?犯人に秘められた謎とは?そして本当に罰せられるべきは誰なのか!復讐を叫ぶ心の歌が届いたとき、ブルースの調べに乗って"黒の精霊"が涙を流す!黒のポリフォニカ第二弾登場。

感想・レビュー・書評

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  • 現場に残された死体は、もう死体の形をしていなかった。
    それ故、人間の仕業ではない、と思われたが…。

    また犯人は分かっている状態で、動機が何なのか、が
    ゆっくりと分かって行きます。
    むしろ、現場に置いてきてしまった『鍵』とは
    一体なんだったのだろう? と読んでいたのですが
    そう言われてみれば…すっかり存在忘れてました。

    した方は忘れていても、された方は憶えている。
    当然の摂理です。
    微妙な終わり方、ですが、納得のいく形で終わっています。

  • 犯行方法がちょっと卑怯っぽいけど、この世界だからいいのか。犯人の特性は驚いた。もう一度読み直したい。

  • 神曲によって結ばれた精霊と人間との絆。
    しかし、それは時には悲劇となって訪れる…。そんな事件を解決するマティアとマナガの凸凹コンビ。二人の固い絆。
    そして、何よりデカイ、マナガの微笑ましさが好きです!!

  • 未読につき未評価

  • 間を置かずに発売された、ポリ黒の2冊目。
    1巻同様、犯人が(読者には)分かった上での事件である。
    今回も、というと語弊があるが、殺人事件である。ただし、「連続」の、ではあるが。

    犯人の心情も目的も描かれているとはいえ、動機が見えない。
    何故?一体?罪を犯してまで、殺人事件を起こすのか?
    マナガとマティアが追いかける事件は、しだいに点が線を結び、ある過去にたどり着く。

    それは禁断の実験。
    それは狂気の産物。
    そしてそれは復讐。

    悲劇の連鎖を食い止める為、復讐の果てに待つ哀しみを止めるため、マティアは神曲を奏でる

    シェアードワールドということで、最も近いポリ赤から今回もゲストが参加。
    ユフィンリーに加え、ユギリ姉妹がちょこちょこ顔を出しています。
    また冒頭には、ポリ赤1巻で起こった事件の顛末が。


    そして、物語の最後には、ポリ赤に繋がるあの事件の前兆が見え隠れする。

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