マッキンゼー式 世界最強の仕事術 (ソフトバンク文庫)

制作 : 嶋本 恵美 
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797337389

感想・レビュー・書評

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  • ・問題解決は、マッキンゼーの仕事の1つではない。マッキンゼーの仕事のすべてなんだ
    ・マッキンゼーではあらゆることが、3つ揃いで表現される
    ・MECE
    ・80対20の法則
    ・エレベーターテスト
    ・低い枝の実を採る (成果はすぐに提示する) → 信頼関係

    ・あくまで到達可能な目標を設定する
    ・チームは最適なスキルと人材を慎重に選ぶ
    ・チームの絆は食事ではなく、プロジェクトが進につれて形成されるものである
    ・チームメンバーが自分が重視されていると感じることが重要
    ・リーダーの1番の仕事は、チームの士気に気を配ることだ
    ・マッキンゼーにはPDネットというデータベースがあり、最近のプロジェクトや社内の研究活動の報告書を見ることができる

    ・ブレーンストーミングは関連する情報を仕入れてから行うべきだが、先入観はもたないようにする
    ・MTGは2時間を過ぎると効率が下がる
    ・1つのチャートに1つのメッセージ
    ・チームの問題児は、役立たずと敵意を持つ者だ
    ・面接は優秀であるだけではだめで、一緒に働きたいと思わせる
    ・仕事をしない時間を決める

  • 自身の経験と同僚たちへのインタビューから構成したマッキンゼーの仕事術。MECE(mutually exclusive,collectively exhaustive)ミーシーという「互いに重ならず、全てを網羅する」徹底した分析を顧客の代わりに行うことで、短期に変革を可能とする。

    ・分析の枠組み「フォーシズ・アット・ワーク」。
    「クライアントの原材料供給業者」「顧客」「競争相手」「代替製品の候補」の4つを特定し、そこに起こる変化と影響を考える。

    ・エンジニアの二乗原則。
    ある問題に方程式が一つ増える毎にシステムを解くのに必要な計算量が少なくとも、方程式の数の二乗に比例して増える。問題に影響を与える要因はいくつも挙げられるだろうけれど、最重要な2、3の「キー・ドライバー」に注意を集中する。

    ・資源を集中的に活用する事と、ヒエラルキーを排除する事。これが優れた意思決定につながります。ファームのクライアントが大きな変革を遂げようと苦労しているとき、問題はたいていこのどちらかでした。

  • HBSの英文ケースに、あまりに四苦八苦したので、ついでに読んでみた一冊。「決して売込みをしない」「刑事コロンボ戦術」など、興味深い内容がチラホラ。在籍者ならではの裏話的な話もgoodでした。でも、ケース課題とはあまり関係なかったかも。up-or-outやhierarchyなど、知りたかった内容はあまり記述なし。

  • 1 ビジネス問題の考え方

     すべてのことについて本質的に懐疑的であること。自分の思考の結果、出てきた答えに対して、「なぜこんなふうにするのか?それが最良の方法か?」と常に自問する。これを繰り返すことで問題を解決する。
     問題があるとき、その解決法をどう構築するか。その問題解決プロセスは3段階で、「①事実に基づき、②厳密に構造化し、③仮説主導である。」

    ①問題解決は「事実」から出発する
     手元の資料から「当初仮説」を立てて、その仮説を立証、または反証するために事実を集める。事実が重要なのは、
     ・直感の欠如を埋める
     ・信頼性の溝を埋める
    役割をするからである。
    ②MECE(もれなくだぶりなく)の貫徹
     互いに重ならずすべてを網羅することが不可欠である。MECEにより思考を構造化することで、最小限の混乱で、最大限の完璧さを得る。
     MECEにより構造化し、問題点が出揃ったらよく見る。その問題点はそれぞれ独立しているか?つまり互いに重ならないかを見極める。それによりすべてのことを考え尽くす必要がある。そして大きく問題点を分ける場合、3つの項目に分かれるのがベスト。
    ③当初仮説
     当初仮説とは問題を解決へ導く地図のようなものである。まず当初仮説を定義する。行動する前に問題の解決策を考える。それは間違っているかもしれない。その当初仮説は事実により、証明または反証されるべき対象である。よって次に事実を構造化することで、仮説を導く。問題点を構成要素に分解し、それぞれの要素に実施可能な提案を考える。それぞれの問題点にあげた提案をさらに細かな問題にわける。これによりできたものは問題点の系統図となり、解決へ導く地図となる。

     ここで、「その問題は本当に解決すべき問題か?」と問わなければならない。解決すべき問題は与えられた問題ではないかもしれない。それには問題を深く掘り下げるしかない。事実を手に入れ、問題を解決しようとするとき、向かっている方向が正しいか、周りに質問したり、さらに情報を集める。方向が違ったときの時間・労力のミスよりもはるかに小さくてすむ。

     我々が取り組む問題には「初めて」のものなどはない。一定のフレームワークに問題を落とし込むことにより、解決すべき問題は絞られる。分析のための枠組みの一つには「フォーシズ・アット・ワーク」というシンプルなものがある。「クライアントの原材料供給業者」「顧客」「競争相手」「代替製品の候補」それぞれに対して起こりうる変化、それに伴うインパクトなどを分析する。

     しかし、同時に「まったく同じ問題」は存在しない。解決策として同じツールを使うが、使い方は応用がいる。

     優秀なものは「直感」で問題を解決しようとする。その直感の多くは正しい。しかし、懸命に考えた解決法でなければ、必ず「見落とし」が生じる。

     また「解決策」に事実をあてはめてはいけない。当初仮説に合わない事実が出たとしてもそれは仕方ない。このときは柔軟に間違いに適応する。
     
     提案は現実的でなければならない。つまりクライアントの能力を超えたものではいけない。
     
     問題を解決しようとするとき、その道には障害物が散乱している。それの多くは「内部の政治的問題」、つまり「派閥争い」などである。また、マッキンゼーに来て欲しくない企業もある。真の解答を出して欲しくないと思う人がいる。

     協力な障害に対してできることは以下。
     ・問題を再定義する:遅れると単なる責任逃れ
     ・少しずつ改善しながら前に進む:組織改革を行う場合、すでにいる人に対処する
     ・政治にめげずに仕事する:政治的問題ですら解決することはできる

    問題解決への道を切り開く重要法則
    ・80対20の法則:上位20%が全体の80%を占める
    ・海の水を全部沸かすな:したほうがよいことは山のようにある。それを全部するべきか?必要な事実のみに集中する。選択の能力を持ち、自分のしていることに優先順位をつける。
    ・キードライバーを探す:キードライバーとは「最重要要素」これに焦点をしぼり、問題全体を核心にむかって掘り下げる。
    ・エレベーターテスト:自分の言うべきこと-問題点・提案・成果を30秒で相手に説明することができる訓練をする。また30秒ですべて完璧に伝えることができるように、その課題に熟知する。
    ・低い枝の実を採る:解決プロセスの途中ですぐに改善が見込めるチャンスが得られた場合、すぐにそのチャンスをつかむ、長期的な関係において、顧客にそういった成果を出すことで満足させる。
    ・毎日1つのチャートを作る:「今日学んだもっとも重要な3つのことは何か?」チャート、または箇条書きでもいいので文字にする
    ・シングルヒットを打つ:小さなことからコツコツと。すべてを一人でできるわけがない。いつも一人ですべてをやろうとするのは不可能で、たとえ一度でもすると、周りはそれを次回も期待する。その期待に一度でもこたえられなければ、信用を失う。
    ・大きな絵を眺める:目標を定期的に見直す。そのためには今いる場所から一歩引いてみる。
    ・正直にわからないという:プロフェッショナルとしての誠実さを持つ。
    ・「見当もつかない」は暗号:「見当もつかない」は「忙しすぎてそんなこと考えているひまがない」、「そういうことがわかるほど自分は頭がいいと思わない」、「面倒くさくて、役に立つようなことは何も考えない」のいづれかである。これはチャンスで、「するどい質問」をすることで壁をはがしていける。

    2 ビジネス問題の解決法
     「しかるべきときにその場にいて、あなたが何者であるのかをしかるべき人物が知っているようにすること」がマッキンゼーのマーケティング。
     目標としてはあくまで、到達可能な目標を設定する。やるべきことは最低限でよい。他にやるべきことがたくさんあるはずで、最高を目指してもきりがない。最高「限」などない。
     自分の行う仕事の最終結果が何であるかを知ることが重要となる。問題の大きさを探り、与えられた時間内に解決できるか検討する。そうでないなら、時間を延ばすか、問題を分割する。目標に到達するにはどのような資源が必要になるかを考え、それらが提供されることを相手に確認する。それに伴い、チームを編成する。チームの絆はプロジェクトが進むにつれて形成されることもあり、されないこともある。しかし重要なのは一緒にうまく仕事ができること、自分が重要視されているとメンバーが感じることにある。チームの絆を深めようと、食事に行くというのはあまり意味がない。それなら、チームメイトの時間を尊重することのほうが重要である。チームで仕事を行う上で、その士気に気を配る。会話をし、不満足があればすぐに改善する。そして一定方向に進む。

     自分の意見を主張するときはリスクを伴うものだ。はっきりした権限が与えられていないとき、他者の権限との境界がどこにあるのか注意する必要がある。
     事実に対して効果的なリサーチを行うには、まずキードライバーを見つける。そしてその事例と類似した問題を拾い上げ分析する。
     面接調査を行う場合、まず目的をはっきりさせ、ガイドを作る。
     面接調査の仕方
     ・ききたいことを順不同に書き出す
     ・目的をはっきりさせる
     ・面接相手の知識を持つ
     ・一般的から具体的な質問にわたる
     ・自分が答えを知っている質問をすることで、相手の知識、正直さを伺う
     ・最も知りたい3つの点は何かをはっきりさせる。

    面接調査7つの戦略
     ・相手の上司にお膳立てしてもらう
     ・こちら側は2人で
     ・誘導しないで聞く
     ・言い換える
     ・間接的なアプローチ
     ・求めすぎない
     ・帰り際にもう一つ(刑事コロンボ式)

     ブレーンストーミングする際に知るべきことは以下のとおり。
     ・悪いアイディアなどない
     ・ばかげた質問などない
     ・自分の意見をぶち壊す準備をする
     ・やめるときを知る:いつまでもダラダラしない
     ・紙に書く


    3 解決策の売り込み方
     発表内容は論理的でないと、プレゼン以前に思考が疑われる。
     重箱のスミをつつくようなことはしない。(フォントミスなど)一定ラインで境界を引く。
     関係者に事前報告をしておく:根回し
     データをチャート化し、一つのチャートに一つのメッセージを入れる
     
     社内のコミュニケ-ションも重要だが、クライアントとのコミュニケーションも重要。クライアントにやる気をどう出させるかが重要である。
     また自分の成果物は惜しみなく出す。自分の成果はクライアントの成果である。


    4 マッキンゼーで生き抜く方法
    ・自分だけのメンター(師匠)を見つける
    ・旅から旅の生活を楽しむ
    ・あらゆる人に最大限の敬意をもって接する
    ・よきアシスタントを確保する
    ・マッキンゼーに求められる能力=分析的思考・問題を構造化する能力・複雑な問題にどう対処するか
    ・人生を楽しむための3つのルール
      週に一日は仕事禁止日とする
      仕事をうちに持ち帰らない
      前もって計画する

  • マッキンゼーが目立つが、ビジネス課題解決のハウツー。
    Part1~3がポイント。他著書同様のところもあるが、面接の臨み方、ブレストのテクニック等が新鮮。

    Part1:ビジネス問題の考え方
    ・「事実に基づき」「厳密に構造化され」「仮説主導である」
    ・始めての問題など存在しない。ツールの活用
    ・猛烈に働くのではなく、賢く働く。
    ・キードライバーに注意を集中すること
    ・はっきりと、正確に30秒で説明できるぐらい正確に知り尽くすこと
    Part2:ビジネス問題の解決方法
    ・チーム編成。直接会ってメンハ゛ーを決定する
    ・チームの志気を保つ
     「チームの体温を計る(チームメイトと話す)」「一定方向に進む」「作業の目的を知らせる」「敬意をもって遇する」「チームメイトを人間として知る」
    ・上司を引き立てる(仕事に全力で臨み、上司が必要としているときに自分の知っていることをすべて知っているようにすること)
    ・リサーチ。年次報告書。ベストプラクティス・
    ・面接(極めて重要)。周到な準備で面接に臨む。
    ・面接を成功させる7つの戦略
    「上司を通す」「2人で面接をする」「相手が自由に答えられる質問をする」「言い換える」「面接の相手が質問する人と面接の進行になじむようにする」「求めすぎない」「刑事コロンボの技」
    ・ブレーンストーミング。準備が必要。ファクトパックを事前に配布、理解してもらってスタート。
    Part3:解決策の売り込み方(プレゼン)
    ・聞き手が楽についてこれる明快なストーリ
    ・事前の根回し必要
    ・データをチャートで説明(図解)
    ・一つのチャートに一つのメッセージ。無駄な配色は避ける。

  • この本を読んで、マッキンゼーで働いてみたくなった。
    問題の捉え方とか、解決方法とか、一度実際に働きながら学んでみたいものだ。
    忙しいだろうけど、頑張った分だけ一生活かせる考え方が身に付きそう

    問題解決はマッキンゼーの仕事のすべてなんだ。ありとあらゆることについて、もっとよくする方法は無いか、ひっきりなしに頭を働かせている。つねに自分の中の誰かが、「なぜ、こんな風にするのか?これが最良の方法か?」と聞いてくる。すべてのことに関して、本質的に懐疑的でなければいけない。

    自分の出した解決策を、クライアントに、はっきりと、性格に、30秒で説明出来るくらい完璧に知り尽くすこと。それが出来れば自分のしていることを十分よく理解しているといえる。その解決策を売る資格があるということだ。

    一日の終わりに、今日学んだ最も大事な三つのことは何だろう?と考える。

    ファームにいたときに学んだ一番貴重なことは、大きな絵について考える、ってことだと思う。一歩退いて、今何を達成しようとしているのか考えて、それからそのしていることをじっと見て、自分にこう聞くんだ。これは本当に重要なことか、ってね

    An investment in knowledge always pays the best interest.

  • マッキンゼーの人達の実態を卒業生が書いた本

    戦略コンサルの最高峰であるマッキンゼーがなぜ今の位置にいるのか?
    マッキンゼーがマッキンゼーたりうるというのはどういうことかが書かれている。

    面白いと思ったのは、実際のプロジェクトの流れが具体的な経験をもとに書かれていたこと。
    実際に、仕事の全貌がベールに包まれていて情報がない中で、これだけでも明らかになっているとイメージがより明確にできるだろう。

    インタビュー方法などはコンサルでなくても参考にできると思った。

    同シリーズの青い本はほとんど本書の使い回しなので、本書でそのエッセンスは分かるはず。

  • 部下を誘う時には、休日の昼間、家族ぐるみで。ヒアリングの後は、必ず肉筆で礼状を書く。仮説主導、仮説主導、ミーシー、ミーシー。この本から教わったことは数多くあります。
    それと、手軽ですw

  • 有名コンサルティング会社マッキンゼー。
    彼らが当たり前としている仕事術とは。

  • 課題図書、二冊目。
    単行本も読んだので実は再読。でも、学生時代とは感じ方や捉えた方が変わっていた。
    そして、改めてコンサルタント向きと言われる理由はわかったけど、やっぱり事業してるのが好き!(笑)

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