「空海」の向こう側へ　現世を生き抜くための密教のすすめ [ソフトバンク新書] (ソフトバンク新書 40)

著者 : 山川健一

• SBクリエイティブ (2007年5月16日発売)

感想・レビュー・書評

[袋 トメ男さんの感想 · 2010年7月4日]

図書館でなんとなく。山川 健一さんという著者の事を宗教学者だと思って本を読み始めたのが不幸の始まり。
多分著者の一番の主張は、「大麻は世界を広げてくれる素晴らしいものである。その証拠に密教の護摩では大麻がたかれ、偉人空海もトリップしていたに違いない」という点なのだと感じた。
古今東西、良い宗教家のまわりには「わかる！空海さんのそういうところ俺と一緒だなー！！」と一方通行な親近感を抱いてすり寄ってくる人が集まるものである。ダライラマの講演会で宇宙人の存在云々についてとうとうと捲し立てた聴衆のひとりとこの本の著者がだぶって見えた。
読後バッドになった。