17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る! (サイエンス・アイ新書 72)

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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797342581

作品紹介・あらすじ

北アメリカで、17年や13年のサイクルで大発生する周期ゼミ。この周期ゼミの謎を解き明かし、生物界を"あっ"といわせた著者が、仮説やモデルを使った検証をもとに、周期ゼミ(素数ゼミ)の全貌を解き明かす本書は、生物進化についても衝撃的な展開が盛りだくさん。「生き残るための条件とは?」「メイトチョイスとは?」など、生物好きを夢中にさせること間違いなし。

感想・レビュー・書評

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  • 進化の項目に関しては疑問点があるが、素数ゼミの鳴き声の描写が面白かった。

  • 米国で、13年・17年起きにセミが大発生するそうなのだが、これに素数が関係していたというから驚き。その他、北アメリカやヨーロッパに虫の数が比較的少なく、日本は比較的多い理由も興味深かった。我々の文化の一部となっている虫たちがこうして多様化したのだなと感慨深いです。

  • アメリカに13年と17年毎に大発生する周期ゼミがいる。この周期ゼミはなぜ13年と17年の素数の周期を持つにいたったのか?その謎をどうやって解き明かしたのかを丁寧に説明する本。

    「科学とは、なぜなのか疑問を持ち、1から考えること」

  • 読み始めたあとで、著者がこのテーマで本を書くのは2冊めだということに気づく。これは失敗。なんか肝心なところで未消化な部分が残ったけれど、1冊めで詳しく説明してるのかもしれない。1冊めを読んでみよう。

  • 素数の17年13年に大量発生するセミの謎を解明といっても、あくまで仮説。交雑が起こるとその種の数が激減するわけで、それを避ける形で、17年13年の周期が残った。分かったようでわからないような・・・期待していただけに残念。201306

  • 内容情報
    [日販MARCより]
    北アメリカで17年や13年のサイクルで大発生する周期ゼミ。この周期ゼミの謎を解き明かした著者が、仮説やモデルを使った検証をもとに、周期ゼミの全貌を解き明かす。生物進化の本質に迫る1冊。
    [BOOKデータベースより]
    北アメリカで、17年や13年のサイクルで大発生する周期ゼミ。この周期ゼミの謎を解き明かし、生物界を“あっ”といわせた著者が、仮説やモデルを使った検証をもとに、周期ゼミ(素数ゼミ)の全貌を解き明かす本書は、生物進化についても衝撃的な展開が盛りだくさん。「生き残るための条件とは?」「メイトチョイスとは?」など、生物好きを夢中にさせること間違いなし。
    プロローグ セミの大発生に街は大騒ぎ!
    第1章 日本のセミと素数ゼミの違い
    第2章 素数ゼミの秘密に迫る!第3章 素数ゼミを追って!
    第4章 素数ゼミの謎はどこまで明らかになったか
    第5章 進化の歴史とムシの多様性
    第6章 メスの「オス選び」と種分化の歴史
    第7章 素数ゼミの秘密はどうして解けたのか

  • [ 内容 ]
    北アメリカで、17年や13年のサイクルで大発生する周期ゼミ。
    この周期ゼミの謎を解き明かし、生物界を“あっ”といわせた著者が、仮説やモデルを使った検証をもとに、周期ゼミ(素数ゼミ)の全貌を解き明かす本書は、生物進化についても衝撃的な展開が盛りだくさん。
    「生き残るための条件とは?」「メイトチョイスとは?」など、生物好きを夢中にさせること間違いなし。

    [ 目次 ]
    プロローグ セミの大発生に街は大騒ぎ!
    第1章 日本のセミと素数ゼミの違い
    第2章 素数ゼミの秘密に迫る!第3章 素数ゼミを追って!
    第4章 素数ゼミの謎はどこまで明らかになったか
    第5章 進化の歴史とムシの多様性
    第6章 メスの「オス選び」と種分化の歴史
    第7章 素数ゼミの秘密はどうして解けたのか

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 素数年ごとに大発生する北米のセミの生態と進化について。素数である理由については10年以上前に高校で聞いたことがあったけれど、その進化についての仮説がまた面白かった。

  • 『17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る!』
    (吉村仁、2008年、サイエンス・アイ新書)

    アメリカでは、13年と17年おきに発生するセミ(周期ゼミ)がいます。
    実はカギは13と17がともに素数であるということにありました。

    また、
    アメリカの面積と日本の面積を比べた場合、日本はアメリカよりも面積がかなり小さいのにアメリカに匹敵するような虫の種類が生息しています。
    これはなぜか。それは本書を読んだお楽しみにしておくということにしますが、この理由がわかったとき、日本人が何故虫の音にしみじみと感じるのかがわかったような気がします。

    (2009年8月17日)

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著者プロフィール

静岡大学 工学部

「2010年 『未来コンパス 13歳からの大学授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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