鉄塔 武蔵野線 (ソフトバンク文庫 キ 1-1)

著者 :
  • ソフトバンククリエイティブ
3.68
  • (13)
  • (32)
  • (29)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 257
感想 : 36
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797342642

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 第6回ファンタジーノベルス大賞を受賞した作者唯一の作品で、映画にもなりました。この本を読むと鉄塔をじっくりと見る事になるでしょう。5年生の少年が夏休みにやったハラハラドキドキの冒険です。鉄塔 武蔵野線1号から81号まで計500枚以上の写真を掲載、ハードカバー版、新潮文庫版、ソフトバンク文庫版それぞれ僅かながらも物語の内容が異なる。残念ながら絶版になってしまいました。

  • 冒険したくなった。写真の多さに愛を感じる。

  •  とてもノスタルジックな作品です。
     
     家の近所に立っている鉄塔、遠く仰げば更にその電線の列は伸びて行く。一体どこまで続くのか。果たして終着地にはなにがあるのか。

     不安な気持ちもあるけれど、それでも好奇心には勝てない。

     そうだ!確かめに行こう!

     通過点にある鉄塔の下は僕らだけの秘密の「結界」

     ジュース瓶のふたを埋めて、僕たちの冒険の旅路の証にするんだ!

      まだ世界が狭かった頃を思い出す、こころ温まるお話です。

  • 子供のころには何度も何度も遠くに行きたいと思い、叶えられなかった夢であった情景を、この小説が再現してくれる。そうして、旅の最後には、成し遂げたものだけに与えられるべき感動が待っている。

  • 夏休みに鉄塔をたどる旅に出る少年たち。マニアな鉄塔評を乗り越えて辿り着く最終章はなんだかしょぼいが、これを読んだ後、車窓から鉄塔を無意識に見つめるようになった。影響力大。

  • 気になる。本屋さんの書評で興味を持った。
    うちの近くにあるんだ。この鉄塔。

  • 少なくとも私の中では伝説級の小説が奇跡の復刊&完全版化!
    聖地巡礼にも似た少年達のひと夏の冒険譚が再び。やがて立ち昇ってくる異形の存在「鉄塔」にあなたは何を見るだろうか。

銀林みのるの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×