きみに読む物語 (ソフトバンク文庫)

  • SBクリエイティブ
3.89
  • (48)
  • (40)
  • (49)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 475
感想 : 50
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797343434

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • アルツハイマー病に冒された妻に、ノートに書かれた物語を読みきかせるという話。そこには、過去に二人が燃え上がるような恋をした真実が書かれている。牧歌的な景色に二人の奥ゆかしい恋が溶け合うよな、清らかな愛の物語である。ストーリー的には王道なのかもしれないが、ひしぶりに純愛小説を読み心が洗われた気がする。

  • 長い年月をかけて1人の女性を愛し続けた男性の物語を、綴ったノートを読みながら展開する。
    優しい、でもときには強く、相手の気持ちも痛いほどわかりながら、ダメだという感情も抑えながら。
    最後の恐怖までずっと一途を貫いた奇跡、あぁこれがラブストーリーなんだと思った。
    これ、映画もあるのね、観たいなぁ。
    271冊目読了。

  • ノアとアリーの物語。
    アルツハイマー病で家族の顔も名前もわからなくなったアリーに、ノアは毎日ふたりの出会いの物語を読み聞かせる。
    詩や絵画を愛する二人が描写する互いの姿が美しい。

    実話ベースで映画にもなっている?ようなので、機会があれば見てみたい。

  • 素敵なフレーズでした。
    “若者は性急で我慢がきかず、つねに沈黙を破らずにはいられない。あれは浪費だ。なぜなら沈黙は純粋だから。沈黙は神聖だ。なぜ人同士を引きつけるかというと、心やすまる関係を結んでいる者だけが、何も言わずにすわっていられるから。これは大いなる逆説だ。”

  • 痴呆症の恐ろしさを感じました。忘れてしまう、思い出せないつらさ。忘れられていくつらさ。

  • ザ・純愛ラブストーリー。

    昔はこの手のものは苦手でしたが、少し大人になったのか、面白いと思うようになってきました。

    1人の愛した人をずっと愛し続けることはなんて素敵なことなんだろうと思いますね。

    全てを捧げるという気持ちに感動しました。
    自分は二の次で、相手を1番に思う。
    そんな人に出会えたらいいな。

    しかし、自分には詩を楽しめる感性をまだ持ち合わせていないので、ちょっとずつ楽しんでいこうかな。

  • タイトルに惹かれて映画観てみたいなーと思ってたら、わりと最近深夜に放送してたんで録画して…でも観てなくて、そのうち原作を読みたいと思うようになって、この度ようやく入手して読んでみた。
    おそらく海外小説読んだのってこれが初です!

    映画も観てみたけど、小説読んでからだとあれはなんか違う。
    ノアがチャラ男で、アリーも元気が取り柄のバカ娘…みたいなんだもん。
    小説のノアは史実で優しいけど男らしさもある~みたいな人で、アリーは知的だけど少女の心も持ってる美人さんって感じ。

    マリッジブルーってのはわりとよくある話だろうけど、アリーの場合は結婚が不安とかじゃなくてノアの存在が心の大前提だから結婚前に会いに行った~っていうのが正しい気がする。
    でもだけど、それならやっぱりロンと婚約しちゃいけないよ。それか、ノアに会ってはいけなかったか…のどっちかだったハズ。

    身分違いの恋とか、ノアが送った手紙をことごとく隠すアリー母とか…昼ドラか韓流ドラマか?みたいな展開もあったけど、まさしく純愛と呼ぶにふさわしい話だったと思う。
    アリーにとって、ノアが初めての人で尚且つ他にはいなかった~ってことが、アリーの本心の表れだったんじゃないかな。

    他の人にとってどこが泣くポイントか分からないけど、私はノアとアリーにとっての2度目の別れのシーンで号泣でした。
    私は女だけど、ノア側の気持ちになっちゃって…。
    だからアリーが、できるだけ人を傷つけないで幸せな結末を迎えたいとも思う~って言ったときは、そりゃアンタは何事もなかったようにロンと幸せになりゃいいかもしれないけど、ノアはどーすりゃいいんじゃ!ってかノアは傷つけてもいい唯一の人なの?って思っちゃったよ。
    まぁでも結局は一緒になれてよかったと思う。それは心からそう思う。ってか、そうじゃなきゃやっぱ最初から会いに行ったりしないよね。

    しかしアルツハイマーって怖いね…。
    思い出は共有する人がいてこそ、だもんな。

    愛を綴ったノートはそれだけで素敵な物語だね*

  • ノートの続きが手紙を読むことで知ることができる。
    とても印象に残りました。自然が頭の中に溢れ出て、まさに自分がその場所にいるような感覚になりました。

  • 時間があれば。

  • 運命の人との再会
    もう一度恋に落ちる二人
    激しくも穏やかな世界に引き込まれました

全50件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ネブラスカ州オマハ生まれ。大学を卒業後、さまざまな職業を経験。1996年に『きみに読む物語』を発表すると、全米で600万部を超す大ベストセラーとなり、一躍人気作家の仲間入りを果たす。その後も『メッセージ・イン・ア・ボトル』『親愛なるきみへ』など、すべての作品が全米ベストセラーの上位にランクイン、累計5000万部のセールスを記録している。

「2013年 『セイフ ヘイヴン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ニコラス・スパークスの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×