ぞわぞわした生きものたち 古生代の巨大節足動物 (サイエンス・アイ新書)
- SBクリエイティブ (2012年3月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797344110
感想・レビュー・書評
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「ぞわぞわした」とは足のいっぱい付いている節足動物のイメージでしょうか。
何故か甲殻類以外の節足動物は人には嫌われていますが、実は種の数で言えば地球上の生物のうち90%近くは節足動物なんだそうで。つまり地球は節足動物の星と言っても過言では無いのです。
この本ではもう滅亡したものから現生のものまで節足動物がたくさん紹介されます。中には2メートル近いヤツもいたとか。凄いです。笑 でも巨大化はそのあたりが限界で、ナウシカの王蟲のようなヤツは存在できないようで。ちょっと残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古代の節足動物の進化や繋がりがよくまとめられた本です。要点を抑えた解説と図や写真でわかりやすくまとめられていたと思います。
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タイトルとはいい意味でギャップのある(一般人から見た)専門書的内容となっている。元から詳しい内容が目的で買っているので評価点。
多くの古代節足動物に焦点を当て詳しく解説しているので、興味がある人にはたまらない本。 -
節足動物が大きく元気に生きていたころは、現代よりも酸素濃度が相当高かったからなのか!納得!
化石の三葉虫の組織や化学物質から、ファコプス目の三葉虫の複眼は緑色で体は赤かったらしいということが判ってとても満足。
文字が多い専門書。
もっと絵や説明をふんだんにいれてくれれば小学生も喜びそうな内容の濃い一冊。 -
10月新着
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タイトルで気軽に手に取ったが中身はけっこう専門的で、生物学の歴史の記述が多く文章も硬めで読みやすくはない。図版は多彩で楽しい。
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地球上の動物の大多数を占める節足動物の起源と進化。
金子隆一氏は恐竜の絶滅以外の話題ならとても素晴らしい記事を書く。
本書も節足動物のうち三葉虫、鋏角類、多足類、六脚類について知識を深めてくれる。
ただ、六脚類(昆虫)はメガネウラで話が終わっていて物足りないし、甲殻類についてはほとんど触れられていない。
ここはやはり、甲殻類と昆虫で1冊ずつ本を出してもらうのを期待しよう。 -
タイトルからは、もっとオフザケ系の「へんないきもの」的本か、うへぇ~気持ち悪い、と絵を見て喜ぶための本かと思いましたが、いたって真面目な生物の系統を説くものでした。なぜそういう形になったのか。なぜそんな大きさになったのか。資料としても素晴らしい。節足動物好きマスト。
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古生代から現代までの節足動物について大きさや系統についてわかりやく書いてあって、初心者でも、簡単に読めて面しろかった