大聖堂-果てしなき世界(中) (ソフトバンク文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (680ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797346244

感想・レビュー・書評

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  • この中巻では、徐々に悪役がはっきりと見えてきて、それと共にむかつき度もアップ。修道院長とラルフは中でも最低。でもこの作者、基本的に悪役は女性を強姦するばっかりで、もう少し悪役の作り方を考えてほしいところ。そしてこの巻では、異端裁判が登場。真剣に裁判をする様子に、中世の時代は神に対して非常に敬虔だからこその裁判と思いました。終盤は欧州を席巻するペスト。死者が増える中、悪い奴ほど生き残る。という法則が当てはまるのかどうか、またカリスの運命は?すごく気になる展開で、いよいよ次は最終巻です!

  • ★評価は読了後に。
    過去のペスト、コレラ、スペイン風邪、、、歴史は繰り返す。時が流れて、文明がどんなに高度化しても、変わらない減算たる事実、考えさせられます。
    それにしても、この作品、ほとんど前作の面影を失っているように思うのですが。エンターテインメントの続編というのはやっぱり質が落ちるということですかね。

  • 圧倒的に面白くなってきた。序盤に大量に人が登場したので自分で作った人物リスト、それが頭に入ってきた頃から、もう止まらない。特に中巻だからか、とにかく話が盛り上がる、悪い奴はとことん悪くのし上がり、真っ直ぐな奴はとことん悩み苦しみ。

    一気に600ページ余りを読み切って、そのまま下巻へ突入した。

  • 時代が十年ほど進んで、ペストがやって来た激動の時代。みんなの激しく揺さぶられる運命にハラハラして一気に読了。翻訳版の中・下巻の境が中途半端なせいもあるけど、既に夜中なのにも関わらず下巻に突入せざるを得ない勢いの良さ。 それにしても、悪い奴ってほんとに悪運も強いねえ。

  • 聖職者ですら悪意を持って世の中を牛耳る世界…なんて未開でいやな世界なんだ。こんな時代に生まれなくてよかった。今の時代はまともだし…と、読んでて思うが、今から500年後の世界の人から見たら、2000年代はなんて不自由な生活をしていたんだ、と思うのだろうか。

    そして大きなターニングポイントのペスト。はたしてキングズブリッジでは誰が生き残れるのか…。(誰を作者が残すのか)

  • このあたりから読み止めるのが厳しくなるなあ

  • 百年戦争、ペストを背景に中世英国都市キングスブリッジを舞台に描かれる中世絵巻第二部中巻。
    主人公が現代視点の知識持ちすぎとかご都合主義とかそういう批判はしてはいけない。純粋に歴史エンターテイメントを楽しむべき。引き続き無茶苦茶面白い。

  • 下巻にまとめて記載。

  • 中巻まで読んで、前作より今作の方が好きかも?
    相変わらずの不幸の連続。私の心が折れそうです(´Д`。)+
    いや、しかし面白かった。
    マーティンもカリスもグウェンダも・・・かわいそうすぎるよ。
    それでも生きている限り、人は進んでいくしかないのですね。
    下巻が楽しみすぎる!

  • 中巻では、修道院長となったフィリップが、市を開き交易を盛んにしてキングスブリッジの繁栄に貢献する。その富を得て念願の大聖堂建立に着手する。
    一方、旧のシャーリング領主を襲い新たにシャーリングの領地を手に入れたハムレイは、キングスブリッジの繁栄が妬ましい。時のイングランド王であるリチャードになんとか取り入り後ろ盾を手に入れると、なにかと邪魔だてをして修道院長の顔を潰したいと目論む。その手練手管は建築素材である石切場を襲ったり、教会側で院長と反目する司教と手を組んだり、キングスブリッジの街を焼き討ちにしたりやりたい放題である。

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著者プロフィール

Ken Follett
ケン・フォレット
1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の眼』を発表、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞。1989年に発表された『大聖堂』は全世界で2000万部を超える大ベストセラーに。その後、続編『大聖堂-果てしなき世界』、「百年三部作」の『巨人たちの落日』『凍てつく世界』『永遠の始まり』を執筆、さらにはキングズブリッジ・シリーズの『火の柱』および本書を書き継いでいる。最新刊は『ネヴァー』。


〈扶桑社ミステリーのケン・フォレット作品〉
火の柱(上・中・下)
ネヴァー(上・中・下)

「2022年 『大聖堂 夜と朝と(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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