大聖堂―果てしなき世界 (下) (ソフトバンク文庫)

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感想 : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (680ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797346251

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーというか内容としては★2.5。
    残念だけれどもいわゆる続編の域を超えていない、やってはいけない感じで金儲けか?と言われてもちょっと反論できないかも。何故続編と銘打ったんでしょうかね?
    と言うのも内容、特に中後半のペストの展開、まさに今のCOVID-19を見ているようで、重ね合わせる感じで読めて面白かったので、猶更残念感があった次第で。
    それにしてもマスクに人との接触を避ける、何にも変わってないっすね。そしてこの本によれば、疫病の蔓延は2・3周りして何となく終わったような感じで、、、
    我慢するしかあるまい、皆さま、Stay strong, safe and healthy.

  • 中巻の勢いをそのままに、下巻は一気に読み切った感じ。上中下で1900ページ余り、とても楽しい時間だった。最後まで、それぞれのキャラクターが特徴的、そして最後は期待通りの結末。(細部に至るまで、徹底した勧善懲悪、大団円が過ぎる感じもあったけど。)こんな小説に出会えたことに感謝。これを超えるような小説に、出会う日は来るのだろうか。

  • 前作のジャックとアリエナの子孫で没落貴族の子マーティンと弟の乱暴者ラルフ、街のオルダーマンの娘のカリス、自由農民ではない労働者の娘グウェンダ、この4人を中心に、ジャックが建てた大聖堂のある14世紀の南イングランドの架空の町で繰り広げられた数奇な運命のからみ合いも、とうとう終わってしまった。 壮大だったなぁ。次から次へと問題を起こしてくれる悪役もしぶとくて。
    トマスはもっと活躍するんだと思ったのにな。まあ、天寿を全うできてよかったけど。あと、ブラザー・ソウルも結構期待してたんだけど。2人とも、世が世ならというか、有徳の修道院長の下でなら、もっと活躍できたはずの人たちだったのに。残念でした。
    イングランド一高い塔を建てたい、というマーティンの悲願が、ちょっと影が薄くなりがちだったのもちょっと残念かも。あまりにも色々なことが怒涛のようにありすぎて。 長い長いお話だったけど、終わってしまった。
    ラストシーンが爽やかでとてもよかった。高い塔の上を通る風、遥か遠くまで見渡せるイングランド南部の風景、高みから見下ろす人々の営み(アビニョンへ旅立っていくフィルモン!)……充足と幸福。 満足。

  • ペストとの戦いやラルフの暴虐にも決着がつき、よい終わり方だった。でもなぜか、グウェンダとアネットの和解のシーンで胸がいっぱいになった。
    それにしても、マーティン、ちょっとモテすぎじゃないかい?w

  • 前作に負けず劣らず面白かった。
    この長大な物語を飽きさせることなくえがく手腕がすばらしいと思った。

    無駄な性描写が時々挿入されるのは要らないけどな。
    前作からそうだったっけ・・・

  • 英国中世大河第二部もこれにて終了。
    ペストの脅威に晒され続けた暗黒の14世紀にも人々の営みと叡智が輝いていたのだと。
    城壁を閉めペスト禍から街を救い、無知と保守の巣窟となった修道院を封じ込め、ルネサンスを迎えるまであと数世紀と。

  • 圧巻の一言!

  • また入り込めなかった…

  • 続編のジンクス、全くなし!
    むしろ『大聖堂』よりおもしろかったんじゃないかと思う。

    舞台は『大聖堂』の約200年後。ペストの流行する中世ヨーロッパ。この作品でも当時の時代の空気感や時代背景がよくよく調べ上げられたうえで表現されている。このケン・フォレットという作家さん、何でここまで幅広い知識がおありなのか。建築について当時の生活についてペストについて。。。まるで見てきたかのように表現されていて、まずそこに引き込まれてしまう。

    そして、これもこの作家さんの特徴と思うが、登場人物についても、これまた見事に描いている。『大聖堂』の登場人物の子孫たちを中心として書かれているが、今回も心理描写や人間関係に引き込まれてしまった。変に「素晴らしい人物像の主人公」を描かずに、みんなが人間臭い!弱いところもあるし、ちょっとずるい気持ちもある。それでも前を向いて生きていく、そんな姿に共感してしまう。

    人類の長い歴史の中、精神・宗教観、社会の仕組み、そして人々の生き方は変わっても、一方で変わらない価値観もある(別れの悲しみ、愛情など)。脈々と受け継がれてきている人類の長い歴史の一片を切り取って『果てしなき世界(World without End)』を描いている。

    これからもしばらく、ケンフォレット漬けの日々になりそう。

  • 橋の落下による災害やペストの流行を経て、大聖堂の立て直しをする物語。
    羊毛商人の娘カリスと、貧しい労働者の娘グウェンダ。二人の少女は生き生きと力強く描かれていて、それぞれ全く違う生き方ではあるものの波乱万丈に、彼女たちと共に時に怒り、喜び、そして夢中になって読み進めている。

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著者プロフィール

1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の眼』を発表、同書はアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞した。1989年に発表した『大聖堂』は全世界で2000万部以上を売り上げ、18年後に刊行された続編『大聖堂―果てしなき世界』も大きな話題を呼んだ。壮大なスケールで激動の20世紀を描いた本書「百年三部作」は、フォレット畢生の大作として世界的ベストセラーとなった。

「2016年 『永遠の始まり Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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