無責任のすすめ (ソフトバンク新書)

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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797346541

感想・レビュー・書評

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  • 「なにも失うものがなくなったので、これからは大いに本音で、無責任を実行する」と断ったうえでの社会批評である。なんだかねえ、こう言われると、じゃあ失うものがあるときは二枚舌でいくのか?と勘ぐりたくなる。これまで読んできた彼の著作がこれで一気に信じられなくなった、これは根源の本である。こういう「本音」は世間知バカが大いに感じ入って、実際にも実行していることだよ。「宗教」の解説者などという職業には、実際には二枚舌的付す気味悪さが必要悪なのかもしれない。

  • 世の中に歪みに対して「責任」という基軸で、いろんな怒りや文句を(無責任に)ぶちまけている。「責任をもつ」ことと「責任をとる」ことが混濁した印象を受けた。主張の内容には、賛同できること/できないことが入り乱れていて、一冊通じた評価は難しいが、いろんな気付きを与えてくれたのは確かだ。宗教家がなぜ政治を批判するのかわからないけど、10年前の自民党支配に対して「もし民主党が政権をとれば....」と憂うのは、今となっては少し痛いかな。しかし、最後の方は、宗教と人生観の関連が色濃くなり、さすがにこうした文脈は読み応えがある。

  • 宗教家として有名な著者が綴った一冊。

    偉い人は責任を取る必要があるけど、そうでない人はとる必要がないと断言、その背景には実際には逆であることが多いからだとか。

    言ってることは至極納得、でも実際にはこの生き方を貫くのは難しそう。

  • [ 内容 ]
    自民党支配、義務教育、いじめ、競争社会、日本型資本主義、宗教家の役割、働くということ…。
    日本を支配する無責任体質を痛烈に批判し、我々国民が取らされようとしている責任を、一体誰に返すべきかを問いかける「怒りの書」。

    [ 目次 ]
    第1章 国民は、あくまでも無責任でいいんだ
    第2章 国家は必要悪だということを認識してほしい
    第3章 日本は、競争原理が支配する地獄なんだ
    第4章 泥の中で苦しむか、泥から出て幸せになるか
    第5章 日本版民主主義は最悪の政治形態なんだ
    第6章 企業のための資本主義には人間らしさがない
    第7章 自分で責任を持てなければ、無責任に仏様に頼ればいい
    第8章 大マスコミが持つべき責任と、無責任な所業
    第9章 宗教って、それほど縁遠いものではないんだな
    第10章 最後にビジネスパーソンの生き方について語りたい

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    [ 参考となる書評 ]

  • ■この本を知ったきっかけ
     本屋でみつけて
    ■読もうと思ったわけ
     『「狂い」のすすめ』で結構癒されたので、他の著書も読みたくて
    ■感想
    気持ちのいいくらいの毒舌です。
    政治批判(この時の与党は自民党なので、自民党批判ですね)、社会批判をしてます。

    突っ込むところはありますが、読んでて気が休まるところもあります。

    いまの競争社会が本来人間のあるべき姿か?と問われれば、やはり違うと思う。
    ウサギとカメの話は面白かった。

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プロフィール

1936年、大阪市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程中退。気象大学校教授を経て、現在、仏教・インド思想の研究、執筆等に幅広く活躍。仏教を、一般の人々に平易な言葉で伝えている。主な著書に『仏教の歴史』(全10巻)『仏教 はじめの一歩』『人間の生き方を道元に学ぶ』『因果にこだわるな』『釈迦』『仏陀』『面白いほどよくわかる世界の宗教/宗教の世界』『親鸞』『法然』『道元』『仏教の釈迦・キリスト教のイエス』『大乗仏教の真実』『生活のなかの神道』(以上、春秋社)、『自分らしく生きるための禅』(中経出版)、『日本仏教史』(河出書房新社)、『〈法華経〉の真実』(佼成出版社)、『「孤独」のすすめ』(SBクリエイティブ)、『気にしない、気にしない』(PHP研究所)など600冊を超える。

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