日本を変えた10大ゲーム機 (ソフトバンク新書 87)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797346992

感想・レビュー・書評

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  •  流石にここにあげる全てのゲーム機で遊んだことはないが、自身の幼少期から普通に親しんできたゲーム機に対して、よくよく時代背景や、そのスペック、覇権争いの勝利若しくは敗因原因を徹底的に調査していることに関しては脱帽すべきで、単にゲーム機だけの話しに止まらず、多種多様なことにも当てはまるのではないか。
     それにしてもさらに今は、Nintendo Switchが勢いあるも、ゲーム機でなく携帯アプリゲームとのさらなる新たな攻防が繰り広げられている。
     ファミコン世代の自分は、自身を振り返りつつ楽しめた。

  • 1970年代後半のインベーダーゲームから2000年代後半のPS3まで、約30年に及ぶ日本の家庭用ゲーム機の歴史を時系列に沿って俯瞰的に知ることができた。当時の世相、業界内の情勢、各社の戦略なども交えて、各ゲーム機が果たした役割と功績がうまくまとめられていると思う。幼い頃からゲーム機と共に育ち、大人になっても最新ハードでゲームを楽しんでいるような人にはオススメの一冊。

  • 新書文庫

  • 10大ゲーム機と題されていますが、それは多いのか少ないのか、日本を変えたとうたうには、つまりはそれだけの影響があったゲーム機が厳選されているわけで。それをもって「10大ゲーム機を挙げてください」と言われたときに、ぽんぽんぽーんと5個以上挙げられた方は、きっと本書を楽しく読めます。つまるところ本書は、日本のコンピューターゲーム史の変遷であり、ゲーム機を中心にそれを取り巻く文化がまとめられています。またゲーム機の説明も無駄に仕様を並べるわけではなく、前機種と比較した性能や、グラフィックやサウンド面ではどのような特色であるかの説明もあり、ゲーム機自体がその時代でどのような位置づけであるかも把握できます。各章は節で分かれており読みやすく、時代背景の説明も手伝って、最後まで楽しく読むことができました。

  • インベーダーの頃からまとめようとするとどうしても細く長くになりがちなのでどっかで区切って書いてほしかった

    あと最近のゲームの発売時期が体感より2年ほど早くて戸惑った

  • ブックオフで購入する。ゲームをつくりたい。理由はない。だから、この手の本をとえいあえず読んでいる。面白い本でした。

  • 所在:展示架
    資料ID:10801851
    請求記号:589.7||Ta86

  • ファミコン、ゲームボーイ、PS、XBOX、ニンテンドーDS、Wiiなどの歴史を彩った機種を、その時代背景に合わせて紹介した一冊。

    単純にゲーム史の年表としてもとても面白かった。
    また、ソフトについて語られることは多いけど、ハードについて記述された本は少ないので、とても勉強になった。

  • さきに『教養としてのゲーム史』を紹介したが、本書はその前に書かれている。完成度は断然こちらのほうが高いと思う。とても興味深い内容だった。ゲーム機の歴史を10台のハードを軸にして描いているわけだが、あまり知られていない事実も含め、そのストーリー展開に引き込まれる。 続きはブログ→http://hiderot.blogspot.jp/2012/07/10_16.html

  • スペースインベーダーからプレステ3までを時系列に紹介し、何が優れ、何が勝因となり、何が敗因になったのかを概説する。これを見て思うのは、商品の成功は「値段」「性能」「戦略」の三つが揃ったところに与えられるということ。それはゲーム機だけではなく、何にでも当て嵌まることだと思う。任天堂の枯れた技術の組み合わせでニーズに合致したものを作る能力や、ソニーの自社で培ったノウハウをゲーム機の戦略に導入したことなど、何気なく遊んでいるゲームにも裏では色々な試行錯誤が繰り返されているんだな~と感心してしまった。あと、田尻智の『パックランドでつかまえて』で語られていた「ゼビウス星」の騒動が本当だったというのも驚きだった。

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