時効 (ソフトバンク文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797347319

作品紹介・あらすじ

漫才ブーム、成金時代、『オールナイトニッポン』、ツービートからビートたけしへ、そして新たなポジションでの挑戦-時代は昭和から平成へ、漫才ブームの絶頂やバブル期を経て、波乱の時代へと移っていく。自身が作り上げてきたものへの自負と、その先を見通す目、後に続く者たちへの思いなどに加え、日本とアメリカ、コンピューター文化などについても思いをめぐらせた自叙伝第3弾。ドスンとくる北野武、56年目の独白。

感想・レビュー・書評

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  • 北野武の自伝的エッセイ。

    2008年初版と若干古いものの、内容は今読んでも古さを感じず面白かった。

  • 以前にタケシ本を1冊読んだことがあった。

    「たけしくん、ハイ!」とかの有名作ではなく、確かレビューに書いたはず…と探すと出てきた、でてきた。「ビートたけしの幸か不幸か」と題された新書、1985年に出版されたというからテレビ界での全盛期のころに出版されたものだ。この本を読んだのが2011年だったようなので、本書の出版年が2003年、つまりは18年後のタケシが語ることをちょうど5年ぐらいの間隔をあけて再度拝聴したことになる。

    この差は歴然としてておもしろい。フライデーもバイク事故も、北野武としての監督経験もその間に入っているのだから。

    85年のタケシが言っていたことはどこか薄っぺらさが漂い、自身としても読み始めてすぐに「ああ、早く読み終えてしまおう」というやっつけ感が出ていたのを思い出す。本書はぐっと読み応え度が増していておもしろい。「余生」「孤独」と題した自叙伝も同時期に出版されているようなので興味が湧く。

    そしてやはり彼は語り部。

    その才能をいかすにあたり、文語になってない方がちょうどいい。

  • 巻末の太田光のあとがきが読みたくて買った。「本物」「偽者」論になるほどと言う感じ。偽者は本物になろうと学習する。教祖は「本物」で信者は「偽者」。大部分の創作者は「偽者」になるんだろうけど、その生き方は誰かにとっての「本物」かもしれない。

  • リサイクル図書
    やっぱりすごく頭のいい人なんだろうなあ。

  • たけし好きとしてはいつもどおり楽しく読めた。
    まあ自伝的なものより時事ネタや学者などの専門家との対談の方が好きですが。

    たけし好きでない人や若い人には全盛期を過ぎた人間の過去の自慢話にしか聞こえないかも。

  • お笑いや映画監督…才能にあふれてる人だなぁ。
    今からも色んな経験をしよう。

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著者プロフィール

ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年ツービート結成。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。著書多数。

「2020年 『浅草迄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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