- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797347357
作品紹介・あらすじ
あまりに小さくて、すぐにどこかに隠れてしまいそうな猫たち。あまりに短くて、見過ごしてしまいそうな五七五の言葉たち。親しみやすく、美しく、心に響く宝物のような五七五の音律と、かわいい猫たちの異色で粋なコラボレーション!お気に入りの一匹、お気に入りの一句を、猫のように気ままに、俳句のように自由に、さがしてみてください。
感想・レビュー・書評
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表紙(猫)につられてろくに中を確認せず借りて帰ったら、なんと恋愛詩ばっかりで頭を抱えるという。まぁでもなければ読みもしないので、著者の狙い通りというか。
子猫が可愛いのは当たり前なので、以下好きな詩。
誰かいませんか菜の花だけですか/中村みづうみ
スエターの胸まだ小さし巨きくなれ/京極杞陽
秋風や殺すにたらぬ人ひとり/西島麦南
祈らねば獣語を放つかも知れず/大西泰世詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
にゃんこ!にゃんこ!俳句集。寧ろ写真集。
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ひたすらに子猫
俳句に込められた情念や諸々をわかっていてそんな顔をするのはずるい -
先輩に勧められた本。あいくるしいです。
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「逢いたくなっちゃだめ」の姉妹本。
こちらも恋を思わせる句を集めた、可愛いにゃんことのコラボ本。
「桜草が好きと答へし人が好き」 京極杞陽
「遠景の桜近景に抱擁す」 鈴木六林男
「さよならと梅雨の車窓に指で書く」 長谷川素逝
など、切なかったり温かかったりの素敵な句がたくさん。
こちらで私に刺さったのは
「虹消えて忽ち君の無き如し」 高浜虚子
アナタの存在も、虹のようにはかなく消えてしまった。
…いっそのこと、遠く離れた美しい存在だったら良かったのに…