満月の夜に (ソフトバンク文庫 コ 4-1)

  • ソフトバンククリエイティブ
4.08
  • (21)
  • (11)
  • (15)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 107
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797347739

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ライキ―にヴァンパイア、ヴァルキリーなどなど、人外キャラのロマンスは設定がとても好みだった。しかし少々展開が早いなと思う場面も多く、特に後半……強敵(のはずだが)との戦いはいくらなんでもあっさりしすぎるのではなかろうか。そこはもう少しがっつり描写してほしかった。また、ロマンスなので当たり前と言えば当たり前なのだが、最初からずっと発情期状態なのは、個人的にはあまり好きではないかなあ。ラストのほうは楽しかったが。意外と紳士的な面もある野生派ヒーローに愛されるヒロインが好きな人にはいいかもしれない。

  • 初クレスリー・コール。
    話の展開が速く、わかりやすかった。
    ヒーローの目的は運命で決められた連れ合いのヒロインをものにしたいという、
    ザックリいうと至極単純な話。
    最初はヒロインとヒーローの二人の世界が延々と続いて、
    そのうちヒロインの出生の秘密が明らかになって話がものすごく展開されるけど、
    全体的には個性的な脇役たちのおかげでほとんど笑って読み進められる軽い感じになっていると思う。
    特にヒロインが最後、
    ヒーローを守ろうと身内を不意打ちで攻撃した時、
    怒るどころか、鍛えた結果が出てやっと安心だわ的な感想を述べるお姉さま方、すごいっす。笑
    ヴァルキリーの美しさがどんなものか、
    想像してもできないけど、
    それほどの綺麗な生き物をイラストでいいから見てみたいと思った。
    最後にやはり思うのは、ハッピーエンドでよかったなーってこと。
    一世紀ぶりに再会したヒーローの弟とヒーローの会話も笑えた。笑

  • ライキー(人狼)の王ラクレインが運命の伴侶と見抜いた相手エマは、一族の宿敵ヴァンパイアだった……2007年度RITA賞受賞作!!

    ときは現代。ヴァンパイア(吸血鬼)やヴァルキリー(戦乙女)、ライキー(人狼)など不死の者たちは人知れず実在していて、<ローア>という社会を作り、人間たちにまぎれて暮らしていた。ヴァンパイアの父とヴァルキリーの母を持つエマは、ニューオーリンズでヴァルキリーのおばに育てられたが、自らの出生の秘密を探るためひとりパリへ向かう。生まれて初めての土地で<ローア>を見つけられずに衰弱していくエマ。そんな彼女を突然何者が襲う。それは、彼女を運命の“伴侶”と悟ったライキーの王ラクレインだった……

    ヴァンパイアの父とヴァルキリーの母を持つエマは、ヴァルキリーのおばに育てられたが、自らの出生の秘密を探るためひとりパリへ向かう。生まれて初めての土地で<ローア>を見つけられずに衰弱していくエマ。そんな彼女を突然何者が襲う。それは、ライキーの王ラクレインだった…… (Amazon)

    ヒロインから性的な事に関してマテと言われた時のワンちゃん感がとても可愛いかったです。
    話も盛り上がりがあって、とても良かった。

  • 前におススメして頂いてたのをやっと読めた。
    すごく面白かった!
    敵同士の設定なので、ラクレインの思わぬ言葉に傷付いてしまうエマに、こっちまで切なくなってしまった…(´;ω;`)
    *
    やっぱりパラノーマル物は面白いなぁ。
    しかも、RITA賞受賞してるのは間違いないね!
    この賞受賞してる作品、もっと知りたい!
    この本、〈ローア〉というシリーズ名で本国だと10冊以上出てるらしいんだけど、邦訳版が止まっちゃってるらしい…。
    復活しないかしら…。
    *
    調べてたら、6冊目もRITA賞とってるんだって!
    読むのが楽しみだな〜(´,,•ω•,,)
    *
    *
    *

  • パラノーマルシリーズ小説1弾目。

    人狼ヒーローとヴァルキリーヒロインの話。
    まずヴァルキリーって何?って所から始めなければいけなかったけど
    どうやら物凄く美しい種族だそうで。

    ヒロインがかなりのウブで、ヒーロー可哀想だなぁと。
    粘り勝ちですね。

    これからキーになりそうな人物が沢山いて
    次を読むのが楽しみです。

  • 冒頭から物語に引き込まれて面白くて一気読みしました。
    読みながらヒロインに少しイラっとするところもあったけど、前半のヒーローの態度を考えると仕方ないか。
    前半の態度は確かにひどいけどヒロインの事を思い寸止め祭りだったヒーローはなんだかんだで優しくて紳士。
    ヒロインがこんなにか弱くて大丈夫なのか心配になったけどページを追うことに急ピッチで成長していったので良かった。
    気になる脇役のひとたちもいるし楽しく読めたのでシリーズ追いかけます。

  • たまたま読んだ「アレクシア女史〜」シリーズが面白かったので、ちょっと検索してみたところ、ロマンス小説というジャンルがあるのを知りまして、とあるサイトでオススメされていたコレ読んでみました。

    昔あった(今もあんの?)ハーレクインロマンスみたいなのかしらと。普通の美少女がいきなりどっかの王子様とかにせまられるみたいなやつ。

    ただし普通のロマンスではつまらないので、いわゆるパラノーマル系でセレクトしましたよ。

    人狼の王様が長年(1200年ほど)も探し求めていた「伴侶」を見つけるんですが、その相手は敵対するヴァンパイアとヴァルキリーのハーフでした。
    しかし伴侶に巡り会えたからには逃せないってことで何とか自分の城へ連れて行こうとします。

    ロマンス小説というだけあって絡み描写多くて楽しいです。キラキラしすぎですが…。

    しかしせっかくの人狼はあんまり変身しないし、ヴァンパイアも瞬間移動くらいしか見どころがない。
    唯一、面白いのはヴァルキリーが出てくるとこ。戦乙女です。妖精のような美しい女戦士。神々に生み出された彼女らは神話の時代から生きていて、雷を糧とする。
    買い物とマニキュアが大好きで、霧に包まれ雷が鳴り響く屋敷に住んでいる。もちろん全員絶世の美女(笑)個性的でキャラ揃いでした。

    あと人狼は体格良く絶倫(笑)で、楽しめました。終盤はなんだか壮大な話になってましたが、その辺はオマケですかね。

    同じ世界観でシリーズ化されてるそうですが、他のを読みたいというほどではなかったかな。

    (追記)
    しばらく経ってから、ふと面白かったなーと読み返したりしたので、他のシリーズものも買ってみましたよ。割と激しい戦闘や血みどろがあるので侮れないかも!

  • (市×/県×)

  • 狼 最高

  • 2007年度RITA賞受賞作。ローアシリーズ1。ヴァルキリー(戦乙女)シリーズ1←勝手に命名w
    何故もっと早くに読まなかったんだと後悔するぐらいすっごく面白かった!!
    ヴァンパイア(吸血鬼)の父とヴァルキリー(戦乙女)の母をもつヒロイン、エマ。すごく魅力溢れるヒロインで、たまに敬語になるのがキュンとしたw
    ライキー(人狼)の王であるヒーロー、ラクレイン。破壊魔的なヒーローがヒロインだけは絶対に傷付けたくないと頑張ってるところが微笑ましかったw
    本書はシリーズみたいで、脇役のヴァルキリーのお姉様方がみな魅力的で、これから誰がヒロインになりヒーローになる相手は誰でどうロマンスを花開かせていくのかと楽しみだ。

全22件中 1 - 10件を表示

クレスリー・コールの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×