みんなが知りたいペンギンの秘密 なぜペンギンは北半球にいないの? 寒さが苦手なペンギンもいるってホント? (サイエンス・アイ新書 141)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797347821

作品紹介・あらすじ

日本1国で飼育されている数がヨーロッパ全体に匹敵するほど、日本人は世界でいちばんペンギン好きな国民です。ただ、ペンギン自体についてはイメージ先行でとらえ、「ペンギンは祖先も飛べなかった」「南極の生き物」など、間違った知識で覚えていることも多いのです。そこで本書は、ペンギン好きなら絶対に知っておくべき常識と、誰もが驚く秘密について解説していきます。

感想・レビュー・書評

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  • 細川博昭 著「みんなが知りたいペンギンの秘密」、2009.11発行。日本人は世界で一番ペンギン好きの国民なんですねw。日本の飼育数は欧州全体の数に匹敵するそうです。日本にはエンペラー(皇帝)、キング、アデリー、ジェンツー、ヒゲなど11種類のペンギンが飼育されているそうです。この本では、ペンギンの素顔、特徴、暮らし、実力などが紹介されています。

  • 子ども向けの優しい文章で、ペンギンについての基礎がきっちり書かれている良書。
    全頁カラーで写真もたくさん使われているので、ミニ図鑑として眺めるのも楽しい。
    巻末に記された参考文献にも目を通してみたくなる。

    MVP: なし

  • コンパクトなペンギン事典。ペンギンの可愛らしい写真がたくさん載っているのが良い。お腹で氷の上を滑る行動は『トボガン』というらしい。

  • ◆ペンギン入門者向け。
    「ペンギンってどんな生物だろう?」とふと気になった時や
    ペンギンに関する素朴な疑問を抱いた時にこの本を開けば、
    入門者がぶつかる疑問のほとんどは解決してくれるはずです。

  • ペンギンの薀蓄本。
    収録されている写真がステキ。

    特に本文のラストページの写真が抜けていていい感じだ。そしてこの本を読むと日本人がいかにペンギンが好きか、よく分かる。
    日本だけでヨーロッパ全体に匹敵するだけの数のペンギンが飼育されているらしい。
    その技術がペンギンの現象歯止めに生かされますように。

  • 実はGFがペンギン好きだと知った数日後、ふらっと立ち寄った書店で目に付いたのがこの本でした。この偶然も何かの縁と、早速2冊購入。1冊はGFにプレゼントするために、もう1冊は自分の好奇心を満たすために。
    ペンギンって思ってた以上広範囲に生息しているんですね。1年の半分は海の中で生活しているってことも、500m以上深く、時間にして20分も潜っていられるってことも、そのほかいろいろ、この本を読んではじめて知ったことがたくさんありました。ペンギンは南半球にしかいませんが、北半球の鳥類にも似たような進化の足跡がみられるということも不思議でした。
    中でも驚いたのは、エンペラーペンギンの子育て。それはまさに、壮絶という言葉がぴったり当てはまるほどです。愛らしい姿のペンギンたちも、苛酷な環境の中で一生懸命生きているということがよくわかりました。にもかかわらず、人間のもたらす環境変化の影響で、彼らはさらに厳しい状況に追いやられているようです。まったく、悲しいことですネ。

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著者プロフィール

作家。サイエンス・ライター。鳥を中心に、歴史と科学の両面から人間と動物の関係をルポルタージュするほか、先端の科学・技術を紹介する記事も執筆。おもな著作に、『鳥を識る』(春秋社)、『鳥が好きすぎて、すみません』『うちの鳥の老いじたく』(誠文堂新光社)、『知っているようで知らない鳥の話』『鳥の脳力を探る』『身近な鳥のふしぎ』『江戸時代に描かれた鳥たち』(SBクリエイティブ)、『身近な鳥のすごい辞典』『インコのひみつ』(イースト・プレス)、『大江戸飼い鳥草紙』(吉川弘文館)などがある。
日本鳥学会、ヒトと動物の関係学会、生き物文化誌学会ほか所属。

「2023年 『鳥を読む 文化鳥類学のススメ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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