噺家ライバル物語

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797349825

作品紹介・あらすじ

あいつがいるから俺が光る。昭和の名人たちの芸と芸とのせめぎ合いを物語る逸話を満載。

感想・レビュー・書評

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  • 筆者は落語家が好きである。落語家に憧れている。
    数々のエピソードで昭和のスーパー落語家14人を描く。

    筆者が生身の落語家を描きたかったことは”あとがき”で判った。
    しかしそれはプライベートを暴くものではない。
    一芸人の人間像を描く事で、自分を彼等と同化したかったんじゃなかろうか。
    そして読んでる者も、いつしか落語家と同化していることに気付く。

    描かれる落語家は、一番若くて円丈の昭和19年生まれ。
    筆者は昭和33年だから、年下だ。

    つまり、安鶴のような大所高所からでなく、ファンの視線で、
    落語家の偶像性を損なわず、丁寧な表現になっていることに好感が持てる。

    生身の落語家という素材に、ライバル関係というスパイスをかけて、
    おいしい読み物になった。
    これは、ひとつの芸談である。

  • ライバルとして対比しながら、落語家の人生を見るというもの。志ん生vs文楽、正蔵(彦六)vs今輔、小さんvs三木助、圓生vs圓丈、志ん朝五番勝負(vs四天王、志ん生)という構成だが、それぞれについての記述が薄くなって、いま一つ食い足りない。個々の落語家については、それぞれについて書かれたものを読んでね、という感じ。個人的には、彦六vs圓生という有名な犬猿の仲を掘り下げてもらいたかった。

  • リアルタイムで落語を聞いたことがない落語家ばかりだが、この本で性格が少しわかった。落語に対する姿勢とか。
    面白かったよ

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著者プロフィール

『東京かわら版』編集長を経て演芸研究家・文筆家。文化庁芸術祭審査員(演芸部門)などを務める。 著書に『花は志ん朝』など。

「2006年 『落語 えんぜる 夢丸新江戸噺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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