レアメタルのふしぎ (サイエンス・アイ新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797351552

作品紹介・あらすじ

現代科学はレアメタル(希少金属)の恩恵の上に成り立っているといっても過言ではありません。実際のところ、薄型テレビや携帯電話といった身近な電子機器は、レアメタルなしにはもう生産できないというステージまできてしまっているのです。産出量が少ないわけではないのになぜ「希少」といわれるのか、そのはたす役割や今後の技術的な展望、世界各国の備蓄問題まで、レアメタルの基礎を楽しくわかりやすく紹介していきます。

感想・レビュー・書評

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  • レアメタルのふしぎ けっこうあるのになぜ「レア」?  楽しく学ぶ希少金属の基礎

    レアメタルのことが、基本からわかりやすく書かれている良い本です。
    有用なのに産出地が限られていて、日本としては厳しい状況にあるレアメタルが多い。
    なるべく 一般的な金属で代替できるよう研究・開発されるのを願います。

    イラストのキャラが、イマイチ意味不明。

    2015/05/19  予約 5/29 借りる。6/1 読み始める。7/9 ?部まではしっかり読み、?部はざっと目を通して終わる。

    内容と目次は

    内容 :
    現代科学はレアメタル(希少金属)の恩恵の上に成り立っているといっても過言ではない。
    産出量が少ないわけではないのになぜ「希少」といわれるのか。
    レアメタルの基礎を楽しくわかりやすく紹介する。

    目次 :

    ■第I部 レアメタルの基本

    1章 レアメタルってなんだろう?
    2章 メタルの性質ってなんだっけ?
    3章 レアメタルにはどんなものがある?
    4章 レアメタルと健康

    ■第II部 レアメタルの利用

    5章 スペースシャトルをつくるレアメタル
    6章 パソコンをつくるレアメタル
    7章 リニアモーターカーをつくるレアメタル
    8章 薄型テレビをつくるレアメタル
    9章 現代科学を支えるレアメタル
    10章 第7周期レアメタルの利用

    ■第III部 レアメタルのかかえる問題

    11章 レアメタルの採掘と精錬
    12章 レアメタルの今後の問題

    著者 : 齋藤勝裕
    1945年5月3日生まれ。1974年 東北大学大学院理学研究科博士課程修了、現在は名古屋市立大学特任教授、
    愛知学院大学客員教授、金城学院大学客員教授、名古屋工業大学名誉教授などを兼務。
    理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学。
    おもな著書に『知っておきたいエネルギーの基礎知識』『知っておきたい太陽電池の基礎知識』『知っておきたい放射能の基礎知識』
    『マンガでわかる元素118』『周期表に強くなる! 』『マンガでわかる有機化学』『金属のふしぎ』『レアメタルのふしぎ』
    『知っておきたい有害物質の疑問100』『毒と薬のひみつ』(サイエンス・アイ新書)などがある。

  • 所在:展示架
    資料ID:10900522
    請求記号:565.8||Sa25

  • レアメタルの物理的な特性について知ることができる。

    例えば,磁性が高いのは,ユウロビウムEu, Gd, Tb, Dy, Ho, Er, Tmとのこと。
    昔はKS鋼,MK鋼などが有名だった。
    アルニコ磁石は アルミニウム,ニッケル,コバルト
    フェライト磁石は バリウム,ストロンチウム
    サマリウムコバルト磁石は サマリウムとコバルト
    ネオジム磁石は,ネオジム,鉄,ホウ素 NEOMAX
    希土類磁石としては プラセオジム磁石,サマリウム鉄窒素磁石がある。
    注目する物質は Sm(Co-Fe-Cu-Zr)7。

  • [ 内容 ]
    現代科学はレアメタル(希少金属)の恩恵の上に成り立っているといっても過言ではありません。
    実際のところ、薄型テレビや携帯電話といった身近な電子機器は、レアメタルなしにはもう生産できないというステージまできてしまっているのです。
    産出量が少ないわけではないのになぜ「希少」といわれるのか、そのはたす役割や今後の技術的な展望、世界各国の備蓄問題まで、レアメタルの基礎を楽しくわかりやすく紹介していきます。

    [ 目次 ]
    第1部 レアメタルの基本(レアメタルってなんだろう?;メタルの性質ってなんだっけ?;レアメタルにはどんなものがある?;レアメタルと健康)
    第2部 レアメタルの利用(スペースシャトルをつくるレアメタル;パソコンをつくるレアメタル;リニアモーターカーをつくるレアメタル;薄型テレビをつくるレアメタル;現代科学を支えるレアメタル;第7周期レアメタルの利用)
    第3部 レアメタルのかかえる問題(レアメタルの採掘と精錬;レアメタルの今後の問題)

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著者プロフィール

齋藤 勝裕(さいとう かつひろ)
1945年5月3日生まれ。1974年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了、現在は名古屋工業大学名誉教授。理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学。
主な著書として、「絶対わかる化学シリーズ」全18冊(講談社)、「わかる化学シリーズ」全16冊(東京化学同人)、「わかる× わかった! 化学シリーズ」全14冊(オーム社)、『マンガでわかる有機化学』『料理の科学』(以上、SB クリエイティブ)、『「量子化学」のことが一冊でまるごとわかる』『「発酵」のことが一冊でまるごとわかる』『「食品の科学」が一冊でまるごとわかる』『「毒と薬」のことが一冊でまるごとわかる』『身のまわりの「危険物の科学」が一冊でまるごとわかる』(以上、ベレ出版)など200冊以上。

「2023年 『「原子力」のことが一冊でまるごとわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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