トゥルーブラッド1 闇夜の訪問者 (ソフトバンク文庫 ハ 6-1)
- SBクリエイティブ (2009年6月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797353839
感想・レビュー・書評
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心を読むことが出来るウェイトレス、スーキー。
彼女の働く店にヴァンパイアがやってきた。
そして、町でヴァンパイアによるものと思われる殺人事件が起こる。
ヴァンパイア物が好きなので読んだ。
ビルとスーキーのロマンスに、もうどきどきが止まらない!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私はサムが好きかな。
煮え切らないところも含めて、コリー犬選んでしまうところも含めて。 -
大人の女性向け(色々な意味で。)&パラノーマル恋愛・サスペンス小説
サスペンス6割・恋愛4割な、パラノーマル小説。
(日本では現在6巻まで出版され、来年7~10巻が刊行予定。)
吸血鬼や狼男が人間に認められ、共存している世界なので、
一般的なパラノーマル小説の、「正体がばれちゃう」という
ハラハラ感や、いわゆる「禁忌」な背徳感はありません。
主人公スーキーは美人だけどテレパスゆえの悩み
(変人扱い・彼氏できない・友達少ない)を持ち、
経済問題(主人公はウェイトレス。両親は他界しており、肉親は兄と祖母。
兄は別に暮らし、女たらしな人物で、特に頼れない。)
を抱える上に、初めてできた彼氏(吸血鬼)のおかげで
人外たちのゴタゴタに巻きこまれ、
命は狙われるわ、瀕死の重症を負うわ、能力を利用されるわ
散々な目にあいます。なのに、人が良い主人公。
要注意なのは、普通のロマンス系の小説のような
甘~い話では無という事。
パラノーマルなのに、良くも悪くもリアルで現実的な感じ。
彼氏は浮気するし、主人公もそれほど貞操が固いわけでも
ない。
普段からお金に困ってるし、夜中ずっと逃げ回っていれば
お腹も減るし、歯も磨きたい(笑)。
ですが、そのリアルさがこの小説の魅力になっています。
主人公が誰と最終的に結ばれるのか、次はどんな事件に
巻き込まれるのか、次の展開が楽しみで、大変面白い小説です。
人外の中でも「女王」や「王」とされる要人との関わりも
出て来て、主人公の能力の価値もますます上がってきた!?
7巻の出版が待ち遠しいです。
なんだかんだ言って、逆ハーちっくなので、そこは楽しめます。
いちゃいちゃシーンやスプラッターなシーンも満載なので、
色々な意味で大人向け。 -
アメリカ作家による、ヴァンパイア男性と人間のテレパス女性の物語。
何というどこかで見たようなトワイライト。……流行ってるんでしょうね、要するに。
でもこれはこれで充分面白いです。ストーリーはテンポがいいし、舞台になっているアメリカ南部の雰囲気もいい。主人公のお祖母ちゃん(ああいう郷土史マニアで歴史好きなお年寄りって世の東西を問わないんですね)が結構好きだったので、亡くなってしまって少しショック。ちょっとダークでアダルトなトワイライトな感じかな。