M1エイブラムスはなぜ最強といわれるのか (サイエンス・アイ新書)

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  • SBクリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797354706

作品紹介・あらすじ

「M1エイブラムス」は、湾岸戦争を戦い、イラク戦争でいまも運用されているアメリカ軍の主力戦車です。最新の「3.5世代」といわれ、1km先の目標に誤差20cm以内で命中させる射撃管制装置や、霧や砂嵐、夜間でも敵を発見できる熱線画像装置、戦闘中の自車や味方を容易に俯瞰できる車輌間情報システムといった最新装備を搭載しています。本書ではM1エイブラムスの秘密を、カラー写真と図解で徹底解説します。

感想・レビュー・書評

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  • クライスラー(現ジェネラル・ダイナミックス社)が開発した「M1エイブラムス」
     熱線画像装置、車輌間情報システムを備える。
     1km先の目標に20cm以内の誤差で命中。
     ミサイルのように追尾機能がない砲弾でもセンサーとコンピュータで補正。

    走行性能と燃費 
     ディーゼルエンジンより小型軽量で静かなガスタービンエンジン
     1時間に約50Lの燃料が、止まっていても必要。
      燃費   一般道40km/hで、0.243km/l(レオパルト2は0.458km/l)
      最高速度 67.2km/h
     前4速、後2速のオートマチックトランスミッション。
     戦車は160km走行すると10%は故障する。
     乗っている時間と同じくらい整備している時間がかかっている。
     機関部(パワーパック)だけ交換できる。
     サスペンションは油気圧・トーションバー式。

    乗車定員
     操縦手、車長、砲手、装填手の4人。
     装填手は20kgの砲弾を抱える重労働。他国では自動装填が主流に。
     操縦手だけは別室でリクライニングシートがあるが、
     他の乗組員は車外のデッキ上で寝袋で寝る。 
     化学兵器対策でエアコン装備するが冷房機能はなかった。
     近年は中東向けやコンピュータの冷却のために冷房も備える。

    価格
     約500万ドル(2008年時点)。4億円。

    他の兵器と異なること
     被弾しても壊れないことを念頭においている。
     砲塔前面の装甲
      傾斜した薄板鋼鉄2枚にエラストマを挟む外装
      +空間
      +鋼鉄カバー+セラミックス・劣化ウラン合金メッシュ+鋼鉄
      +FRP内装

     圧縮硬度の高いセラミックス使用のため、平面で直線的デザインになっている。 
     外装を斜面にすることで、被弾時のエネルギーを減少させる。

     対空防御システム
      発煙弾(煙幕による対可視光・赤外線)
      赤外線妨害装置(赤外線照射ランプ)
      迎撃システム(レーダー+散弾・榴弾)

    弱点と運用
     視界の悪さ。懐に入り込まれた時の脆弱さ。車体上面後部は装甲が薄い。
     そのため歩兵と一体となって行動する。
     敵の目標を破壊しながら侵攻する。
     さらに航空機や長射程火力で敵後方の予備隊の兵器を破壊する。

  • 米戦車M1エイブラムスの資料を体裁よくまとめたもの。
    確かに現時点においては車両数も多く、実戦配備数も世界最大だろう。ただ、タイトルどおり「世界最強」かといえば、もちろんそんなことはない。というか、一概に言えない。戦車の強さとは、戦車そのものではなく、練度の高い正確迅速な運用、同行する歩兵、バックアップする砲科とロジスティック、情報分析、データリンク等々さまざまな要素が絡むことは論を待たないからだ。
    おそらく、本書のキャッチーなタイトルはこの本の本質を間違った形で伝えてしまいかねない。(編集者がつけたタイトルなのかもしれないが)
    ただ単純に「エイブラムス諸元(データ)集」とでもいったタイトルにしておけば誤解を招くこともなかっただろうに。そこが残念。

  • 砲弾の種類も書かれていてわかりやすいです。

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著者プロフィール

1971年、千葉県生まれ。1994年、日本大学工学部機械工学科卒業。卒業後、ミリタリー誌『Jウイング』(イカロス出版)、航空雑誌『エアワールド』(エアワールド)の編集者として勤務。2004年より、フリーランスの軍事アナリスト、テクニカルライターとして活動。おもな著書は、『M16ライフル M4カービンの秘密』『陸上自衛隊「装備」のすべて』『世界の傑作戦車50』『M1エイブラムスはなぜ最強といわれるのか』(サイエンス・アイ新書)、『図解 戦闘機の戦い方 』(遊タイム出版)など。

「2016年 『海上自衛隊「装備」のすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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