- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797357455
作品紹介・あらすじ
12月のビッグイベント、クリスマスパーティが近づく中、南堂学園高等部の男女は浮き足立っていた。最強少女として恐れられつつも、その正体はあまあまラブコメ作家・姫宮美桜の流鏑馬剣と、その暫定彼氏・与八雲は、あまりに互いの趣味が異なるので相手に何をプレゼントすればいいか悩み中。それは、学園最萌えキャラの市古や最近すっかり家電作家の多々湖、戦国マニアの清麿、剣の従弟・涼牙といった面々も同じこと。刻々と迫るクリスマスを前にして追い詰められた剣の気持ちは、彼女の描くライトノベルの世界にまで影響し始め…。
感想・レビュー・書評
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これまでのわがままな振舞いを反省した剣が、八雲のために「尽くす女」になると決意をします。そんな折、クラス委員長の妻夫木が、クリスマス・イヴの夜に体育館を貸し切りにしてパーティを開催するという企画を立ち上げます。このチャンスに、心を込めたプレゼントを贈ろうと、八雲と剣、ゆうな、それに多々湖、清麿、涼牙が、行動を開始します。
一方、放談社の編集部は、姫宮美桜の新しい原稿を年内にとってくるようにと心夏に命じていました。剣は、八雲にプレゼントするクラゲを飼育しながら、原稿の執筆に頭を悩ませることになります。八雲も、剣の書くライトノベルに登場するキャラクター・天王寺やすみのフィギュアを制作しようと努力します。
第3巻まではテンプレ通りのストーリー進行という感想しか出てこなかったのですが、第4巻でのはっちゃぶりと、それにも増してパワフルな本巻には正直驚き、いい意味で裏切られました。著者の攻めのスタンスは評価されて良いのではないかと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クリスマスエピソード。
お約束のすれちがい感は微妙にマンネリ感を醸し出しているかも。(^^;
なんだかんだあっても、ふたりの中がちょっとずつではあるけど近づいているのがいい感じ。
作中作の裏側?パートは、ちょっと狙っている効果を上げていないような感じでした。 -
個人的には評価したい巻である。一巻の路線へ回帰した印象を受けた。
蒼色海月党の登場人物が剣の心裏を審らかにするという、やや野心的な構成を取った今回は、色々な意味でまとまりがよい。
クリスマスというイベントに向けてそれぞれが尽力しながらドタバタするラブコメ的な展開も読みやすいし、内容も(実体験を参考にしていることもあって)身のあるものだ。読ませる力のある内容である。
物事を展開させていく合いの手もバランスがよい。先の巻はカオスのまま進めていくいわば「ボケ倒し」であったが、今回は随所で混乱を解決していく「ボケ・ツッコミ」の形を取っていて、据わりがよい。
二人が日々の中で苦労する様は、先の巻で実際の苦心を省略した方式と対照的である。物語の中に生活があって、話の中に入りやすかった。
ラブコメのコメディ面もその枠の中にあって、浮いた印象は受けなかった。質の良いコメディだったと思う。
まとめると、つまりはとても面白かった。次の巻にも期待したいということである。
なお、今回も挿し絵は良かったのだけど、無駄に妻夫木さんが美人である。イラストの桐野さんは力点の設定がおかしい。(誉め言葉) -
9784797357455 285p 2010・1・31 初版1刷
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展開が読めてきてしまって、この先の楽しみが持てないと思ってしまった。
この作品は今回限りでいいかなぁと思っている。 -
相変わらずめんどくさいカップルだなぁ(笑)剣さん、最後はいかないと。個人的にお茄子&ふとしがよかったかな。周りはいい人が多いんだからもう少し成長しようぜ、二人とも。まぁそうなったら面白さは減ってしまうんでしょうけど(苦笑)
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今回はいろんな人が暴走。そしてなぜか脇の脇役が活躍しています。
目次
1 流鏑馬剣、尽くします!
2 女子陣の場合
3 男子陣の場合
4 Blah-blah-blah!
5 クリスマスの総決算 -
個人的に最萌えヒロイン。
今回は新しい試みもあり、ラストが良い感じに可愛かった。
ってかもう結婚しろよお前ら。