システム設計の謎を解く 強いSEになるための機能設計と入出力設計の極意

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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797358186

作品紹介・あらすじ

4つの「入出力設計」(画面/帳票/DB/外部連携)と2つの「機能設計」(オンライン/バッチ)に焦点を当て、作業手順に沿いながら具体的に解説。アジャイルからウォーターフォール型開発まで、すべてのシステム設計者が身につけるべき「これだけは外せない」ノウハウを公開。

感想・レビュー・書評

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  • 基本設計ポリシーと外部接続の標準対応について考えるべき項目を整理できた。かつ詳細設計の扱い方も理解した。

  • うーん。設計工程をやらない人間でも分かりきったことばかり。。
    それより深い部分はブックリスト見てね、だったら、この本いらないよね、、

  • 主にアプリケーション(アーキテクチャ)設計のお話。
    要件定義から基本設計を進めていくイメージで色々と解説。一応具体例もあるのでわかりやすい。
    なお、詳細設計(いわゆる実装)は含んでいません。

    自分としてはインフラ系なので大変参考になりました。
    もう少し実経験を積んだ後に読み直してみたい一冊。

  • 所謂、SIerでよくある設計のポイントと文書化をまとめた本。
    最終章にも書かれているが、入出力に着目して、よくまとめられている。ある一定の規模になると精鋭ばかりでなく、開発者もピンキリとなる。その際に管理側としては文書化の大切さを声高に叫ぶようになる。この本では、何を設計として抽出すべきかがまとめられている。初めて少し上流に関わる人や文書標準化を行う人などには丁度良いと思う。
    一方、ある程度経験のある側で、こういったプロジェクトの明暗を見てきたものには、あまり目新しさはない。ただ、関係者各々がこの内容を理解して共通認識となれば、もう少し住みやすく、また発展も望める世界になると期待したい。そして、著者もそのような一人なのだろうと共感も覚える。特に端々のコラムでそれが垣間見られる。
    なお、テスト設計などの言及はあまりないので、網羅的に知りたい人には少し足りないかもしれない。

  • 【目的】 良いシステム設計、特にアプリケーションの基本設計を行うために必要な現場で使える考え方や設計する要素、成果物を紹介する。

    【収穫】 良い設計を判断するための軸ができ、かつ自分で設計するときに考慮すべき要素について理解が深まった。

    【概要】 本書では、設計とは何か、良いシステム設計とは何かを定義し、その実現のためにやるべき作業を紹介している。本書における良い基本設計とは、以下を満たすものである。
    ●良い基本設計の評価基準
    ①要件を満たしているかどうか(要件とのトレーサビリティ)
    要件定義書の業務要件、機能要件、非機能要件、データ要件を過不足なく実現できている。
    ②設計要素(データパターンや処理パターン)が網羅的に設計されているかどうか
    処理判定マトリクスなどを使って、例えば、システムのオンライン中、オフライン中、締め処理中といった全てのパターンを考慮した設計ができている。
    ③同じような設計要素が複数存在しないか
    前述したパターンの洗い出しで10パターン存在したからといって、10パターンを設計するのではなく、拡張性および工数の点で、構造化した上で共通にできる部分は共通化する。
    ④設計要素間で矛盾がないか
    ある機能でエラーになっているのに、別の機能でエラーになっていなかったり、データが削除されていなかったりすることを防ぐ。
    ⑤運用を意識した設計になっているか
    業務の流れやデータの流れを意識し、二重入力や処理方式が制約にならないようにする。システムを導入することで業務を高度化させた上で負担を軽くすることを考える。
    ◆必要な作業(要件確認~基本設計)
    ①設計に必要なインプットの確認: 業務要件、機能要件、データ要件、外部連携要件、システム状態遷移の要件、非機能要件 
    ②共通設計: システム境界図などの全体設計、アーキテクチャ方針作成、チーム作業のための標準設計、共通設計(画面、帳票、バッチ、DB、メッセージなど)
    ③アプリケーション設計: アプリケーションの複雑さ・機能粒度の明確化、入出力設計(画面、帳票、DB設計、外部連携設計)、処理詳細設計(処理・入出力パターン分析、オンライン機能処理設計、バッチ機能処理設)、機能間の静合成確認
    ④アーキテクチャ設計: インフラ設計(ハードウェア、ネットワーク、ストレージ、OS、ミドルウェア)、アプリケーションアーキテクチャ設計(レイヤー構造、レイヤー間インターフェース)、データ整合性、セキュリティ、例外処理、ログ出力、メッセージ管理、性能、可用性。

    【感想】 業務での理解すべき必要に迫られて読了。仕事だけではなかなか深く追求することがない「何がよい設計か」という定義を試みており、担当しているシステムと比較するための軸を持つことができた。初めて設計を担当する若手SEはもちろん、開発リーダーも再確認のために参考になると思う。

  • システム設計についての暗黙知を形式知に昇華してくれる本。上流工程が網羅されており、設計の前の洗い出しも詳しく書かれている。上流工程を担当することになったプログラマーや PofEAA に挫折した人などにお勧めしたい。
    本書では表が随所に見られるが、本のサイズが小さいため分割されているものが多いところが残念だった。とはいえ、それぞれの設計書にあった項目が例示されているところは参考になり、現場で使用されている設計書の項目を考慮するのにも役立つように感じられた。

  • 俯瞰するにはまぁまぁ。深く知るには、参考文献をちゃんと読まないとね。参考文献リストがあるのがよいです。

  • エンタープライズ向け開発で何を設計すべきか。全体整合をどのように担保するか等がわかりやすくまとめられている良書。SIerにおける上流設計で抑えるべき内容がきちんと書かれた本はこれが初めてではないかと思うくらい良い内容。

    特に、機能・業務の粒度とトレーサビリティについては、規模が大きくなるほど重要になるもので、このことが理解されていない事が多く、ためになる。

    個々の内容は知っているものも多いかもしれないが、要件定義~基本設計~詳細設計の中で全体として設計すべき内容を横断的に把握することができるため、SIerで上流設計を行う人全員に読んでほしい。新人教育を行う機会があれば是非読ませたい。

    次のステップとしては、本書の工程定義を参考に自社の設計技法とうまくすり合わせを行い、現場での周知、および提案・見積に反映させていくことが必要だろう。どの工程で何をすべきか、感覚ではなく、明確な基準によって臨みたい。

  • ○2400円
    ●参考になる。

  • 久しぶりに仕事でスクラッチ開発を行うことがあり、設計のプロセスを再整理しようと手にとった本。設計って何?という謎に答えるために書かれている。本書のメインは基本設計または外部設計と呼ばれる領域だが、それに対する入力である要件定義、および背景にも触れている点は非常によい。大概、設計がうまくいかないときは要件定義に問題があることも多いため、よい設計に必要な要件定義を明確にしてあることは大切。
    またそれぞれの設計要素についても具体的なアウトプットである設計書の項目例やその考え方が書かれていてわかりやすい。
    正直、これだけ設計について網羅的に書かれている本は初めて出会った。理解にはある程度の経験は必要だと思うが常に手元においておきたい、エンジニア必携の一冊だと思う。

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著者プロフィール

アーキテクトとしての活動を通し、『StrutsによるWebアプリケーションスーパーサンプル』シリーズ、『Seasar入門』(ともにSBクリエイティブ刊、共著)などの執筆や、雑誌『日経SYSTEMS』などへの寄稿を行っている。東京電機大学工学部非常勤講師。SQuBOK設計開発領域担当委員。

「2017年 『システム設計の謎を解く 改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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