夏野流 脱ガラパゴスの思考法

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797359145

感想・レビュー・書評

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  • 状況は常に変化し続ける。だから今できることを精いっぱいやろう。人の評価や社会の評価よりも、自分が後悔しないこと。がんばろう。
    日本の未来はまだまだ明るい。

  • 連載の書籍化と言うのはあるのだろうが、一つ一つの論考があまりにも表面的。深みもオリジナリティーも全くなかった。

  • 買ったきっかけ:
    孫さんのUst放送で夏野さんが司会をやっていて、その時の印象がただのiモード作ったたまたまの人じゃなかった。というのがきっかけです。
    ニコニコ動画見ていてもあんまいい印象なかったので、個人的にはびっくりでした。

    感想:
    全体を通して、ひたすら日本への危機感を伝えようとしており、その解決策としてリーダーの変革。
    現状の、組織改革を主体に様々な観点から必要性を訴えていました。

    個人的には提案事項以外は、なんら反論ないです。
    書籍の中で提案しているいくつかの(例えば、役員・議員10年制など)提案事項は正直もっと論議しえる内容だと思います。

    世界にはばたこう!という言葉は強く感じました。もっともっと日本に誇りを持ちつつ、今の現状を多くの人が理解すべきだと、その伝えたいことには大いに共感します。

    一日一日、ひとつひとつのことを「まぁ、仕方ないか」とか「今までこうだったから」とかで片付けるのは効率はいいかもしれないけど、何も生まない効率だってことをもっと深く理解すべきだ。

    日本が今どれだけヤバイかをわかるべきだ。今のトップにいるやつらは逃げ切れる世代なんだよ。溜めに溜めこんだ負債を負うのは俺ら今の30代以下の世代。
    この事実をもっと真剣に捉えるべき。
    圧倒的多数の、50代以上の世代は何もしなくて短絡的な経済施策を取っていればどうにかなるという事実から導かれる実情をもっと客観的に見るべきだ。

    こんなこと言うと、どうせ変わらない。
    とか、って言うかもしれないけど、じゃあなんで新興国の1メーカー(LGとか)が世界に羽ばたけるの?
    という疑問をぶつけたい。
    世界は広いけど、近い。
    IT になった瞬間スタートラインは世界でもまったく問題無い。
    自分たちがやっていることに誇りと展望をもっともっと持って行こう。

    そんな、メッセージがこの本の感想には似合うと思います。

    おすすめポイント:
    日本のダメなところ、良いところがよく分かる。
    そして、なんでこうなったのか?どうすればいいのか?というヒントが沢山詰まっていると思う。

    感動なんて一切しないけど、これはすべての人に読んで欲しい。特に若い世代じゃなくて流れ流れてきた40代以上の人は必須だと思う。

  • 歯に衣着せぬ発言が多いからか、何かと批判されやすい筆者。だが、日本を良くしよう、明るい未来しようとする前向きな考え方に深く共鳴。

    また、ITの進化で情報量が莫大になった今、むしろアナログな人間関係の重要性が増していると筆者。
    情報が莫大すぎて、どれが信頼出来どれが出来ない情報かを、その業界の信頼出来る人にレクチャーしてもらう事が、最も早くて正確な情報収集であるからだが、激しく同意。
    ITにたけている若者に、この辺が今、求められているのではないか。

    12/04/01-40

  • 日本経済のヤバさを教えてくれる本。時代遅れの経営陣は、何もできないから、退任を勧めている。

    その一方、日本人の素晴らしさも教えてくれる。著者曰く、従業員を見張らなくても、ちゃんと働くのは日本ぐらいらしい。さらに、まだまだ技術力はある人も多く、経営が変われば、日本は良くなるとのこと。

    さて、どうなるかな。。

  • 脱ガラパゴスの思考法とは? 当たり前に、当たり前のことを指摘し、行動すること。そうすれば、きっと世の中は変わる。この国では、ほかで通用する力を持ちながら、自ら閉じこもっている。
    変化を率先して受け入れ、社会や会社を変革していくリーダーシップの重要性。

  • 納得できる考え方。行動に移すことが大事。

  • 夏野さんの考えを幅広く書いている書籍。
    すべてが「うん、その通り」とはいかないが軸が通っていて明確でわかりやすい。
    結局シンプルに考えて必要ないものは必要ない。やることをきちんとやる。
    ということだ。
    個人に置き換えた場合、使ってないものは捨てる。今持っているものをみなおす。というのも言っているが、私自身この部分もできていなかったので、また改めて取り組みたいと思う。

  • i-modeやおサイフケータイの生みの親、夏野剛が書いた本。

    何もないところから自分のビジョンに従って、価値を作る日本で数少ない人の一人なんだなって改めて感じた。
    多くの評論家が口だけだったりする中で、docomoという巨大な企業を引っ張り、i-modeやおサイフケータイというdocomoに欠かすことの出来ないインフラを作り上げた夏野さんはホントにすごいと思う。
    Googleの広告事業のように強固なインフラを作り上げた功績は、ホントに偉大だと思う。
    何時か何処かで会えたらいいな。
    内容は時事問題や過去の夏野さんの経験に対しての考え方=思考法がメイン。

  • iPadのアプリ版で読む。電車および飛行機の中で読んだが、特に目の疲れもない。文字の大きさも縦書き横書きも変更できる。実際にはあまり使わなかったが、目次から飛べたり、脚注がリンクになっていたり、紙の本よりも便利に読める。しかも安い(600円)。電子書籍化はこれから進むんだろうなと実感した。

    本の内容は、日本は変わらないといけない、ということで、会社、IT、メディア、リーダー、政治、についてここは変だという点を指摘して、どう変わるべきかと提言するという形になっている。競争社会肯定の面から正論が積み重ねられている。正論という意味で新鮮さはあまりないのだが、夏野さんのポジションは明快。個人的にも賛成。自分も含めて対応できるのか、それは大きな課題。

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著者プロフィール

1988年、早稲田大学政経学部卒業、東京ガス入社。95年、ペンシルバニア大学経営大学院卒業。96年、ハイパーネット取締役副社長。97年、NTTドコモ入社。榎啓一、松永真理らと「iモード」を立ち上げる。2001年に米国の経済紙『ビジネスウィーク』にて、「世界のeビジネスリーダー25人」に選出される。執行役員を経て08年にNTTドコモを退社。現在は慶應義塾大学特別招聘教授のほか、ドワンゴ、セガサミーホールディングス、トランスコスモス、グリー、USEN-NEXT HOLDINGSほか多数の企業で取締役を兼任。

「2018年 『誰がテレビを殺すのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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