- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797359145
感想・レビュー・書評
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極端な議論をしている分わかりやすかったし、読みやすかったが、これを鵜呑みにはできないと思う。ただ、言わんとしていることはとても共感できることが多かった。
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今の日本の様々な事象に疑問を持ち、夏野さんらしい提言に溢れていてとても面白かった。
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元NTTドコモ役員、i-modeを作った男こと夏野氏の新刊。
最近はニコニコ生放送以外にも、フジテレビの朝の番組なんかにもコメンテーターとして出演している。
この本では、とにかく日本が元気になる方法論を、夏野流の切り口で紹介している。
自信を持て!
変化を恐れるな!
を柱として展開しているのだが、どうも孫正義氏の様な熱さが伝わってこなかった。方法論の是非は別として、思い切った論調の意見もあるのだが・・・。 -
そろそろこういう挑発的(?)なタイトルをつけるのやめればいいのにね。
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夏野さんらしいストレートなメッセージが含まれる素晴らしい内容だった。
ここが変だよ日本人という点を夏野さんがズバっと物申し、あるべき姿や現実的な理想を提案している。
【国のヘン一例】
・一国の首相が軽々しくできない約束をし、やっぱりできなくてもそのままそのポジションに居続けるのはヘン。
・嫌がらせを恐れておおっぴらに天下り廃止を謳えない経済団体は本当にヘン。
【企業のヘン一例】
・個人の能力と関係なく、ある年齢にならないと役員になれないというのはヘン。
・海外市場で売り上げを伸ばそうとする企業の役員会が日本人だけで構成されているのはヘンだし、英語ができない役員がいるのは論外。
【個人のヘン一例】
・自分は会社に貢献していないと思っているのに居座り続けるのはヘン。
・本当は正しくないと思っていることをそのままにして仕事を遂行するのはヘン。
このように我が国には「ヘンな所」が多数あるが、IT革命がますます進展する中で、日本の企業やそこで働くビジネスマン、そして日本という国そのものが、どう変わり、なにを目指すべきか。
夏野さんが「当たり前」と日々感じていることが書かれている。
グローバル化の流れの中で日本のモノづくりやサービス開発は大きな壁にぶつかっている。国内市場に安住し世界に飛び出せないこの現状は「ガラパゴス化」などと言われているが、この認識はポジティブに受け止める事もできる。
ガラパゴスのリクイグアナは、ほかでは絶滅するから閉じこもっているのに対し、この国はほかで通用するポテンシャルを持ちながら、自ら閉じこもっているのだ。
いったい何がいけないと思いますか?
是非読んでみてください。
若い世代の方は勇気と自信をもらえるし、50代以上の方は危機感と緊張感が生まれる筈です。