アップルvs.グーグル (ソフトバンク新書)

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  • ソフトバンククリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797359633

感想・レビュー・書評

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  • この本は興味深い内容でした。一読の価値ありですね。

    以前ならマイクロソフトvsアップルとか、ウィンドウズvsMACだったでしょうけど、今やアップルvs.グーグルなんですね。iphoneやipadを使っている方ならなるほどと思うような内容も多いはずです。

    iTunesがクラウド化されたら、もはや母艦としてのPCはなくてもiphoneやipadが使えるようになるわけで、個人使用としてのPCがどうなるのかも興味が尽きません。実際にipadを触ってみると、そのスピードとgoogleを利用したサービスから、PCがすごく時代遅れに感じるから不思議です。

    私がNECに入ったのはもう30年以上まで、辞めてから20年がたちました。辞める時にはパソコンはDOSの世界だったけど、すぐにWindows3.0が出て、3.1が出て、買ったパソコンはIBMでした。あれから20年近く。ずっとWindowsでIEだったけど、最近、chromeに変えて、ipadをつかようになって、どんどん環境も変わってきている感じです。

    情報もホームページやメルマガから始まり、それがブログになりツィッターになり、どんどん何時でも何処でも誰でも、、、という感じで変わってきています。

    今後は価値観も随分変わってくると思います。

    また以前から気になっていたことだけど、その思いが本文に書かれていた。
    ==
    ソーシャルメディアマーケティングとは、ソーシャルメディアを
    駆使するのではなく、ソーシャルメディアを意識するマーケティング
    であるとの認識に至っている。
    ==

    ちなみにタイトルはvsとなっているが、本の説明によると過去のマイクロソフトvsアップルのような全面戦争ではなく近親増悪的な関係にありながらどこか歩調合わせる不思議な間柄。共に相手が必要であり邪魔であるのは、目指すものが同じであってもアプローチの違いがあるのだろうか。

    何をおいても

    「革新的なアイディアや商品には必ず、裏腹の脆さや危うさが存在する。
     リスクをとっていることによる、その危うさやはかなさが、商品に
     切ないほどの輝きを与えている。」

    という言葉通り、本気で世の中を変えるような「切ないほど輝きをもった商品」を提供していきたいものだなあ。

  • 対立・協調構造がまとまっていてわかりやすい。グーグルは『みんな』。アップルは『個人』の向上を目指してる。
    個人的な興味としては、iPhone VS Androidを読みたい。

  • 260510 新

  • 今のクラウド系サービスの最前線を走る2企業のアップルとグーグルについて記述した一冊。

    著書は2010年7月と弱冠古いものの、それ以降もこの2企業を中心に展開してることを考えると、先見の明があったともいえるし、ここ4年間大きな変化が無いとも言える。

    内容は大体既知のものが多かったが、色々確認できて良かった。

  • 前半はビジネス戦略の比較など面白い部分が多かったが、後半はアップルはこうだ、グーグルはこうだ、と事実の羅列が続き、ネタ不足感が否めない。それで?考察はないの?という感じ。

  • 本書を読んでまず思ったことは、アップルもグーグルも開発の姿勢がとても“インターネット的”だということ。
    日本の企業に足りないのは、そこだと思う。

  • 【概要】
    アップル・グーグル両社の軌跡と思想を追う。
    マイクロソフトのインターネットブラウザが支配していたウェブの世界にHTML5やウェブキッドといった技術を広めるパートナーであった両社だが、iphoneとアンドロイドの争いから対決姿勢を強め、オープンなグーグルとクローズドなアップルという考え方の違いが浮き彫りとなった。種々のコストがかかったことを誰でもできるようにしたグーグルに対し、誰も想像ができなかったことを体験させるアップルといったイメージ。
    【著者】
    小川氏:様々なWebアプリケーションの開発に関わったベンチャー経営者
    林氏:ITジャーナリスト&コンサルタント
    【感想・印象に残った点】
    ・全体的には2社が提供していったサービスと業界の動向を紹介するといった真新しさのない本。
    ・革命を起こしたのち、数撃てば当たると言わんばかりに買収を繰り返し、失敗をしながらも新たなアイデアに次々と挑戦するグーグルと、ジョブズという個性の頭にあるものを確実に具現化していくアップル。思想は非常に対象的だが、アップルの方がより特殊で天才に支えられた、クラシカルな企業。それに対しビジネスをつくっていく仕組みすらもつくったグーグルはやっぱりすごい。

  • 読みやすかったです!
    現在のスマートフォンサービスの基本の教科書みたいな形で、とっても読みやすかったです。
    アップルの信念は個人の幸せ。
    グーグルの信念は社会全体の幸せ。

    両者の考えから読み解くスマートフォンの流れもよかったです!

  • 大部分が、今話題のiPhoneとアンドロイド、フラッシュとHTML5について書かれている。
    両社の商品やサービス、競合会社買収の発表時期を見ると、互いに牽制し合い考え抜いて行っているものだとよくわかる。
    アップルとグーグル両社の歴史や動きを知ると、互いの利害関係や、競い合っている部分と共存している部分を考察することができ、非常に面白い。

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著者プロフィール

1942年生まれ 昭和女子大学特任教授。[専門]英語学。
[著書・論文]Old English Modal Verbs: A Syntactical Study, Copenhagen, 1989. Studies in the History of Old English Prose, 南雲堂, 2000。’Language and Style in Two Anonymous Old English Easter Homilies,’ Inside Old English: Essays in Honour of Bruce Mitchell, ed. John Walmskey, pp. 203-21, Oxford U. P., 2006. ‘Hagiography in Homily-Theme and Style in Ælfric’s Two Part Homily on SS Peter and Paul,’ Review of English Studies, Advance Access published on August 5, 2009; doi:10.1093/res/hgp003

「2010年 『Anglo-Saxon語の継承と変容Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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