数学ガール/乱択アルゴリズム (数学ガールシリーズ 4)

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  • SBクリエイティブ
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レビュー : 94
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797361001

作品紹介・あらすじ

確率とコンピュータの深くて不思議な関係とは?「僕」と四人の少女が、乱択アルゴリズムの世界に挑む魅惑の数学物語。

感想・レビュー・書評

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  • 「さっきの乱数表の話。<乱数表の数字を一つ書き換えても乱数表か?>」「うん?・・・別解?」「こういう答えはどう?<そもそも、乱数表というものは存在しない>」「ほう」「あるいはまた・・・<乱数表かどうか>という二者択一の問いがまちがっているのかも。<どの程度の乱数表か>というランダムさの度合いを評価すべきかもしれないよね、先生!」・・・順列、組み合わせ、確率を経て、ランダムネス、その魅力と真価に触れる。

  • タイトルから数学ガールが計算機ガールになったのかと思ったが,読んでみるとランダムアルゴリズムを理解するために必要な数学が全部書いてある.場合の数,確率,期待値,マルコフ連鎖と行列の対角化,漸近解析など.それに加えて,アルゴリズムの解析やサーチ,ソートなどの基礎的なアルゴリズムの理論.大学だと1,2年生で習うことかな.これだけ書くと,読むのが大変そうなのだが,記述は繰り返しをいとわず,飛躍もなく丁寧なので(何といっても450ページ以上のボリューム),ある程度の知識と根気強さがあればすべての数学を追うことができる.そういう意味では,フェルマーの最終定理の巻よりもこちらの方が楽しめる人も多いのでは.私としても,大理論ばかりを追いかけないで,地道なこういう路線を今後も期待したい.数学の好きな高校生や大学にはいって数学の勉強を始めたばかりの人には特におすすめ.

  • 確率の話、行列の話、コンピュータのアルゴリズムの話。
    女の子の登場人物がまた増えて、ついに4人に。現実味が薄れてくるなぁ。
    アルゴリズムの話は、面白いのは分かるが、数学ガールで取り上げるネタとしては、何だかずれているように思った。
    表題の乱択アルゴリズムについても、確率とのつながりを濃厚にするならば、最短で見つかる確率と最長で見つかる確率を変動することは出来ないが、確率分布を変えているのだと言うことが伝わるようにした方が良かったのではないかと思った。
    クイックソートにランダムなフィルタを噛ませることで制御性が上がるという話は、ディザリングを加えることで可聴帯域のノイズを減らすノイズしぇーぴんぐにも通じる話だと感じた。
    ソートやサーチのアルゴリズムの話は、ある意味陳腐な内容だから、ちょっとつまらなく感じた。

  • 数学シリーズなので内容は難しいが,確率や確率過程など,現実と照らし合わせることがしやすい範囲なので同シリーズの他本に比べると読みやすい.

  • 数学ガール4作目。
    過去3作読んでいるが、読むたびに高校生に戻りたいと思う。
    高校3年の「僕」の将来が毎回気になる。
    そしてリサが出てきても、やっぱりテトラ推しだな。

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    数学Cまで高校で勉強したが、行列・ベクトルそれぞれは出てきたものの、それぞれと線形性が交わる部分は、ちょうど自分の世代で大学に移行されてしまったのを思い出した。

  • 数学ガール/乱択アルゴリズム (数学ガールシリーズ 4)

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=280401

  • 積んどいた本を読了。数学の楽しさを再認識。たかだかnのオーダーの考え方が、アルゴリズムの優劣を決めるということは知らなかった。理論から良いアルゴリズムが創れるのだ!

  • シリーズ第四弾。
    新たな数学ガール・リサが加わった。
    今回はコンピュータ・プログラミングを意識した数学となっており、しばしばソースコードめいたものが登場するので、プログラミングに慣れ親しんでいない僕はなかなか苦労した。
    内容は順列、組み合わせから始まり、乱択アルゴリズムを使ったソートプログラムの評価に至る。
    相変わらず後半はレヴェルが高くて理解が追いつかないが、登場人物の関係性に少しずつ変化が見られ、小説としても面白い。

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著者プロフィール

結城 浩(ゆうき ひろし)
1963年生まれ。東京都在住のプログラマ、技術ライター。ウィキクローンの1つであるYukiWikiを開発したことで知られ、プログラミングに関する執筆、翻訳を行っている。
Webで公開した作品を元に、小説『数学ガール』を発表、ヒット・代表作となる。同作はコミック化されるとともに、「出版・著作により数学の研究・教育・普及に業績をあげた」ことによって日本数学会賞出版賞を受賞した。

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