日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797361124

感想・レビュー・書評

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  • ”<一言>
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    O:
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    <読書メモ>”

  • おもしろかった。いいことづくめだ。なんでこんなにうまくいくんだろう。なんでうちの会社はこんなんじゃないんだろう。なんでだ。。。

  • EC_studio代表取締役の山本敏行氏の著書。テレビ東京系のワールドビジネスサテライトで取り上げられた事が有るのでご存知の方がいると思います。
    顧客第一で仕事を進めてきた結果、一緒に会社を立ち上げた仲間を失い、社員もすぐ辞めるてしまう最悪の状態に陥ってしまう。この状態を改善するため、1000人の経営はと会い教えお乞う事にした。その結果を元に、会社の方針を策定し、実施した結果、「日本でいちばん社員満足度が高い会社」に認定されるまでになる。
    まず第一の方針は「社員第一主義」、「社員満足度がアップする非常識な制度」、「非常識な制度」、「IT戦略」、そして「ITツールの活用方法」どの方針も目次だけ読んでも、疑問符が頭に浮かぶ事ばかり!しかし本文を読むと、なるほど、読んだだけで、この会社で働きたいと思う事ばかりです。
    この本は、自分の会社の社長に紹介したいと、紹介したいと思う本です。あと後半で紹介されているITツールは、個人的にも利用したいと思いました。

  • 本で得られる情報の密度はそれほどでも?でしたが、素晴らしい会社だと思います。ただ、的確だと思います。多分、実際に取引で関わり、一緒に何かした方が楽しいです。IT活用のノウハウは濃いです。

    株式会社リンクアンドモチベーションの組織診断で日本一。
    しかし、門出は決して順調ではありませんでした。5人で1000社の受注を回す状態になり、売り上げは上がったものの、従業員が(創業メンバー含め)次々辞めていく危機に。それで、1000人の経営者に教えを請う事を断行。うまくいっている経営者の話しには3つの共通点がある事に気づきました。
    ①社員のために自分の時間を使っている
    ②社員についての愚痴や不満を言わない
    ③自分の会社、自分の社員のことを楽しそうに話す
    でした。そのとき会った経営者の一人に「モチベーションは〇〇を所有するというhaveではダメなんだ。それを手に入れてしまったら、そこで終わってしまう。〇〇のようになりたいというbeをモチベーションにした方がいい。」と言われ、腑に落ちます。今まで会社が儲かって欲しいものが手に入れば、それがモチベーションになると思っていた。だから、指示もメールやチャットで済ませ、従業員との会話より仕事優先。自分に経営の栄養が必要だったように、社員にも仕事を楽しめる栄養=モチベーションが必要なのだ、と。

    モチベーションアップの面白い制度がいくつもあります。

    ・ランチトーク制度
    自分より役職が上の者になら誰でも申し込める。最低月一度は利用する事。上司と合わせて1400円まで会社支給。日常業務の妨げになる事をお互いに心配せずにリラックスして相談できる。

    ・ゴーホーム制度
    オフィスから半径140km以上実家(パートナー含む)が離れている場合、14000円まで交通費支給。

    ・バースデー制度
    会社主催の飲み会に出席しているパートナーの誕生日に14000円手当を支給。

    他にもアイホフォン支給やブルーベリーアイ支給、食券制度などなど。グーグルアップスの使い倒し、二回以上話すことが分かっていれば動画に取る、プレステ3のTV会議、イーブースターなど、IT活用ガジェットも自身で使い倒して、お勧めしているので、とても参考になります。

  • はじめに
    第1章 「社員第一主義」の非常識な働き方
    社員満足が顧客満足を生む
    顧客に会わない・電話を受けない
    まず「しないこと」を決める
    お客様は神様ではない
    給料は高く、勤務時間は短く
    社員のやりたいことをさせる
    決して怒らない
    女性社員が働きやすい職場を作る ほか

    第2章 社員の満足度がアップする非常識な制度
    ランチトーク制度
    ゴーホーム制度
    強制退勤制度
    ノートーク制度
    アイフォーン支給制度
    遣唐使制度 ほか

    第3章 小さな会社が成功するための非常識な戦略
    波乗り戦略で時代の流れに乗る
    メディア戦略で一気に波に乗る
    差別化戦略で自社の存在価値を高める
    オープン戦略で情報をアウトプットする
    こだわり戦略で社内外にこだわりを徹底する
    学校経営戦略で将来の出口を作る
    採用戦略で自社に合った人材を獲得する
    財務戦略で磐石な財務基盤を作る
    第4章 小さな会社の利益を増やす3つのIT戦略
    1. ウェブで売上を上げる
    ・ウェブサイトは24時間働く営業マン
    ・ウェブは中小企業が大企業と戦える唯一のメディア ほか
    2. 生産性を上げてコストを下げる
    ・会社の利益は時間の使い方で決まる
    ・仕分けを定期的に行う ほか
    3. 未来へ投資する
    ・利益を生み出すかもしれないものに投資する
    ・積極的に種をまく

    第5章 モチベーションと利益が劇的に高まるITツール活用法
    時間を製造するITツール
    人とITも餅は餅屋
    1. 業務をクラウド化する
    ・グーグルアップスで業務をクラウド化する
    ・Gメールを情報資産の倉庫として活用する ほか
    2. 社内コミュニケーションを円滑にする
    ・コミュニケーション手法を使い分ける
    ・直接話す・電話する ほか
    3. 業務を効率化する
    ・デュアルモニターで40%の作業効率アップ
    ・イーブースターでパソコンの処理能力を高速化する ほか
    4. コストを削減する
    ・キングソフトオフィスで1人当たり5万円のコスト削減
    5. セキュリティを高める
    ・イーセットスマートセキュリティでパソコン動作を軽くしてセキュリティを高める ほか
    6. バックアップする
    ・アクロニストゥルーイメージで5分ごとに自動バックアップする ほか
    7. ガイドライン・ルールを決める
    ・命名規則を統一する
    ・フォルダ構成を決める ほか

    おわりに

    ECスタジオ社員の本音アンケート

  • 従業員満足度が高い会社というのはその裏で各々従業員が努力した結果でもある。逆に従業員が努力もせず、従業員満足度を上昇させようとするとかえって従業員が怠慢になる可能性もあることから、トップはアメとムチを巧みに使い分けられる判断力が求められるように思う。
    著者はIT企業の経営者であることから単純作業はAI化し、人は付加価値を創造する仕事に注力させるといったような最大限の効率化でホワイト企業を実現させている。経営資源に乏しい企業であっても無料のクラウドサービスの導入等により、現状よりも業務の効率化を図ることができるのかもしれない。
    また、この本がリリースされたのは10年ほど前であるが、当時としては奇想天外ともいえる社内においての差別化戦略も時代を先駆けたと言える。

  • 社員40人の規模でなければ難しいアイディアもあるが、「経営者はこうあるべき」という著者の意気込みが伝わってきて良い。ランチトークや強制退勤など、賛否がわかれそうや制度も少なくないので、制度の背景や意図をいかに社員に理解させるかがポイントだと思った。

  • 元社員時代が蘇ってきました。今から思うと最先端のチームマネジメントを構築していく過程であったり・・・良い経験をさせていただきました。

  • 40人だから出来るんだと思う。
    3年前の本だが、ちょっと情報が古い

  • 新年の記念すべき一冊目として、この本を選んだ。理由は、自分の働き方を見つめ直し、今後どういうカタチで働いていくかを考え直したいため。社員を第一にする会社で働くと言うことは、素敵なことだと思える一冊。自分の仕事への応用はすぐには難しいが、自分の生活への応用もできそうに思う。すぐにできるIT活用の章は、自分が好きなせいもあるが、ワクワクした。

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