マンガでわかる量子力学 日常の常識では計りしれないミクロな世界の現象を解き明かす (サイエンス・アイ新書)
- SBクリエイティブ (2014年1月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797362527
作品紹介・あらすじ
日常の世界の理は、ニュートン力学や万有引力などのさまざまな物理理論で説明できる。
ところがミクロな世界の現象は、量子論という複雑怪奇で込みいった理論でないと説明できない。
そこで本書では、量子論の理解が一段ずつ深まった順に一歩一歩解説していく。
はじめに
第1章 量子論以前のミクロな世界-古典論の描像
第2章 ミクロな世界は非常識!-古典論の破綻
第3章 ミクロな世界は跳び跳びだ!-量子論の夜明け
第4章 ミクロな世界は2つの顔をもつ-波と粒子の二重性
第5章 2つあった正しい道-量子力学の完成
第6章 ミクロな世界は不確定で確率的!-新しい考え
第7章 身の周りは量子だらけ!?-量子論が支える現代文明
第8/章 対称な世界-素粒子物理学の発展
第9章 時空と世界の理-量子論の将来
第10章 量子論的には月はそこにあるのか?-量子論のパラドックス
おわりに
参考文献
索引
感想・レビュー・書評
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現在の量子力学だけでなく、古典的な原子モデルから、現在存在している新しい解釈まで。手短に流れがわかります。漫画(挿絵)も、ピントが外れすぎてないのでいい。201501
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量子力学の本は何冊か読んできたけど、やっぱりほとんど分からない。
電磁波のデザインを登場人物がアレンジしているのが面白かった。こういうアイデアはすごいなぁ。自分なら思いつかない。
ところで、アインシュタインって物理の成績ボロボロだったのか。この本読んで一番驚いた事実かもしれない。
後、漫画の登場人物の一人も言ってるけど都合のいい解釈が多いなぁと。なんだよ、観測するまではある場所にいる確率は1より小さく、観測した途端確率1になるって。もはやここまでくると、哲学の世界な気がしてくる。
ところで、本文中に『江崎玲於奈』という名前がでてきて思わず日本人女性が物理学の世界に偉業を成し遂げてノーベル賞とったことあるのかと思ってしまった。調べたら男だった。そういや、セレンディピティの例で聞いたことあるなぁ。半導体におけるトンネル効果の実験的発見って。
後、時間は離散的な物理量らしい。そういや、涼宮ハルヒの憂鬱で朝比奈みくるがそういう話してたっけ。あれは概念的なフィクションの話だと思ったけど、事実だったんだなぁ。