- Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797362732
感想・レビュー・書評
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7月-6。3.5点。
第一次世界大戦前からのスタート。
続編読むために再読。
最初は取っつきにくいが、徐々にペースアップ。
フィッツ、モード、エセル、ワルターたちの
戦争時の状況が、気になる。
中巻も期待。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024.11.23 読了
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とても読み応えのある小説(567頁!)だが、まだ上巻で中巻・下巻と続く。
第一次大戦もの、特に開戦外交史に関心があって色々読んできたが、本巻の特色は、実際にその時代に生きる人、それも外交史に出てくるグレイ外相やヴィルヘルム2世といった有名人ではなく、上は英国貴族の兄弟や、ドイツやオーストリアのロンドン駐在武官(貴族)から、下はイギリスの炭鉱労働者やロシアの日雇労働者まで、その生活の息遣いまで生き生きと描かれているとともに、彼らを取り巻く時代背景がとても理解しやすく表現されている。とにかく分厚いので、読み切るには覚悟がいるが、頑張って下巻まで読み切りたい。 -
分厚いが、なかなかに面白く読みやすいので
ガシガシ読めてしまった。
このバラバラに登場する人たちが、どう繋がっていくのか
彼彼女らの今後が気になるところであります。
難点は名前が覚え辛くて、この人誰だったっけと
登場人物確認しつつ読んでる点かな。(私だけかも知れんが) -
洋物は苦手なのに、何故読もうと思ってしまったのかな。古典とは違い読みづらさは多くない気がするが、それでもおもしろいと思い読み進めることは出来ず、半分で断念。全く面白くないわけでは無いが、現在の時間を使ってまで読みたいとは・・・
炭鉱労働者の家に育った、主人公と英国貴族の家にメイドとして働く姉、20世紀のヨーロッパを舞台に色々な階級の生活が垣間見える物語。 -
第一次大戦の頃のヨーロッパを舞台にした大河ドラマ。ロシア、ドイツ、オーストリア、フランス、イングランド、ウェールズ、アメリカの登場人物が大量に登場するが、それぞれのキャラの性別、思想、社会階層が異なるのですっきり読み進められる。
登場人物達は男女ともみな若く、各人ごとにハーレクイン的なエロシーンが出てくるが、それも各人のキャラ固定の一助になる。
現代にも続くバルカン半島の緊張、欧州各国間の距離感、イギリスのクラスソサエティ、プロイセン=ドイツの成立、といった事について参考になる点が多い。 -
第一次世界大戦勃発までの英国を中心にドイツ・ロシアもとりまぜ、さまざまな階層や立場の人々のドラマが織り成す叙事詩。第一次大戦近辺の風俗・倫理感が生々しく感じられます。
まぁ、しかしドイツ貴族の外交官が28歳まで童貞だったり、英国屈指の金持ち貴族がメイド一人に手をつけるのが大変だったりと、この時代は上流階級でもなかなか生きにくそうである。炭鉱労働者の下層~中流階級でも未婚の母は石もて追われたりと、ピューリタン的な価値観・規範での生活は息苦しそうである。
色々なものが純情すぎて逆に「ノルウェイの森」的なソフトポルノ状態であります。 -
「大聖堂」を読んだあとだと、物足りなさを感じる。
ヨーロッパの戦争の複雑な状況が描かれていて勉強になった。
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