日本国境戦争 21世紀・日本の海をめぐる攻防 (ソフトバンク新書)
- ソフトバンククリエイティブ (2011年7月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797363685
作品紹介・あらすじ
2010年9月、日本を震憾させた尖閣事件。しかし、事は決して突発的に起こったわけではない。日本の国力低下と政治的迷走を狙いすますかのように、日本の領土・領海を狙う近隣諸国とのせめぎ合いは、近年激しさを増している。日本はもう10年も前から"戦争"状態にあるのだ。「海上の国境」をめぐる日本と中国、台湾、韓国、北朝鮮、ロシアの思惑、そして攻防の歴史をたどりながら、「海に守られた日本」から「海を守る日本」へのパラダイムシフトを提言する警世の一書。
感想・レビュー・書評
-
日本を取り巻く国境の情勢について。
2011年出版と若干古いながらも、日本の現状と今後の対策について描かれており、内容的には古さを感じなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
国境問題、さんざんメディアを賑わすようになって久しいけど、事実関係とかは驚くほど知らなくて、さすがにそれじゃいかんってことで手に取った作品。どこの国とどの地域について問題になっているかとか、その背景にある史実とか、しっかり踏み込んであって分かりやすかった。実際その現場に立って、自分のこととしては体験しようもないけど、少しでも理解する努力は続けないといけないと思い知った次第。
-
尖閣、竹島、北方領土の問題から解決案、沖縄八重山諸島の人々の不安と問題意識、また小笠原の過去の領有権問題などに触れている。冷静な文体で安心して読める。
-
尖閣を日本の領土とみなした上での防衛論