今日の空

著者 : 菅原一剛

• SBクリエイティブ (2012年12月21日発売)

感想・レビュー・書評

[ohsuiさんの感想 · 2014年7月25日]

図書館で出会った一冊。

10年間、ひたすらにソラを眺めてきた、
そんな写真たちが、まとめられています。

いつもソラは変わらずに在りますが、
一瞬として同じソラは、無い。

パラパラとめくりながら、
自分の10年間を振り返ってみたりも。

止まない雨はない、雨の日もまた、楽しめる。
そんなことを思い出してみたりも。

一葉一葉が、その時々を映してくれる、
そんな写真たちがたまりません。

あらためて、ソラに元気をもらった、そんな一冊です。

[宮本知明さんの感想 · 2014年6月16日]

悲しかったり、楽しかったり、寂しかったりと、その日そのままの感情を空に表現している。美しさの追求というよりは人間の根源的な心情そのものを表現しようとしている。静かに眺めているうちに自分の過去の様々な日常が思い出された。空と空気は人の心そのものを映し出す鏡にも似ている。

[haoさんの感想 · 2013年5月2日]

菅原一剛さんが毎日一枚、オンラインで見せてくれている「今日の空」が本になりました。質量を伴った本を手にし、ページをめくりながら、一剛さんの写真を見られる至福。なにげない一日のなにげない空でありながら、そこに写し取られた光に心が素直に解放されていく感じを覚えました。