- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797366433
作品紹介・あらすじ
依と刹の太ももに指で書いた文字を当てる遊び-なんてことをしていた敦志。そこに最強の退魔師(小3女児にしか見えない)が依頼にきて!?「ふぅ〜、わらわの初めてを奪っておいて冷たい男じゃ」「君の名前も知らないんだけど!?」その依頼とは、世に災厄をもたらそうとする蒼月を倒すこと…そして、やってきた屋内プール!依ちゃんの水着はとっても大胆!?-でも、子供だ。常識ある大人であれば邪な気持ちなど抱くはずがない!フリル水着のおへそもかわいい"ランドセル少女"退魔物語。
感想・レビュー・書評
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今回は、最強の退魔師、鳳凰朧と協力して鞍馬蒼月と対決するというお話。
舞台がプールなので全員水着に。敦志がブーメランパンツをはかされたり。
重度のロリコン患者である敦志が幼女で欲情しなくなる呪詛を受ける。
「幼女に欲情する主人公が幼女で欲情しなくなる」という発想が奇抜というか、奇特というか。
幼女に欲情しないまともな主人公になった敦志をもう少し見てみたかった気もする。
ところでこの物語、いまさらながら本当に幼女が多い。
メインヒロインの鞍馬依(退魔師)が小学三年生。
で、その同級生の水読刹(退魔師)も当然小学三年生。
追加で登場した落葉蓮(退魔師)は中学一年生。
最初から登場している蜜柑(妖)は外見的には六歳女児。
最強の退魔師である鳳凰朧(仙人)は外見的には依達と同じ年代。(九歳前後か)
今回さらに追加で登場した、蜜柑の妹分の妖の梔子(妖)と鬼灯(妖)も外見的には六歳女児。
幼女ばっかじゃん。( ゚д゚)
一応、敦志と同級生の御堂美穂(一般人)と、ひとつ先輩の姫倉香利奈(一般人)もいるにはいるが、どう考えても幼女率が高すぎる。
あ、三十路前後の山田フィオレンティーナって人もいましたね・・。
これだけの数の幼女に囲まれた主人公が、真性のロリコンなんだから凄い話ではある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回、ようやく部外者である藤岡らや、敵対勢力である蜜柑が物語に絡んだ。長い伏線だったが、これはよかった。
ただ、このシリーズでずっと気になっているのだけど、主人公の他力本願は非常に歯痒い。一巻ですでに当主が指摘しているではないか、自分の身一つ守れぬ者が他人の心配など虫酸が走ると。
朧任せで蒼月を捕らえられるつもりになって、一般人に危害を加えた妖に手心を加えた挙げ句、呪われて逃げられる展開には呆れた。一般人がこの過程で死んでいたらどうするつもりだったのか。
鞍馬の家は、もう少し教育を考え直した方がいいだろう。依の奇行といい、あまりに行き届いていない。
冒頭の先の巻から続く展開の無意味さや、朔夜の登場がなんら生かされないストーリー構成のバラバラ感も鑑みて、星三つとする。