- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797366495
作品紹介・あらすじ
常識を覆せ!不可能を可能にする男・孫正義の伝える技術、その極意を学ぶ一冊。
感想・レビュー・書評
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いくつかは参考になる部分はありましたが、全体としては、冗長的で、内容も説明に欠けるきらいがありました。
10の方法も、23の法則といっているものがありましたが、ナンバリングもなく、どの内容をさし、示しているのかはよくわかりませんでした。
プレゼンテーションの具体例もなく、スライド全体のことをいっているにもかかわらずサンプルもなかった。
会場の設営や、説明の仕方についても、踏み込みがたりなかった。
半分は孫正義の宣伝かとおもいました。
良かった点は、次の通りです。
・10秒考えてもわからないことは、それ以上考えてもわからない。それ以上無理に考えることは時間の無駄だ
・プレゼンテーション全体の「メッセージ」がシンプルで骨太なことだ。
・戦略とは、情報を徹底的に集め、枝葉を除去し一番太い幹になるものだけに絞り込み、これをやらなければならないという急所をみつけること。つまり戦略の本質とは、「略」すること
・結論から言え、結論から
・すべてのスライドに数字の裏付けを示せ
・数字は比較して初めて意味がでてくる
・手元資料は配布しない。終了後に配る、プレゼンテーションを動画配信し、資料をダウンロードできるように、ウエブサイトに掲載する
目次は以下です。
プロローグ
第1章 孫正義のプレゼンテーションの本質
第2章 孫正義流 プレゼンテーションの作り方
第3章 プレゼンテーションの効果を劇的に高める10の方法
第4章 プレゼンテーションの成功を左右する4つの準備
付録
エピローグ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プレゼンの達人と呼ばれ、奇跡とも呼べる企業提携を世界中で実現してきた孫正義であるが、実は、そのプレゼン戦略は非常にシンプルで明確。本書には長年仕えてきた筆者しか書くことができないものであると思います。
孫社長のプレゼンの様子はYoutubeなどで比較的手軽に見ることができますが、何度見てもその名調子に引き込まれてしまいます。本書は長年孫正義社長の側に仕えてきた筆者が明かす孫正義流プレゼンテーションの極意とも呼べるものです。
ここに書かれていることで一番印象に残ったのは『準備』に相当手間をかけている、ということです。同じく、プレゼンテーションの魔術師の異名を取った故・スティーブ・ジョブズ氏もまたプレゼンのリハーサルはそれこそ家族や社員総出で行っていたというエピソードとはまた違いますが、孫社長の場合はまずブレインストーミングというのか。ホワイトボードを徹底的に使い、彼の言葉で言うところの『頭がちぎれるほど』考え抜いたアイディアをプリントアウトし、それを部下が文字通り徹夜で整理して骨子をくみ上げていくというところに、『爺殺し』や『人たらし』などと一部で嫉妬を買うようなあの聴衆を一気に自分に引き込むようなプレゼンができるのかなと思ってしまいました。
僕が印象に残っている孫社長のプレゼンは最後のほうで、自分の祖母の写真をスライドで見せ、『海峡』を14歳で渡ってきた祖母や自分のルーツを語り、『がんばります、よろしくお願いします』と深々と頭を下げた場面でした。ここに書かれてあることをすべて実行するのはすぐには無理かもしれませんが、プレゼンの能力を少しでも上げていきたいという方はぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか? -
孫正義が優秀なプレゼンターということはわかったが、書いてあるテクニックはそれほど目新しい物ではなかった。
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■プレゼン
1.孫正義のプレゼンは、一般的な経営戦略論の枠組みに従って、自社の強みや弱みを説明することなどはしない。その代り、その事業の「歴史的な必然性」を訴えるのだ。
2.戦略とは情報を徹底的に集め、枝葉を除去し一番太い幹になるものだけに絞り込み、これをやらなければならないという急所を見つけること。つまり戦略の本質は「略」すること。
3.数字は「比較」して初めて意味が伝わる。
4.プレゼンテーションする人が「主」で、スライドは「従」
5.人間はまず感情が動かされ、興味を持って初めて、論理的に話を聞く準備ができる。
6.経営者は身だしなみに気を配れ。経営の神様、松下幸之助も髪の手入れに余念がなかった。
7.心理学的には、アイコンタクトができないことは自信のなさの表れやうそをついているという印象を与える。 -
さすがに10年前のは古かった。
アップデートしたヤツを先に読んでいたので。 -
今ではよく目にし耳にする
孫正義の『1スライド・1メッセージ・1イメージ』
専門家でもない人間でも分かるほどシンプルな作りは、興味を引き込み、次に何が出てくるのかを期待させる。なぜだか知らないうちに、孫正義の渦に巻き込まれている(笑)
ビジネスに問わず、気づかないだけでプレゼンは常にやっている。自分でない誰かに向かって発していること自体がプレゼン、ここを分かってやるのと、何も分からずするのは雲泥の差(^^; -
孫正義社長のプレゼンは分かりやすいが、そこには見た目のわかりやすさや、数字の裏付けだけでなく、歴史的必然性が盛り込まれていた。ソフトバンク社内でのエピソードも興味深い。
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練習はしてないってのは結構な衝撃。
作り込む過程で理解把握して、話すきっかけを思い出すためのものという位置付けなんだなあ。 -
大崎Lib