孫正義 奇跡のプレゼン 人を動かす23の法則 ( )

著者 :
  • SBクリエイティブ
3.36
  • (9)
  • (19)
  • (26)
  • (13)
  • (0)
本棚登録 : 260
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797366495

作品紹介・あらすじ

常識を覆せ!不可能を可能にする男・孫正義の伝える技術、その極意を学ぶ一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いくつかは参考になる部分はありましたが、全体としては、冗長的で、内容も説明に欠けるきらいがありました。

    10の方法も、23の法則といっているものがありましたが、ナンバリングもなく、どの内容をさし、示しているのかはよくわかりませんでした。

    プレゼンテーションの具体例もなく、スライド全体のことをいっているにもかかわらずサンプルもなかった。

    会場の設営や、説明の仕方についても、踏み込みがたりなかった。

    半分は孫正義の宣伝かとおもいました。

    良かった点は、次の通りです。

    ・10秒考えてもわからないことは、それ以上考えてもわからない。それ以上無理に考えることは時間の無駄だ
    ・プレゼンテーション全体の「メッセージ」がシンプルで骨太なことだ。
    ・戦略とは、情報を徹底的に集め、枝葉を除去し一番太い幹になるものだけに絞り込み、これをやらなければならないという急所をみつけること。つまり戦略の本質とは、「略」すること
    ・結論から言え、結論から
    ・すべてのスライドに数字の裏付けを示せ
    ・数字は比較して初めて意味がでてくる
    ・手元資料は配布しない。終了後に配る、プレゼンテーションを動画配信し、資料をダウンロードできるように、ウエブサイトに掲載する

    目次は以下です。

    プロローグ

    第1章 孫正義のプレゼンテーションの本質
    第2章 孫正義流 プレゼンテーションの作り方
    第3章 プレゼンテーションの効果を劇的に高める10の方法
    第4章 プレゼンテーションの成功を左右する4つの準備

    付録

    エピローグ

  • プレゼンの達人と呼ばれ、奇跡とも呼べる企業提携を世界中で実現してきた孫正義であるが、実は、そのプレゼン戦略は非常にシンプルで明確。本書には長年仕えてきた筆者しか書くことができないものであると思います。

    孫社長のプレゼンの様子はYoutubeなどで比較的手軽に見ることができますが、何度見てもその名調子に引き込まれてしまいます。本書は長年孫正義社長の側に仕えてきた筆者が明かす孫正義流プレゼンテーションの極意とも呼べるものです。

    ここに書かれていることで一番印象に残ったのは『準備』に相当手間をかけている、ということです。同じく、プレゼンテーションの魔術師の異名を取った故・スティーブ・ジョブズ氏もまたプレゼンのリハーサルはそれこそ家族や社員総出で行っていたというエピソードとはまた違いますが、孫社長の場合はまずブレインストーミングというのか。ホワイトボードを徹底的に使い、彼の言葉で言うところの『頭がちぎれるほど』考え抜いたアイディアをプリントアウトし、それを部下が文字通り徹夜で整理して骨子をくみ上げていくというところに、『爺殺し』や『人たらし』などと一部で嫉妬を買うようなあの聴衆を一気に自分に引き込むようなプレゼンができるのかなと思ってしまいました。

    僕が印象に残っている孫社長のプレゼンは最後のほうで、自分の祖母の写真をスライドで見せ、『海峡』を14歳で渡ってきた祖母や自分のルーツを語り、『がんばります、よろしくお願いします』と深々と頭を下げた場面でした。ここに書かれてあることをすべて実行するのはすぐには無理かもしれませんが、プレゼンの能力を少しでも上げていきたいという方はぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか?

  • 孫正義が優秀なプレゼンターということはわかったが、書いてあるテクニックはそれほど目新しい物ではなかった。

  • ■プレゼン
    1.孫正義のプレゼンは、一般的な経営戦略論の枠組みに従って、自社の強みや弱みを説明することなどはしない。その代り、その事業の「歴史的な必然性」を訴えるのだ。
    2.戦略とは情報を徹底的に集め、枝葉を除去し一番太い幹になるものだけに絞り込み、これをやらなければならないという急所を見つけること。つまり戦略の本質は「略」すること。
    3.数字は「比較」して初めて意味が伝わる。
    4.プレゼンテーションする人が「主」で、スライドは「従」
    5.人間はまず感情が動かされ、興味を持って初めて、論理的に話を聞く準備ができる。
    6.経営者は身だしなみに気を配れ。経営の神様、松下幸之助も髪の手入れに余念がなかった。
    7.心理学的には、アイコンタクトができないことは自信のなさの表れやうそをついているという印象を与える。

  • さすがに10年前のは古かった。
    アップデートしたヤツを先に読んでいたので。

  • 今ではよく目にし耳にする
    孫正義の『1スライド・1メッセージ・1イメージ』
    専門家でもない人間でも分かるほどシンプルな作りは、興味を引き込み、次に何が出てくるのかを期待させる。なぜだか知らないうちに、孫正義の渦に巻き込まれている(笑)
    ビジネスに問わず、気づかないだけでプレゼンは常にやっている。自分でない誰かに向かって発していること自体がプレゼン、ここを分かってやるのと、何も分からずするのは雲泥の差(^^;

  • 孫正義社長のプレゼンは分かりやすいが、そこには見た目のわかりやすさや、数字の裏付けだけでなく、歴史的必然性が盛り込まれていた。ソフトバンク社内でのエピソードも興味深い。

  • 練習はしてないってのは結構な衝撃。
    作り込む過程で理解把握して、話すきっかけを思い出すためのものという位置付けなんだなあ。

  • 大崎Lib

  • 具体的な例として載せてあったスライドの作り方はとても参考になった。情報を詰め込みすぎてわかりにくいという悪いプレゼンをよくやってしまうので、要点を伝えることをもっと意識したい。ただ、何を伝えるかというのは、孫さんのように語るのはまだまだ勉強が足りなくて、できそうにない。時代の先を読む力を持つこと、歴史的必然から語ることなど、それは一朝一夕ではできないが、10年後、20年後にそうなれるように、学び、考え、表現し、批判され、話し合い、などなど、考えを深化させる過程を持つことが大切だと思う。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1972 年、福岡県生まれ。東京大学経済学部経営学科卒。三菱地所㈱を経てソフトバンク㈱に入社。27 歳で同社社長室長に就任。孫正義氏のもとで「ナスダック・ジャパン市場開設」「日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)買収案件」「Yahoo! BB 事業」などにプロジェクト・マネジャーとして関わる。2006 年にジャパン・フラッグシップ・プロジェクト㈱を設立し、同社代表取締役社長に就任。同年、子会社のトライオン㈱を設立し、2013 年に英会話スクール事業に進出。2015 年には英語学習1年完全サポートプログラム『TORAIZ』(トライズ)を開始し、日本の英語教育を抜本的に変えていくことを目指している。また自社経営のかたわら、東証一部上場企業、マザーズ公開企業をはじめ複数の取締役・監査役を務める。その一方で、厚生労働省年金記録問題諮問委員など、公職も多数経験。著書に、『すごい「数値化」仕事術』(PHP 研究所)、『[新書版]海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる』『【新書版】A4 一枚勉強法』(ともにPHP ビジネス新書)ほか多数。

「2023年 『孫社長のプロジェクトを最短で達成した 仕事が速いチームのすごい仕組み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三木雄信の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×