織田信奈の野望 7 (GA文庫)

著者 :
  • SBクリエイティブ
3.86
  • (16)
  • (27)
  • (19)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 275
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797367492

作品紹介・あらすじ

猫を崇拝する大坂・本猫寺との全面戦争を辛くも回避できた織田信奈とその家臣たち。すっかり織田家のキーパーソンの一人になった相良良晴も一安心していたのだが、そこに新たな騒乱の予兆が…。浅井朝倉連合軍を支えようと、越後の龍・上杉謙信が活動を開始。その動きをどうにか抑えるために、良晴と信奈は、北条家の小田原城に篭城する武田信玄のもとへ向かう。一方、浅井朝倉連合軍とにらみ合う最前線の虎御前山では問題が発生していた。軍師・竹中半兵衛のライバル陰陽師が浅井朝倉方に再び参戦、信奈不在の虎御前山は陥落の危機に陥る!急展開を迎える、天下布武ラブコメディ第七弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とうとう思いの成就か、、!

    6巻からの雰囲気が変わり山を一つ抜けたように感じる。実際はまだまだこれからなのだろうが、、

    今後の展開はどうなっていくのか史実との違いからどのように進んでいくのか気になる。

  • 関東奥羽編と浅井朝倉決着の巻
    こけしで米沢出てくるとか高校生とは思えぬ物知りでさす主人公(語呂わるい)
    お市の方の決着は過去最高弩シリアスで
    きっかけわりと適当だっただけに難しいところ
    武田四天王は真田家と同じで後付潤色だしねしょうがないね
    そして後北条氏の地元人気のなさ(嫌われているのでなく無関係さ)は相当
    徳川二半世紀統治の成果やね

  • 東国出張と、近江が片付いた話。
    前回とは打って変わっておもろかった。

  • 終始女難の相全開で、大変そうだなぁと。
    良晴を一番評価してるのは、武田信玄だって言うね。
    ようやく長かった浅井・朝倉との戦も終わり一件落着も毛利が動き出したり、南蛮が不穏な動きをし出したりでどうなる織田家。

    長政と信澄の件も平和に終わり、このIF展開は読んでてグッと来る。
    相変わらず光秀の空気の読めなさが半端ない。

    あと半兵衛ちゃん心配。

  • 正直、最後のエピローグ部分を読むのが辛かったです。
    劇中にて、
    『わたしが生きられたかもしれないもうひとつの生き方を選んでほしいのよ』
    これがもうフラグとなっていたんだなんて、知りも考えもしませんでした。
    外伝は先に読んでいたので、梵天丸がここでも意地をはるのがわかっていましたが、
    良晴の台詞、信奈の行動と、人は人によって動くんだなと思いました。

    エピローグ部分はまさに、人を動かすために信奈は選択しました。
    魔王ではないけど、魔王という認識を世の中に与えていく決心をした。
    それも謀反を繰り返していた弟のために、その妻のために。
    正直最後の挿絵は卑怯です。色んな感情が過ぎりました。

    さて、エピローグ部分はそこまでにして、
    今回の巻の話をしますと、
    今回は浅井朝倉編の最後の決戦がメインです。
    ですが、その浅井朝倉に援軍として毘沙門天(上杉謙信)がやってくるという話を聞き、
    武田信玄にそれを抑えてもらおうということになります。
    そのため、和睦を理由に婚前旅行を信奈と良晴がしようとするのですが、女難の相。
    ここにきて発動という!
    うまくいかないからこそのこの物語ですが、でこりんでしゃばり過ぎです。
    可愛いから許すけど!(そこじゃねーよ

    そうして、なぜか梵天丸の軍と戦うことになってと。
    わりと良晴は主人公の器というか、度胸があるので、
    最初は四天王に悪態つかれてましたが、終わってみれば、モテモテに。
    やることやってるやつだし、嫌気がしないのはここだけの話。
    梵天丸については、最初の方で書いたので割愛。
    和睦もできて、いよいよ信奈たちは浅井朝倉との決戦へ。

    この戦いもいろいろなことがあり、悪戦苦闘。
    ぼちぼち相良軍も限界が近づいてきてるなぁと思わせるものでした。
    黒田官兵衛も最後に出てきますし、その伏線でもあるのだろうし、
    信奈たちの未来のために、陰陽師を終わらす(古い因習から開放)必死さの局面でしたね。
    まぁ、吐血するぐらいヤバゲですが……。
    信澄がかっこいいと思える戦いですね。
    男の顔というもの。覚悟を決めた人ほどかっこいいと思います。
    私ですか? 真似したいけど、できない現実=つらい。
    そして終局の浅井父の切腹シーン。
    救えない命も絶対ある。そういうことを再度警告してるという暗示ですかね。
    その父の必死の自殺にて、浅井長政は死にました。
    そうして、この戦いは終わりました(朝倉さんは省き

    そしてエピローグ
    信奈、父。
    色んな想いと、犠牲。
    それらによって、信澄とお一は小さいながらも夫婦の縁を
    再び手にすることができたのです。

    省いた朝倉さんは絶対いつか出てくるので、それまでは忘れていましょう!
    もしかすると、本能寺の変あたりで出てくるのかもしれない。
    足利も怪しい動きを見せていますし、物語は加速し始めましたね。

    次回から、毛利編が始まるようですが、
    やっと織田信奈の野望が面白くなってきたなぁと思う次第。
    オリジナル要素がこれからは強くなっていきますし、そこをどうしていくのか。
    楽しみですね。

  • 竹中半兵衛はうすうす予想ついてたけど、なんだかなぁ。
    すごい活躍してるっていう感じの割に、ヤンみたいな印象に残らないのはほとんど防御戦だったからか?
    何かなぁ、大して印象に残らないキャラと話だよなぁ。

  • 夏アニメが放送中の「織田信奈の野望」7巻が電子版でリリースされたので購入して、そのまま読破。この巻の辺りはもうアニメでもやらない範囲なのだけれども、作者にとっては、そろそろ史実との距離感で悩み出す頃合いなのではないかと。

    すごく大雑把に言ってしまえば、前半がラブコメで後半がシリアスな内容。この作品の肝はやはり史実と離れたオリジナルの部分に、いかに重厚さを持たせられるかというところにあると思うんだけど、やはり史実のリアルな重みってのは、凄いなぁと。頭の中でアレコレ考えるだけでは、そこに勝てないのかなぁ。そんな印象を抱いた7巻でした。

  • 織田信長の野望を女体化したハーレム系ラブコメディ。
    冒頭は割とようやく来たかって感じのラブラブ展開で、後半は浅井長政と市の話の決着。
    半兵衛ちゃんがいい子で健気過ぎてちょっと泣けてくる。

  • 姫武将ばかりの戦国時代飛ばされた高校生が活躍するパラドックス時代ラノベ。
    今回はお市と長政の会で小谷城、虎御前山での戦い。

    最初の方は、あぁ、ラブコメへ行ってしまったか…とガッカリしていたんですが、そこからの怒涛の展開は読んでいて楽しくて、主人公の良晴は追い変わらず女難の相全開であきない。
    前回は猫耳ということがその時代にないから受け入れられなかったが、今回は大本は史実に基づいているんで、パロディだからと認めたい。

    あとがきとかではあとどれくらいとかって書いてないけどそろそろ終わりそうなフラグが最後に出てきた。
    本来は本能寺で終える信長であるが、どうなるのか楽しみだ!

  • 長政と信澄の件がとうとう決着ついたよ! 史実よりの話はハラハラする。
    主人公の女難ぶりはひどくなる一方。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

2009年『織田信奈の野望』でGA文庫からデビュー。2012年7月にTVアニメ放映のヒットとなり、現在は『織田信奈の野望 全国版』がファンタジア文庫より刊行中。他作品として『真・三国志妹』(ファンタジア文庫)『Re:スタート!転生新選組』(電撃文庫)『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』(ダッシュエックス文庫)などがある。

「2023年 『天才少女、桜小路シエルは異世界が描けない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

春日みかげの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×