恐れない技術 (SB文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797368178

感想・レビュー・書評

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  • いまいち自分には合わなかった。

    他人には期待するな、などの論旨には首肯できても、論の運びに首肯できない。エピソードから結論までが飛躍しすぎている。エクストリームすぎて納得できない。動じないというより、ただの無鉄砲では?と言いたくなる。生存バイアスがかかっている様に思う。

    タイトルに『技術』と関する割には具体的な方法論は少なく精神論が多い様に感じた。

  • 久々の雀鬼。そんなものと思っておく。期待しない。だから恐ることもない、という本。構成等イマイチ。中身も雀鬼ならそういうだろうというレベル。

  • 桜井さんの真似は、とてもできないが、今の時代は、なかなか出てこない人物でしょうね。

  • 著者の「群れない生き方」を読んでから連続だったので、重複する内容を多く感じ、感動も低かったかもしれない。

  • 人からはよく「落ち着いてるね」と言われる。しかし実際のところ、トラブルが起きたり他部局とやり取りする際は、いつもドキドキしている。自分が尊敬している上司を観察すると、そうしたトラブルなどに落ち着いて、適切な対応をとっている。自分もそうなりたい。そのためには実務的な能力も必要だが、精神的なタフさも必要になる。どんなことが起こっても物怖じしないような、そんな心。それを学ぶために本を買ってみた。



    ・君がつまらないことに動揺したり、怯えたりしないためには"好調が当たり前だと思わないこと"が一番だ。
    ・最初から他人に過度の期待をしないこと、もしくは願望を持たないことである。なまじ、相手に期待をするから、裏切られたときに、人は動揺をする。
    →時々、どうしても嫌な人と連絡を取るときがある。こちらは何も失礼なことをしていない(と思っている)にも関わらず、相手は終始不機嫌。そんな人と仕事をすると、変にこちらは動揺してしまう。本来あちらがすべきことも、「じゃあウチでこれもやっときますね」なんて、無駄にサービス精神を働かせてしまう。そんなご機嫌取りすら、後で思い返すと情けないやら、腹立つやら。しかしそれは私の前提が「お互い良好な関係で仕事をやる」ことが前提となっており、それが崩れたから不快に感じていたのだと、気付かされた。最初から相手が良いヤツだと期待しなければいいのだ。会話の中で「お、いい人だな」と感じればそこから、より良好な関係を築けばいいだけだったのだ。もちろん、こちらはマナーは押さえとくべきだろう。相手の目を見る、メールよりも対面、挨拶をする、など良好な関係に向けて自身ができることは多々ある。あとは相手次第であって、相手が特に関係を良好としたくないのであればそれでいいし、だからといってこちらも態度を硬化させる必要はない。はなから期待をしなくていいのだ。


    ・人を怯えさせたり威嚇するような態度を取る相手には、恐れずに毅然とした態度を貫くのが一番
    →これはその通り。相手が威張ってる場合でも、こちらは恐れず対応するのが一番だ。私は大学職員なのだが、以前上司から、「教員は自分の上司じゃない。思ったことはきちんと言う。」と聴かされた。本書の言葉と併せて、心に刻みたい。


    ・イヤだから避けるのではなく、負けるから逃げるのではなく、「イヤだから積極的に向かっていく」「負けても果敢に挑んでいく」という気持ちを、ぜひ持ってほしい
    →イヤなことは避けたい。面倒くさい事案が起きた際も、思わず「面倒だな」と口にだし、後回しにしてしまうことも多い。しかし、そうした「イヤだから避ける」「面倒だから後回しにする」ことは、おそらく今後キャリアを積んでいくうえで、無くすべき悪しき習慣だというのは明らかである。逆に「イヤだから取り組む」「面倒だから先に済ませる」といった、逆説的に物事を考える習慣を今のうちに身に着けると、後々大きな財産となるに違いない。


    ・生きた金の使い方-。それは結局、子どもにとっての「思い出」がいかに大切かということを知っていて、そういうことのためには、金がかかっても何とかするといった使い方に他ならない。
    →正直、私は物欲があまりない。誕生日に何がほしいと妻に聞かれて、毎度答えに窮する。だからお金はあまり減らず、使い道があまりない。本書では子どもの思い出にお金を使ってはどうか、と述べている。子どもに限らず、他者のためにお金を使う、というのはとても大事な考え方だと思う。以前「夢をかなえるゾウ」で「コンビニのおつりは募金箱に入れてまえー」と書かれており、結構それは実践している。誰かのためにお金を使うって、もらった人はもちろん、与えたほうにとっても気持ちがいいものだ(それは成金的な思いではなく)。子どもの思い出含め、今後も「他人のためにお金を使う」ことを忘れずにいたい。

  • 「動じるな。ぶれるな。求めるべきは、安住ではなく試練である」

    余計なことはいちいち考えず、今を一生懸命いきる。
    自分との約束を守り、自分との勝負に勝つ。
    そして、試練さえも楽しんで生きる。

    自分自身、小さなことに悩んでしまうので、この境地に達するのはすぐには不可能だろう。
    「それでも、自分との約束をまもり、一歩でも近づこう!!」
    そう思わせてくれた一冊でした。

  • 読むとなぜか説得させられる。

  • 20年間無敗の雀鬼と呼ばれた著者桜井章一。彼の独特な考え方からところどころ納得いかないところもあるけれど、現代社会に欠けているものを鋭く指摘する視点には感銘。勝負する男は肝がすわって気持ちがいい。男として憧れます。

  • 著者の写真をみるとちょっと怖そうでしたが、タイトルに興味があって購入。
    一体、どこが安泰で、どこが成功なのだろうか?
    そんな現代を、君たちはどう生きていけばいいのだろう?
    答えは簡単だ。君は堂々たる自分の人生を歩めばいい。
    何事にも惑わされず、自分らしい生き方を貫くだけだ。
    そして、しなやかにこの世を生き抜き、君の周りに何が起こっても、恐れなければいい、ただそれだけのことだ。
    はじめの言葉に惹かれていきます。わかり易い言葉で諭してくれた、いい本でした。

  • これも良く出来た内容でした。
    脅しをかけてくる人たちが、著者をみると逃げるとか何も出来なくなることをさらりと書いていますが、そこまでなるのならどんな雰囲気・オーラを醸し出しているんじゃ!と突っ込みたくもなってしまいますが。

    そこまで出来なくても、
    ”危険なものに対して「こいつは面白くなってきたぞ」と物事を自然と客観視するクセがついたこと”
    ”「俺にはいいところも悪いところもあるし、もちろん、弱いところもたくさんある。そしてそれが俺なんだ」”
    この考え方だけでも、見につけれればいいかと思う。

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著者プロフィール

1943年東京・下北沢生まれ。昭和30年代から、麻雀の裏プロの世界で勝負師としての才能を発揮。“代打ち”として20年間無敗の伝説を築き、“雀鬼”と呼ばれる。現役引退後は、「雀鬼流漢道麻雀道場 牌の音」を開き、麻雀を通して人間形成を目的とする「雀鬼会」を始める。
主な著書に『決断なんて「1秒あればいい』(ソフトバンク文庫)、『感情を整える』(PHP文庫)、『努力しない生き方』(集英社新書)、『体を整える』(講談社)、『「実践」で身につけた本物の教養』(クロスメディア・パブリッシング)、『超絶』『金メダリストの条件』(以上、竹書房)などがある。

「2021年 『瞬間は勘と愛なり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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