数学ガールの秘密ノート/式とグラフ (数学ガールの秘密ノートシリーズ)

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  • SBクリエイティブ
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本棚登録 : 876
感想 : 60
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797374148

作品紹介・あらすじ

「僕」と三人の少女が、中学・高校レベルの数学をやさしく解き明かす。新たな発見に出会う新シリーズ、第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 『トップランナーの図書館活用術 才能を引き出した情報空間』(岡部晋典/著、勉誠出版)を読んだときに気になった「数学ガール」シリーズ。
    挑戦してみようと思ったのですが、数学苦手な私がいきなり読めるのか…と不安になり、まずはより易しい内容を扱った「数学ガールの秘密ノート」シリーズから取りかかってみました。

    登場人物たちの対話を通して、数学のおもしろさを味わえる構成になっています。
    十数年ぶりに連立方程式や放物線グラフを書いてみましたが、意外と覚えているものです。
    しかも、ペンを走らせながら結構楽しいと思っている自分にびっくり。
    当時は嫌で嫌で仕方なかった数学ですが、自分からポジティブな気持ちで向き合ってみると、パズルのようなおもしろさがありました。

    登場人物たちのキャラクターが多少ラノベっぽいかも…とも思いましたが、中高生にはとっつきやすそうです。
    自分の理解が追いつくところまで、この2つのシリーズを追いかけてみたいと思います。

  • 2019.09.09 読了
    図形の世界と数式の世界。今まで点で理解していたものが、線になって、世界が広がっていく感じ。数学ってこんなに楽しかったんだ。

  • 〈深い数学の世界へ優しく導く〉

    数学が好きな「僕」が二人の少女の問いに答えながら数学を解説してくれる一冊。

    元々2007年から結城浩さんによる数学青春物語『数学ガール』シリーズが発行されました。そのシリーズでは「フェルマーの最終定理」「ゲーデルの不完全性定理」など、主に高校数学以上の事柄がテーマとして扱われています。
    こちらの『数学ガールの秘密ノート』シリーズは「式とグラフ」「整数で遊ぼう」「丸い三角関数」など、中学生や高校生向けのやさしい数学をテーマに執筆されています。
    「式とグラフ」はこのシリーズの1作目です。

    テーマに数学を据えていますが、小説のように登場人物の会話で話が展開していきます。
    主な登場人物は、数学が好きな高校生の「僕」、同じく数学を趣味とするクラスメイトの女子「ミルカ」、数学に興味を持つ後輩の女子「テトラ」、「僕」の従妹の中学生「ユーリ」です。

    このシリーズは、読者が数学の授業中に気になったり立ち止まったりしてしまうところ、例えば「式とグラフ」では「なぜ式にxやyといった『文字』を使うのか?」「なぜ丁寧に答案の式を書かなければいけないのか?」などの細かなところから説明してくれます。
    数学の授業で教わっているときに実際にそのような疑問を思い浮かべても、解決されることは少ないかもしれません。
    理由としては、授業中に質問するのが恥ずかしい、質問するタイミングを逃す、授業がどんどん進んでいく、クラスメイトを見るとみんな納得したように見えるから疑問だと言いづらい、先生が解説してくれない、先生は解説してくれたが理解できなかったなど、様々だと思います。
    この本では、そのような些細な疑問を「テトラ」や「ユーリ」が「僕」に質問し、「僕」は丁寧に噛み砕きながら説明してくれます。

    後輩の女子「テトラ」と従妹の「ユーリ」は年齢や数学への理解度はそれぞれ異なりますが、二人に共通しているところがあります。
    それは「わからないことへの素直さ」です。これは本文でも「僕」にも言及されています。
    分からない点を言葉にすることは恥ずかしさや格好つけが優先されて、なかなかしづらいものです。
    しかし、この二人は疑問に思ったことを素直に言葉にしています。「僕」はそれを馬鹿にすることもせずに丁寧に説明してくれます。まさに二人が読者の代弁者になってくれているわけです。
    この「素直さ」は何歳になっても持ち続けたいですし、そのような「素直さ」を持っている人に出会った時には力になってあげたいと思いました。

    「式とグラフ」では主に文字、代入、恒等式、方程式、グラフ、比例、反比例などを扱っています。
    それらにつまづいた人も、より理解を深めたい人にもオススメです。

  • 数学ガールの簡単なバージョンで、≪図形の世界≫と≪数式の世界≫を行きつ戻りつしつつ、それぞれの理解を深めることが出来る本です。

    反比例のグラフについて、自分も子供の頃に同じような感想を持っていたので懐かしくなりました。

    それから、付録のようなエピローグで説明されている、立体への拡張が良かったです。

    数学の面白さですよね。

  • 当初のイメージ通り、息抜きには良かった。
    思った以上にさらっと読めた。本編が数学的内容もストーリーもボリュームあるので、悪く言うと拍子抜けしたかも。
    こういうのもたまには良いね。

  • すっかりはまってしまった「数学ガール」。この「秘密ノート」シリーズでは、中学レベルでもわかるよう、数学トークが展開されています。
    本編は正直数式についていけず、雰囲気だけ楽しんでいた生粋の文系ガールな私も、この本は理解しながら読むことができました。
    《数式の世界》と《図形の世界》をいったりきたり…という発想が面白かったです。連立方程式を解くのはかんたんだけど、図形に表すとそのルールを「目で見える」ようにできるんだなって。なんだか不思議です。

    数の世界は整理された美しさがありますね。深くて、美しくて、なんだか真理のようなものを感じる。数の世界もまた主の栄光をあらわしているのだなぁ、と思いました。

  • 数学ガール・シリーズの新シリーズです。
    これまでもシリーズも魅力的でしたが、内容が難解すぎる部分が残念でした。この新シリーズでは、内容を中学生でもわかるくらいに引き下げられているので、より多くの読者が楽しめるものになっていると思います。

  • 結城さんという数学者が、「数学ガール」というシリーズで、数学を題材にした本を書いています。この本のテーマは「式とグラフ」という基礎的なものですが、他にはもっと難しいテーマを扱っているようですね。

    この本には中学生で習う、一次関数や二次関数、因数分解等の問題が出されていますが、「もっと考えたいあなたのために」という章に書かれている問題は、さすが、数学は哲学という分野だと感じさせるようなものでした。

    他のシリーズも読んでみたいと思いました。

    2013年8月17日作成

  • [第5刷]2017年8月7日

  • 本書は中学生に最適な内容だと思った。
    やや回りくどいと感じた部分もあったが、こういった部分でつまづく人が多いのかもしれない、と考えさせられた。
    最後の「もっと考えたいあなたのために」の問題に、多少の指南なり一つの回答なりを加えておいて欲しかった。

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著者プロフィール

結城浩 1963年生まれ。プログラミング言語、デザインパターン、暗号、数学などの分野で入門書を執筆。 代表作は『数学ガール』シリーズ。J.S.バッハの「フーガの技法」が大好きな、プロテスタントのクリスチャン。2014年度日本数学会出版賞受賞。

「2022年 『数学ガールの秘密ノート/図形の証明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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