- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797374971
作品紹介・あらすじ
あの運命のライブから3年。
あの冬からも3年が経ち、春希は大学3年生になっていた。
雪菜ときちんと向き合えないまま迎えた3度目の冬。
気の置けない同期生・和泉千晶に、面倒見の良いアルバイト先の上司・風岡麻理。
加えておせっかい焼きの後輩・杉浦小春たちと過ごす日常は忙しく、
そのときだけは、かずさのことも雪菜のことも考えないで済む時間を春希に与えてくれていた。
そんな折、春希のもとにかずさに関わるある転機が訪れる。
雪の季節に再び動き出す関係。その先にある未来は、果たして――。
原作シナリオ・丸戸史明の大人気タイトル「WHITE ALBUM2」小説化第3弾。
感想・レビュー・書評
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大学生編のクリスマスまでの話。
小説では、その他の人々は出さんでもよかったように思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原作のクロージングチャプター(大学編)の前編。雪菜とのクリスマスまでを描く。
高校編での衝撃のラストから、未だに立ち上がれない、というか向き合うことから逃げ出した主人公と、それを見守ることしかできないうちに、面倒な性格にねじれてしまったヒロインの葛藤を描く。
高校編で出てたもう一人のヒロインは、今回は原作同様チョイ役。
とにかく主人公もヒロインも、一言でいうと面倒くさい。それを周りの友人たちがどうにかいい方向に進展させようとがんばる姿がとにかく健気。
お話的には、高校編はとにかく呪いみたいなもので、それを解くためには大学編もそうだし、今後出るであろう社会人編(coda)も読まずにはいられない。
兎に角目が離せないのです。