基礎からわかる数学入門 数の発展から微分積分まで

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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797375053

作品紹介・あらすじ

無理数・虚数・関数・不等式・指数対数・三角関数・極限・微分・積分……。
先生と二人の生徒との対話を通して、高校の授業でわからなかった数学のポイントが確実に理解できます。
用語の意味や数式展開も飛ばすことなく、じっくりていねいに解説しています。

大ロングセラー『数学入門』(岩波新書)などで著名な遠山啓が、
1960年代後半に高校生を対象に執筆した数学入門書の復刊です。
数学の基礎概念から高校で学ぶ微分積分までを、
平易で読みやすい文章と工夫された説明図でわかりやすく説明しています。
ユニークなスタイル(先生と生徒の対話形式)と、遠山啓一流の巧みな比喩を使った解説により、
数学が苦手な読者でも、豊かな数学の世界が理解できるようになることでしょう。
中学・高校の数学の再学習の書として、高校生はもちろん、大学生、社会人に最良の1冊です。

はしがき
第1章 集合と数
第2章 関 数
第3章 いろいろな関数
第4章 式とグラフ
第5章 分析と総合
第6章 収束と極限
第7章 微分
第8章 積分
数学を勉強する人のために

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて。

    基礎からわかる、とあるが、実際には高校までの数学の基礎ができている人が、より深くあるいは視野を広げるための本。この本で数学の基礎はつかない。別の言い方をすれば著者の基礎レベルがやや高いと言える。
    高校の数学をやり直しながら数学を別の切り口から見てみたかったのだが、本の持つ方向性と私の希望の方向がちょっとずれていて期待に沿う本ではなかった。

  • 後半はほとんど速読。わからなかった。

  • 二次方程式の解の公式が、本書では「根の公式」となっていたり、3次方程式は高校でやらなかったりして、時代の違いを感じる。
    第一章では、有理数と無理数の名前の由来や、複素数平面がなぜそのように表されるかがわかって面白かった。

  • 合本の元ネタの本は、1967年と1969年の出版。しかし、その時点で後書きに「これからの社会、数学が必須になる」と書かれている。
    どっかのアホな作家が数学が必要ないというのは、前近代的なことだということが、はるか前に指摘されていて痛快だった。

  • 再度、数学を見直したいと言う安易な気持ちから、読み始めた本。微分や積分を中心に、その公式や原理について解説しているだけでなく、それが生まれた背景や歴史に関しても解説しています。

    わたしの場合は、途中から挫折して、ほとんど飛ばし読みでした。悔しいのて、丁寧に再度、読み直したいと思います。cos、sin、tanなどは中学に戻っておさらいです。

    数学的センスの問題もあるのかな。

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著者プロフィール

遠山 啓(とおやま・ひらく):1909-79年。熊本県生まれ。東京大学数学科に入学するも退学、のち東北大学数学科を卒業。海軍教授をへて東京工業大学教授。数学教育への関心から民間教育団体「数学教育協議会」を結成、長く委員長をつとめた。数学教育の理論と方法を開発・提唱し、その水道方式、量の理論などは、教育現場に大きな影響を与えた。著書に『無限と連続』『数学入門(上・下)』(以上、岩波新書)、『代数的構造』『現代数学入門』『代数入門』『微分と積分』(以上、ちくま学芸文庫M&S)『競争原理を超えて』(太郎次郎社)などがある。教科書や雑誌の創刊にも多く関わった。

「2023年 『初等整数論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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