なぜ男は女より早く死ぬのか 生物学から見た不思議な性の世界 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797375305

作品紹介・あらすじ

地球上に住んでいる生物の「性」の不思議と面白さを、生物学の視点から読み解き、分かりやすく紹介!
生物のさまざまな性を知ることで、人間の「男と女」の本質が見えてくる!

なぜ男は女より早く死ぬのか、なぜ男は女より体が大きいのか、
なぜヒトは男と女に分かれているのか……
人間の性にはさまざまな謎があるが、そうした疑問を生物学の側面から考えると、
どのような説明が成り立つのだろうか。
ゾウリムシのような微小な生物から昆虫、爬虫類、哺乳類に至るまで、
さまざまな生物の性の仕組みを紹介しながら、ヒトの性の不思議を解き明かす!

まえがき
第1章 なぜヒトは男と女の2性なのか
第2章 男と女はどうやって決まるのか
第3章 実はあいまいだった男と女の区別
第4章 男と女の出会いの秘密
第5章 本当に男は生物学的に役立たずなのか
第6章 男女の概念をひっくり返したiPS細胞
あとがき
主な参考文献

感想・レビュー・書評

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  • 意外と類書がないが、ゾウリムシには性が3つ以上ある。それ以上複雑な生物だと、2性しかないが、それでも効率性では無性生殖の方がよく、なぜ有性生殖が一般化したのかは綺麗な説明が今の所ない。
    デフォルトは女性で、男性を決めるのはy染色体が必要、そしてそのy染色体は不完全である為、男性の方がガンへの免疫が弱く、寿命が短い。他の説としては、男性ホルモンが危険にドライブする為。

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著者プロフィール

1943年、北海道生まれ。北海道大学理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。1970年から北海道大学理学部および同大学院理学研究科で研究・教育に従事し、2007年に北海道大学を退任。両生類の実験発生学が専門で、研究テーマは「遺伝子発現におよぼす環境因子の影響」など。主な著書に『黒人はなぜ足が早いのか』(新潮選書)などがある。

「2013年 『なぜ男は女より早く死ぬのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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