東大首席弁護士が実践! 誰でもできる<完全独学>勉強術 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797377392

作品紹介・あらすじ

結果が出るから勉強するのが面白くなる! 仕事にも活かせる!

東大法学部へ現役合格、東大3年生のときに司法試験に一発合格、国家公務員試験第Ⅰ種試験にも一発合格、東大卒業までに必要な162単位をオール「優」を取得、法学部における成績優秀者として「東大総長賞」を受賞し、同学部を首席で卒業。財務省入省後はエリートコースの主税局で活躍するも、2年後に退職して弁護士に転身――。非の打ちどころのない完璧な経歴を誇る著者。だれもが「きっと地頭がいいんだろう」と天才扱いするがそうじゃない。実際、知能指数も一般レベルだ。
これらの桁違いの実績を実現したのは、いずれも「教科書を7回読むだけ」という著者ならではの方法論。塾に通ったり家庭教師についたりしたことは過去一度もない。本書では、そのシンプルにして合理的、かつ安上がりな独学法のすべてを公開。大学受験はもちろん、中学・高校受験、社会人の資格試験にも必ずや役立つ方法だ。

感想・レビュー・書評

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  • 著者が自分の経験に基づいてユニークな勉強の仕方を紹介してくれる。なんと教科書を7回読めばというやり方だそうである。しかし最初の3回は下地で、じっくり読まないそうです。眺めるだけ。4回目からいよいよ黙読し始める。早速やりたくなる勉強法である。

  • 前著を読んだことがあるが、より具体的な印象。数学にも当てはめられるのは意外。
    理系科目と英語が自分の関心分野なので当てはめられないことが多そうとも思うが、純粋暗記系の勉強の際には試したい。

  • 「誰でもできる」というのは言いすぎだと思うが、著者の7回読み勉強法、その前提となる考え方及び実際の実践時の留意事項について述べた本です。
    高速大量回転法の宇都出雅巳氏がメルマガで紹介していたので読んでみました。

    基本的な考え方は、「高速大量回転法」と同じで、何回も読むことで段々と理解を深めましょうというスタンス。
    「高速大量回転法」との大きな違いは、目安ではあるもののその回転にかける時間と、そのときの学習強度を明確にしている点である。
    ここらへんは、セミナーを受講させることを目的に内容をぼやかさざるをえない宇都出雅巳氏と、弁護士として活躍する著者の違いなのだろうか。

    ここまで具体的になっていれば、実際にやってみやすい。

    【7回読み勉強法】
    ・1回目 1ページあたり4秒。漢字中心に全体を眺める。
    ・2回目 1回目とほぼ同じ。眺めるときに数字も含める。
    ・3回目 1ページあたり8秒。読み漏らしを拾う感じで読む。
    ・4回目 1ページあたり20秒。テンポよく黙読するイメージ。
    ・5回目 1ページあたり20秒。理解する。ただし再現はまだ無理。
    ・6回目 1ページあたり25秒。精読→要約
    ・7回目 1ページあたり25秒。要約→精読

    6・7回目に難しい単語をノートに書き出すと、記憶力強化になる。
    その後、問題集へ移行する。

    【理系7回読み勉強法】
    ・1・2回目 上記7回読み勉強法と同じ。
    ・3〜5回目 例題を書く
    ・6・7回目 応用問題の回答を読む

    基本スタンスは解答を読んで、解法を覚えるということ。

  • 著者の提唱する「七回読み勉強法」を、具体的に説明している本です。

    大学受験の日本史と数学の学習を例に、著者の勉強のしかたが説明されているのですが、日本史にかんしては著者の他の本で語られていることとあまり大きなちがいはないように感じました。数学にかんしては、解きかたを覚えてしまうという方法が紹介されていますが、こうした方法は和田秀樹の受験対策本などで提唱されているものに近く、わたくし自身は目新しさは感じられませんでした。

    これまでの著者の本よりもいっそう具体的に「七回読み勉強法」のやりかたを説明しているという触れ込みなのですが、著者自身の個人的な勉強のスタイルについての記述が多く、実質的な内容は希薄だったように思います。

  • やたらと本屋で見かける、勉強エリートさんのhow to 本。ブックオフで買った。
    …7回読んで覚えろのこの本もまだ、1回目のナナメ読み状態です。
    基本に忠実、反復、カラダで覚える。 真面目な根性と体力と集中力と、興味あろうがなかろうが継続する努力。タイムマネジメント能力、誘惑に負けない心も必要。

    多くの人がそこで挫折するわけだが。この人はそれを子供の頃からずーっとやってるわけだ。普通の人なら、東大に入るとか、司法試験に受かるとか、大蔵省にはいるとか、どれか一つで満足するところを、飽き足らずに続けていったわけだ。

    勉強界のハットトリックを成し遂げた彼女は、35歳、知性と美貌と健康に恵まれた彼女はこれから果たして何を目指すのか。
    週刊誌からの選挙に出ては?との問いには、政治を通して社会を変えたいとか、そういうモチベーションが持てなくて大蔵省を辞めたので、議員になる気はありませんと答えていた。

    ならば、弁護士になって困っている人を助けるとか、大学で研究職に就くとか、留学歴を生かして国際コンサルタントになるとか、いくらでもできることはあるはず。
    自分の恵まれた環境や能力や人脈を通じて、次は社会にどんな貢献ができるか、行動すべきでは?
    それとも頭良すぎると、自分より頭悪い人には冷淡になってしまい、他者のために労を尽くすという気持ちにもならないのかしらね?

    結局、どんなに勉強が出来て立派なタイトルを手にしても、パッションがないと仕事って出来ないのね。この方が身を以て証明してるわ。肩書きばかりで、結局ご自分が何したいかも分からないのでは?

    こんなハウツー本書いて小遣い稼ぎしてる暇があったら、持てる能力を生かして社会に貢献しろ!

    …あと、彼女の努力して叩きこむ系メソッドは、AI時代の到来と、パターン暗記学習型試験の消滅によって、葬られる可能性もある。


  • 東大を首席卒業した著者が編み出した、教科書を7回読む勉強法の指南書。
    1-3回目は目を動かす、4-5回は流し読み、6回目は黙読→要約、7回目は要約→確認、という流れ。読んで記憶する事が得意という著者の勉強法なので、読む事が苦手な人は合わないと思われる。また、読んでも理解できなければ頭に残らないので、地頭力を鍛えるしかないようだ。
    教科書や解法を記憶する事で問題が解ける分野は強いとの事。まずは資格試験の勉強で試してみようと思う。一方で現代文や英語には不向きとの事。ただ、英語の文法書をマスターするに役立つかもしれない。

  • 得手不得手、実際の感覚について割合丁寧に書かれてあり、この方法がどういうことに向いているかよくわかる。読書法としても読むことができるし、必要なデータをどう定着させるかという意味でシンプルで合理的な感じがした。余白を残しながらも基本を伝えていてなるほどと思った。回転式読書と近いところがあると思う。

  • ①テキストや資料の『読み込み方』の参考にはなった。初めに全体に目を何回か軽く通した後に普通に読んだり、熟読したりするやり方は色々と応用が効く。

    ②目的に応じて読み方を変えるやり方を認識出来た。おかげで疲れているときには軽く目を通したり、概観をつかんだりするだけなど、コンディションに合わせて読み方を変えることが出来るようになった。

    ③日にちを開けて同じ本を異なる再読することを意識出来るようになった。

    ④文章やテキストを読み込む中でキーワード(固有名詞、専門用語、年号など)を意識するタイミングや、これらだけを紙に書き出していくやり方は参考になった。

  • 官僚って大変だな、、。すごい!幻聴が聞こえるまで勉強頑張っててすごいです。

  • 本の読み方が書いてあります。
    実際やってみると難しい!後半読みがマスターできません。

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著者プロフィール

1983年、札幌市出身。2006年3月、東京大学法学部を卒業。同年4月に財務省に入省。08年に退官し、15年まで弁護士として法律事務所に勤務。15年9月~16年8月、米ハーバード大学ロースクールに留学し、卒業。17年4月、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程に入学。17年6月、米ニューヨーク州弁護士登録。20年3月、東大大学院を修了。20年4月から信州大学特任准教授となり、翌年、特任教授に就任。

「2023年 『挫折からのキャリア論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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