- 本 ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797377422
作品紹介・あらすじ
激動の20世紀を舞台としたシリーズの最終巻となる本作では、第二次大戦後、1961年のベルリンの壁、アメリカ公民権運動などを軸に物語が展開する。家族と別れ、壁の向こうの自由を求める姉弟、差別と闘い続ける黒人青年、モスクワで地下活動を行う美人ジャーナリスト、そしてその家族と友人たちの人間ドラマが、史実と密接に関わりながら濃密に紡がれていく極上のエンタテインメント小説。
1961年、共産主義体制下の東ベルリン。反体制派の烙印を押された教師のレベッカは驚愕の事実を知らされた。夫の正体は秘密警察官で、彼女と家族を監視していたのだ。希望を失ったレベッカは自由を求めて西側へ逃亡をはかる。一方、公民権運動が広がるアメリカでは、黒人青年ジョージが司法長官補佐として希望に燃えていた。人種差別撤廃のため政界に入り、みずから国を変えるのだ。そしてモスクワでは双子の兄妹ディムカとターニャが理想の社会実現を目指し奔走する……。激動の20世紀を背景に壮大なスケールで描く大河ロマン。
感想・レビュー・書評
-
今回の舞台は、モスクワ、ワシントンDC、キューバ、ベルリン、モスクワ、ロンドン。1961年の公民権運動、ベルリンの壁建設、キューバ危機を巡る群像劇。政治の話を飽きさせないように適度なエロが挿入されるのも定番。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9月-11。3.5点。
百年三部作完結編。
東西ドイツの対立と、米ソ冷戦がスタート。
相変わらず一気読み。次巻が読みたい。 -
終わりの始まり。
ケンフォレットの最大の著作はついに始まりました。
まだあと3巻、味わって読んでいきたいと思います。 -
待ちに待った第三部。やっぱり一気呵成に読ませてくれます(^^)
1巻目はフリーダム・ライド、ベルリンの壁、キューバ危機と60年代初頭の大事件を扱っています。
著者プロフィール
ケン・フォレットの作品





