- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797380842
作品紹介・あらすじ
読み出したら止らない、最高の数学読み。
結城浩氏推薦
「あふれる数学の楽しさを実感できる
本書は、数学にまつわる話題がぎっしり詰まった読み物です。
易しいものから難しいものまで書かれていますが、たくさんの話題が集まっているので、難しい部分は読み飛ばしても大丈夫。ロングテール、三角法、惑星の軌道、虚数、微積分、ライフゲームなど、話題は多岐に渡ります。
数式はほとんど出てきませんので、数式が苦手な人も読み進められるでしょう。また、図版がたくさんあるので、それを眺めるだけでも興味が湧いてきます。私は、カテナリーとガウディの建築の話を興味深く読みました。
本書を読んでわかるのは、私たちの毎日の生活が、数や図形やパターンで満ちているということです。私たちのまわりに数学の楽しさがあふれていることを本書で実感してください。」
感想・レビュー・書評
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楽しい数学。もう一度読みたい。
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π、e、オイラーの恒等式、サイクロイド、等々の話題で数にまつわる物語を述べる。面白かった。
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数学についての楽しい読み物。前作の『素晴らしき数学世界』も読んでみたくなった。2015年5月24日付け読売新聞書評欄。
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一学徒さんおすすめ
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数といえば、学校で習う数学がまず思い浮かびますが、この本は、学校で習うような数式ではなく、毎日の生活にあふれている数の持つ不思議な力について紹介しています。
ある同じ写真を見たあとに、偶数or奇数を見たかで答えが変わるなど、私たちのまわりに数の面白さがあふれていることを実感できる本です。 -
数学の一般向け啓蒙書は数あれど、なかなか「これだ!」というものには巡り会えないものだ。しかし数学の扱う領域の広さと深さを考えれば、「これ一冊で全てをカバー」なんてことを一般向け啓蒙書に期待するのはトール・オーダーというものだろう。本書も「これさえ読んでおけば大丈夫」とまでの代物ではもちろんない。しかし、限られた紙幅でバランス良く様々なエリアをチェックしていて、一通り読むと結構な領域がカバーできたような気分になれる。
何より各章のゴールがスタート地点からは予想もつかないところに配置されていて、読み終えるごとに結構なサプライズが味わえるのが本書最大の醍醐味。複利の話から「いつお見合いをやめるべきか?」という最適停止問題に行き着く第6章、「マイナスかけるマイナスが何でプラスなの?」という疑問からいつの間にかマンデルブロ集合が出来てしまう第7章は特に僕のお気に入りだ。どんなに抽象的なテーマでも必ず身近な話題とリンクするよう配慮されていて親しみやすい。数式が適度に記述されている点も良。