ファタモルガーナの館-The house in Fata morgana- あなたの原典に至る物語II (GA文庫)
- SBクリエイティブ (2014年12月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797381238
作品紹介・あらすじ
色々な時代の「館」の物語を知り、死者は自分を思い出そうとするのだが――。
「それで……旦那さま? 何をご覧になられたのです? わたくし、興味がありますわ。あなた様をそんなに切なくさせる記憶は、一体どんなものなのかと……」
死者は少しずつ思い出していた。 ただ見届けることしか出来なかった悲劇の数々――ローズ家の兄妹や、獣の心を持つ男の末路――を。
そして新たに導かれた扉の先に、一人の美しい花嫁と、それを迎え入れた男が居た。
彼らもまた一つの時代、この館に住みそして……。
悲劇を生むこの館とは何なのか? 貴方は真実へとまた一歩近づく。
謎の館で巻き起こる時代を超えたゴシック浪漫サスペンス第2巻!
感想・レビュー・書評
-
四つ目の扉は初耳。「始まりを~」にはなかったような気がする。
マフィアの家という境遇からは周りが敵ばかりになってしまうという状況で人間不信になってしまったヤコポには同情しなくもない。
其れゆえに信じるべき人を信じられず、信じてはいけない人を信じてしまったのは残念だと思う。
ヤコポも二人とも純粋に互いを好いていたのに。
マリーアさえいなければ……、と思ってしまう。
マリーアは「私の方がマフィアに向いている(意)」と言っていたが、二人とも自分が思っているよりも不器用でマフィアには向いていなかったと思う。
教会を潰して遊技室を作るくだりがない気がする。
そういえば、「始まりを~」ではマリーアは優しいお姉さんといったようなイメージのイラストだったが、本作では気立てのいい姐さんと呼びたいような女性になっていた。
触れただけで相手を殺してしまうミシェルのエピソードは初見。
そんな能力?呪い?を持っていれば、そりゃ隔離されるだろうな、と納得。
白髪の少女と魔女の関係やミシェルのくだりが「始まりを~」から多少改変されるのだろうか。
個人的にはゲームのcvがヤコポ→諏訪部さん、ミシェル→櫻井さんなのに興奮した。
どっちも好きな声優。
もっと言うのなら、ミシェルが白髪でcv櫻井さんなんてヤバイ!!詳細をみるコメント0件をすべて表示