マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか トップコンサルタントの考える技術・書く技術
- SBクリエイティブ (2015年2月27日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797382013
作品紹介・あらすじ
ノートは他人の話を書き留めるためのものではない。問題解決ツールなのだ。書きながら考え、考えながら書け!──世界最強のコンサルティング・ファーム、マッキンゼー&カンパニーの社員が叩き込まれる「問題解決のためのノート術」をわかりやすく紹介する。
感想・レビュー・書評
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マッキンゼーのノートの目的は自分の思考を整理するためのもの
けっして、他人の話を書きとめるためのものではない
本書は、情報収集から、解決策の提案までを、ノートという軸で整理していく過程を説明しています。
■ノートとは
・思考のツール、問題解決のツールである
・マッキンゼーのやり方、そのためのノートの取り方、ノートの使い方がある
・余白をのこしておくこと、ぎっしり書かないこと
・やりたいこと(探究ノード、五感が喜ぶノート、心を整えるノート、振り返るコート)
■問題解決のアプローチ
・情報収集
・インタビュー
・現場リサーチ
・イシューを考える
・仮説を立てる これらを問題解決のために行う
・マッキンノート
・方眼ノート
・ケンブリッチノート 3種類のノートにかく
・記憶には2種類ある
①陳述的記憶 ⇒頭で覚える
②手続的記憶 ⇒身体で覚える ペンをつかって、身体で覚えさせる
・ノートを使って思考を深めて整理をする
・キレイでなくてもいい
・問題解決につながらなければ意味がない
・何かをアプトプット(成果物)につなげるように各
・大事なこと
①仮説を立てながらノートを取る
②アウトプット重視
③ストーリーラインを考える
■問題解決の4つのステップ
①情報収集 蒐集したデータから真の問題(=イシュー)を見極める
問題には、みかけの問題と真の問題があり Where why how を使って整理 ケンブリッジノート、方眼ノートを使う
②仮説の立案 真の問題に対して、仮説を立てる 仮説(見出し)、事実、解釈、解決策 ストーリーライン(設計図を用意する) 方眼ノートを使う
③仮説の検証 where why how を使う ケンブリッチノートを使う
④解決案を実行する提案にまとめる サマリーを意識してノートを作成、ブレート形式、ピラミッドストラクチャ形式にまとめる マッキンノート、方眼ノートを使う
■問題解決の本質
・3つが基本
・ワンチャート、ワンメッセージにまとめること
・アリストテレスの勘所 ①ロゴス 論理 ②パトス 感情 ③エトス 人柄
・ノートに書き出すメリット
①考え方をインデクス化できる
②情報や考え方を他者と共有できる
③アウトプットをつくるベースに使える
・具体的に見えていないものは、改善することがむずかしい
・3つの図解をつかう
①グルーピング 事実⇒解釈⇒行動 3Cなどのフレームワークを使うとよい
②マトリクス 重要度と、緊急度のマトリクスなど
③ビジネスシステム 顧客訪問⇒課題解決⇒提案⇒受注⇒フォロー
■結論
ノートを人生をよくするツールとして役にたててほしい
目次
はじめに マッキンゼーのノート術はいったい何が違うのか
CHAPTER1 プロフェッショナル・ノートの流儀
CHAPTER2 問題解決ノートの使い方
CHAPTER3 ノートで結果を出す
CHAPTER4 ノートで自分を磨く
おわりに
巻末付録 思考整理に役立つノート一覧
ISBN:9784797382013
出版社:SBクリエイティブ
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2015年02月
発売日:2015年02月28日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
飛ばして読んでしまった。思考の整理にノートを使う。
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ざっと読みです。
書き方やまとめ方は参考になりました。
まず大枠→細部という流れや、仮説を立てる→検証の流れは、コンサル出身の方が書いた書籍には必ず出てきます。
基本ができるよう体に染み込ませます。 -
ノートの取り方について、大変勉強になった。
一次情報をひたすらメモして、その後は様々な切り口で情報を整理する、という内容
ただ、一般的な問題解決のプロセスの量も多かったため、”ノート”についてのページ数は本の厚み程の量はなかった -
グロービスのクリティカルシンキングの内容と同じように、論理的思考パターンを整理する為のノートの取り方を示している。
新卒とかには分かりやすくてよいかと。 -
普段からノートはよく使う方であるので、一度このようなノート術といった本を読んでみたく手に取ってみた。普段何気なく無意識にやっていたこともあったが、改めて本を読むことでなぜノートを取るのかという目的を明確に持つことができそうである。この本にはシンプルに具体的な方法論に加えて、考え方も書かれている。さらに、実際に思考の整理方法がこの本の構成にも活かされているので面白い。この本を読んだからには実践が大事であるので、今日からやってみる。
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この手の本は初めてだったが、非常に役にたてた1冊でした。恥ずかしながら、今までメモる事をせず、要点のみ記憶して実行していました。しかし、今までの行動、思考によって行ってきた事を反省し、実行あるのみと。どんな会社だか知らないけれど、他の会社でやっている事を教えてくれるなんて~最高だ。感謝しかない。始めはやって見ようと思え、段々とワクワクしながら、即やると思えた最高の1冊でした。
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書きながら考え、考えながら書け
著者プロフィール
大嶋祥誉の作品





