何もしなくても人がついてくるリーダーの習慣

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  • SBクリエイティブ
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797382839

作品紹介・あらすじ

●ハワード・シュルツ(スターバックスCEO)、ブッシュ元米大統領、永盛重信(日本電産)
彼らはなぜ、仕事ができて愛されたのか

ものすごい業績を残しながらも、誰からも愛されるトップがいます。
彼らは、常に自然体で接し、一度会った人をファンにしてしまう力があるのです。
本書では、その人を惹きつける「秘密」についてご紹介します。

●数々のトップにインタビューした著者だからわかる人を惹きつける“単純な”秘密

著者は、1000人以上の国内外のトップを取材してきた谷本有香氏。著者は、取材と同時に、なぜ彼らがトップまでのぼりつめたのかを研究していたそうですが、そこでわかったのは単純なこと。自然体でいること、相手に気を使わせないこと、運を味方につけること。彼らから学んだ成功の秘訣を、数々のエピソードとともに紹介していきます。

感想・レビュー・書評

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  • 自然体でいることが大切であると繰り返し語られている

    自分を見つめる時間が必要だと思った
    それにしてもどうやってミッションを見つけたらよいものやら

  • 「目の前のことに120%の情熱を注ぐ」といったような、自己啓発的な内容が多いものの、1つの大きな軸のある人間に、人は惹きつけられるということが具体的に書いてある。特に「空気を読む、より空気を変える」というのは共感が持てた。

  • 著者が世界のトップ経営者にインタビューした際に感じたリーダーに必要な習慣をまとめたもの。経営者目線の内容が多いが、参考になる考え方も多くあった。

    ・今ここで生ぎていることは、私たちが自分で選択したわけではありません。どのような環境のもとで、どのような性質を持って生まれたかは自分の意志の及ばない部分です。それに不満を持ち、別の人間になろうとすることは「不自然」を目指すということ。それを神様はよく思わないと言うのです。与えられた環境をそのまま受け入れろ、というわけではありません。辛い環境、許せない環境であるなら、そこに使命があるのだと理解します。世界を今より少しでもよくするために、努力をすべき部分です。それに気づいて努力を続けていると神様に好かれて、どんどん運がよくなり、成功しやすくなるというわけです。
    ・天才には変人が多いと言われますが、茂木さん臼く「脳のリミッターが外れているから」だそうです。誰でも潜在能力自体はすごい。しかし、ほとんどの人は脳機能を100%使うことはせず、自ら制御してしまいます。リミッターとなるのは、「自分の力はこのくらいだろう」という思い込みや世間の常識、組織の論理などでしよう。そういったリミッターを外せば、世間の常識から外れた「変人」に思われることも多いわけです。でも、変人が嫌われるわけではありません。むしろ、「ちょっとズレている」「ヌケている」部分が人を惹きつけることはよくあります。常識人を気取るよりも、積極的にそういう部分を見せていつたほうが愛されるリーダーになるのです。
    ・一人ひとりを尊敬する心があれば、少々常識を知らなくたって礼儀知らずにはなりません。何かしてもらったらお礼を伝えるのは、常識というより人として当たり前のことです。相手を敬っていれば当然の行動になるはずです。トップリーダーたちは、人間そのものへのリスぺクトをべースに、「人の道を外れるようなことはしない」と心に決めています。
    ・トップリーダーは、不調のときにジタバタしません。無理にポジティブになる必要はなく、淡々と準備をします。ただ注意したいのは、調子が悪いから「何もしない」というのとは違うということです。何もせず引きこもったり頭で考えているだけでなく、行動はします。小さなことでいいそうです。懸念事項ややりたいことを紙に書き出すだけでも、行動です。ほんの少しでも動くことによって停滞している空気に風を起こすことができます。動かずに停滞させるのは最もよくありません。血液の流れが止まったら人間は死んでしまうのと同じように、「気」も流し続けることが重要です。気を流すためには、小さくても行動することです。
    ・リーダーとしては周囲から「弱虫」に見えてはよくありません。優柔不断なリーダーは信頼されないでしょう。「成功に対して真剣に考えている」という部分をわかってもらうことが重要です。そのためにも、本人がポジティブに思い込むことです。「自分はなんて優柔不断なんだろう」と思ってしまったら周りに伝わります。たとえリスクに対する恐怖を感じ、迷っていたとしても「成功に対して真剣だからこそ、慎重に考えているのだ」と思い込むのです。リスクをともない判断をしたことも「英断であった」と考えます。リスクを消していくタイプであること、深く考えるタイブであることを「自分のいいところだ」と認めることで、そのよさが周囲に伝わっていくのだと思います。
    ・トップリーダーの方にお聞きすると、「勇気」はとても重要な資質だと言います。ちょっとバカっぽく見られようが、その場が多少シラけようが、何かしら発言したり行動したりする勇気さえあれば、いつか道をひらくことができます。閉塞した場に風穴を開けることができます。会議は懇親会などでは積極的に発言し、少しでも印象に残ることが大切なのです。発言をしなければ、何の印象も残せずに終わってしまいます。
    ・自分なりの意見・考えを伝えるのは難しいと思うかもしれません。かっこいい意見、相手をうならせるような考えである必要はありません。素朴に思ったことでいいのです。相手にどう思われるかを意識せず、素の自分から出てきたことをぶつければ、それがオリジナリティになります。ちょっと変わっている、突飛だと思われたほうが、人の記憶に残って可能性が広がりやすい分、トクだと言えます。
    ・尊敬を表現したいからといって、下から入っていくとなかなかこちらのことが伝わりません。トップリーダーは、相手が下から入ってくることを嫌う人が多いのです。あたりざわりのない表面的な話、ご機嫌をうかがうような話をしている時間がもったいないと思っくいるのです。そして、相手を尊敬すると同時に、相手からも尊敬を得られるような人間でいることが重要です。相手の話を受けて、自分なりの理解や考えを伝える努力をすることです。
    ・自分らしさを出し、それを好感を持って受け止めてもらうためには、まずは前提として、相手に対するネガティブな感情を持たないことが重要です。ものすごく好きになる必要はありませんが、嫌悪、怒り、優越感、バカにした感情、妬みなどネガテイブな感情を持てば、そういう空気を身にまとってしまいます。また、相手に好かれて物事を有利に進めようとか、この場はうまくやり過ごそうといった計算があれば、それはやはり相手に伝わるものです。ネガティブな感情や計算を捨ててしまえば、あとはなんとでもなると言ってもいいでしょう。
    ・自分のプライべート情報を出しつつ、相手の反応を見ます。興味のない話題であれぱスルーされるかもしれませんが、失礼だと思われることはありません。うまくすれぱ、盛り上がって相手の情報を引き出すことができます。
    ・本当のトップに共通するのは、本来の自分、自然体の自分を上手に使っているということです。そう思っても、実際に自然体でいるのは難しいと感じることが多いのも事実でしょう。なぜ、自然体でいられないのでしょうか。一つには、素の自分に自信を持てないということがあります。本来の自分を出すことに対する恐怖心はよくわかります。私自身は明日の仕事のために自然体を選択せざるをえない、他に道がないという状況でしたので迷いませんでしたが、それでも「期待に応えられなかったらどうしょう」「がっかりさせることになったらどうしょう」といった不安は確かにありました。しかし、それを乗り越えたとぎに、思わぬ転機が生まれたのです。
    ・また世の中には、他の人の成功やさまざまな状況を見ながら、「もっと頑張りたい」「成長したい」という気持ちにフタをしてしまう方もいるのではないでしょうが。頑張ってもムダになる、自分にはでぎないと思うと、自分の自然な成長欲求を押し殺してしまうことになります。すると、本来の自分の力も発揮できません。
    ・自分の本心を知るためには、心がザワザワしたときに、「何が引っかかっているのだろう?」と考えてみましょう。普段はスルーしていても、たとえば「自分を卑下して笑いをとるのはイヤだと思っているんだな」「正当な価格で買いたいと思っているから、安すぎるものがイヤなんだな」などといったことがわかるかもしれません。
    ・「すでに成功している人は自信があり、自然体でいられるのはわかるけれど、まだ何事も成し遂げていない私が自信なんて持てない・・・」という方がいます。しかし、実は自信は必要条件ではありません。自信がなくてもいいのです。ただ、変なプライドもありません。「自分は特別な存在であるわけじゃないし、ちっぽけだ。等身大の自分でいることしかできない」そう思っているので、必要以上に構えることがないのです。そういう意味では、等身大の自分を認めていると言えるかもしれません。もともとプライドはないのですから、打ち砕かれることもなく、いつも自然体でいることがでさます。「かっこ悪いと思われたらどうしょう」「情けないと思われたくない」という気持ちがあると、自然体でいるのは難しくなるでしょう。
    ・トップリーダーたちは常に新しい情報に触れ、学び続ける必要があります。
    ・実はトップリーダーたちは、膜想のやり方にこだわってはいません。彼らは一様に「難しく考えることはない」と言います。朝やってもいいし、寝る前にやっても、デスクの前で仕事の合間にやってもいい。シャワーの時間が膜想タイムという人もいまず。たった3分でもいいから呼吸に意識を向け、整えれぱいいのだそうです。そうすると緊張が解け、心の乱れが整っていきます。
    ・ネガティブな感情が出てきたときは、実は大きなチャンスなのです。トップリーダーたちは、そこに向き合ってとことんクヨクヨし、それをエネルギーに変換しています。ドン底を掘れば掘るほど、成功が大きくなるのではないかというほどです。成功者の方々を見ていると、みなさん必ず痛みに向き合っています。「見ないようにしていると、また同じ状況に陥る」とおっしゃる方もいます。同じ試練が繰り返しやってくるというのです。痛みに向き合ってこそ、成功や幸せの一番の近道なのです。

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著者プロフィール

Forbes JAPAN副編集長 兼 WEB編集長。大学卒業後、山一證券に入社、社内の経済キャスターに抜擢される。しかし2年後、会社が自主廃業となり、フリーランスキャスターの道を選ぶ。十数年にわたって経済キャスターの第一線で活動し、日経CNBCでは初めての女性コメンテーターに抜擢される。世界VIPへのインタビュー含め、これまで3000名を超える取材を行う。Bloomberg TV、日経CNBCなどを経て、現在は、Forbes JAPAN副編集長並びにForebes JAPAN WEB編集長。

「2017年 『何もしなくても人がついてくるリーダーの習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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