アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書

制作 : 狩野 みき(監訳) 
  • SBクリエイティブ
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本棚登録 : 231
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797383423

作品紹介・あらすじ

●ハーバード大学をはじめとする1000校以上のアメリカの大学で
20年以上使い続けられているアメリカでもっとも定評のある教科書を初翻訳

なぜ日本人は話すのが下手なのか、なぜテクニックを学んでもうまくいかないのか。それは、もう、子供のころから教えられていることが違うので、根本のところから違うのです。
「説得したいならこういう型」「アイデアに共感してほしいならこういう型」など、様々な型を自分のものにしていたり、また、そもそも「相手ありき」で伝えることを考えているので、話の内容も豊かになっていきます。

本書では、「伝え方」の基本エッセンスがしっかりつまった教科書として、自分の伝え方を根本的なところから劇的に変える「教科書」としてノウハウを紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 本書はアメリカの大学であるハーバード大学をはじめとした1300校以上が教科書として採用している日本語版の伝え方を学ぶ書籍です。


    日本ではプレゼンを体系的に学ぶ機会は殆どなく馴染みが薄いが、英語圏では「パブリック・スピーキング」とも呼ばれ、社会人はおろか学生や子どもまでもが必須のスキルとして広く知れ渡っています。


    恐らくこの事だけが理由では無いと思うがアメリカをはじめとした外国人に比べ日本人はプレゼンを苦手とする人が非常に多く、少なからず学校教育の段階から差がついてきているように思う。


    また訳者がまえがきで苦手の理由について分析しているが、これが非常に納得度が高かったので手にとって読んで欲しい。


    プレゼンスキルについては多くの類似書籍が本屋に陳列されているが、今まで手にとって読んだものの中ではずば抜けて良書だと思う。


    話し手のスキル云々以前の段階である、プレゼンなど人の前で自分の意見と伝える立場に立つ者は話す内容には責任があり高い倫理観を持ち合わせていなければならない事、伝わらないのは伝える側に責任がある事など、心構えの段階から非常に深く書かれている。


    大小関わらず誠実に話し内容には公正を期す事、出典元は必ず明示し盗用は絶対に行わない事など聞き手に対して信頼に置ける人間で無ければ前に立って自分の意見を表明する資格を持ち得ないという至極当然だが、実際には守られていないことが多い現状を認識させられ、話す事に対して真剣に向き合わなければならないという事を身にしみて感じさせてくれる。


    そこから、話す内容について詳細が書かれてくるのだが、これも細部にまで渡っていて実践に役立つ内容になっている。


    誰に何を伝えたいのかという準備。
    それもプレゼンの内容、目的、ゴールから始まり、各項目の要点、聞き手の情報量や性別など聞き手への配慮が非常に高いレベルで記されている。


    得てして自分の言いたい事に重点を置き自分本位で今まで話していたので深く反省させられた。
    内容だけでなく聞き手がどのような人でどのような内容を聞きにきているのかを調べる必要性を認識させて頂いた。


    それが固まった後はどう伝えていくのか、ここでようやく本題に入っていく。
    しかしここでも内容だけに捉われてはいけない。


    聞き手に興味を持って頂くための導入部分はどうするのか?
    聞き手を当事者として引き込む具体的な方法論や、面白いエピソードを交える手法など
    多くの例題をあげて理解しやすく読者に披露してくれている。


    どのような言葉を選ぶか?
    論拠を示すための証拠をどう伝えるのか?
    ストーリーをどのように紡いでいくのか?
    はたまた間は?
    リズムは?


    など事細かに書かれているので一つずつクリアしていくことで着実にレベルアップできる内容になっている。
    自分だけでも確認ができるように各項目にチェックリストまであるので、それを参考にすることで自信もついてくるのでは無いかと思う。


    何気なく手にとって購入してみた本書だが非常に素晴らしい内容で、本当に読んで良かったと感じた。
    私自身も非常に話す事が苦手で自分の頭の中では多くの意見を持っていたりよく考えていたりはするのだが、どうしても人に伝える事が苦手でうまく話せず、理解されなかったり誤解されて毎日失敗の連続である。
    特に人の前でプレゼンをするとなると伝えたい事の10分の1も伝えられず、本当に悔しい思いをする。


    ビジネスの場では様々なスキルがあるが、特に相手に伝えるスキルというのは非常に大切で、これがうまくできるかどうかで大きく評価が変わってくると見ていて思う。


    勿論仕事だけではなく、人間は生きていく上で多くの人間と関わり内容如何に関わらず、毎日人に何かを伝えながら生きている。


    それを思う通りにコントロールできるようになれば大げさでなく世界が変わると思う。
    自分自身に自信がつき行動も大きく変わると思う。


    過去人間は多くの困難に直面してきたが、重要な場面では人を動かす大変素晴らしいスピーチが偉人達によってなされてきた。


    言葉には大きな力があり、この力を駆使出来るのは私たち人間だけです。
    人を助ける事も、世の中を良くしていく事も。
    ほんの少し生活を豊かにする事も、ほんの少し人々を幸せにしていく事も。


    日々発している膨大な言葉の数々だが注意を払い誠実に、かつ力強く思いを込めて伝え届けるための情報が数多く詰まっている本だと思います。
    http://blog.livedoor.jp/book_dokushonikki/

  • 「人前で話し,伝える」ことを子供の頃から教わる外国人とそうでない日本人とでは根本が異なります。その「伝え方」の根本的なところから具体的なコツまで学べるこの本はまさに教科書。ハーバード大学を含め,1,000以上のアメリカの大学で採用されているというのも納得の1冊です。

  • わりとありきたりの内容。

    タイトル通りプレゼンやスピーチのテクニックを教えてくれる本です。

    これ系の本を読みすぎたせいか、基本を羅列してる感じしかなかった。

    逆に基本を知らない人にはいいと思いますが、ある程度知識や経験のある人には退屈な本だと思います。

    とはいえ、悪い本ではないと思いますよ。

  • プレゼンに必要なことが網羅されている。実際に準備するときに使いたいので、できれば手元に置きたい。原書を買おうかと思ったら8000円もする!

  • この本はアメリカでは1983年に出版され、今なお売れ続けているプレゼンテーションの教科書だそうです。

    なるほど非常にロジカルにまとめられていてプレゼンテーションに必要なことがよくわかります。

    ただちょっと教科書的すぎてこの本を読むとプレゼンテーションって難しいなという印象を受けてしまう人もいそうです。

  • アメリカで圧倒的な支持を得るプレゼン=パブリック・スピーキングの教科書の日本語版(底本は12版、一部の章は略)

    1983年の初版以来、ハーバード、ニューヨークなど全米1300以上の大学に教科書として採用(「監訳者まえがき」)されている定番の教科書

    心構え、聞き手の分析からはじまって、アウトラインの作り方、言葉の選び方、説得のプレゼンのマニュアルまで

    これを学んで身につければTEDも夢じゃない!

  • The Art of Public Speaking
    http://www.sbcr.jp/products/4797383423.html

  • 特に下記以外は参考となるところはなかった。

    プレゼンの1枚目は最後に作成する
    自分がプレゼンをする資格があるかを初めに言う

    以上

  • スピーチの教科書のような良本。

  • 本書は扱っている対象は、講師などが1対多の局面での必要となる「伝える力」がメインであるため、自分が必要な職場での「伝える力」とは想定が異なるため、あまり使える所はなかった。
    ・雇用主300人を対象とした最近の調査では93%の人が、「社会で成功するためには、大学での専攻よりも、考える力とコミュニケーションカのほうが大事だ」と答えていますし、アメリカン・マネジメント協会が768人の企業幹部とマネーヅヤーを対象にした調査でも、「今職場でいちばん重要なスキル」の1位はコミュニケーション・スキルでした。
    ・大勢の人の前で話すときには特に次の3点に注意が必要。
    ①構成を織密にする(制限時間内に聞き手が理解できるよう、とにかく「わかりやすい」内容にする)
    ②効果的な言葉を使う(俗語、業界用語、文法的な間違いはNG)
    ③伝え方を工夫する(「とか」「えー」などの言葉は避け、背筋を伸ばして大きな声で話す)
    ・プレゼンのゴールは話し手が話したいこと、ではありません。ゴールは、プレゼンの結果として「聞き手にどうなってもらいたいか」を書くものです。
    ・話し手として押さえておかなえければならないポイントは2つです。①聞き手は、自分の知識や信念にもとづいて話を聞き、判断するということ、②話の内容は聞き手に関連づけなければいけないということです。聞き手に、「これは自分に関係のある話だ、ちゃんと聞かなければ」と思わせるのです。
    ・プレゼンを準備するときは徹底的に聞き手目線で考えなければなりません。聞手の特徴を「知っている」だけではダメです。特徴を知った上で、①聞き手がどう反応するかを予測し、②話の内容を調整して、できるだけわかりやすく、適切で、説得力のあるものにしなければなりません。
    ・話始めに聞き手の注意を引く時は、黙って見る。これだけで引きつけることができる。
    ・プレゼンでは、その場でパッと理解できる言葉、誤解するスキのない言葉を使わなければなりません。そのためには、①ありきたりの言葉を使う、②具体的な言葉を選ぶ、③無駄な表現を避ける、の3点に注意します。
    ・最初のうちは、わかりやすく話す、聞き手の注意をそらすような癖に気をつける、アイコンタクトをしっかりとる、という3つの基本に集中するのがいいと思います。

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