出口汪の論理的に考える力が身につく本

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  • SBクリエイティブ
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797384581

作品紹介・あらすじ

対話形式だからわかる! 読める! しかも楽しい!

累計600万部突破のカリスマ予備校講師・出口汪氏による「論理的な考え方」が身につく一冊。
先行き不透明なこの時代、人と同じ発想をしなくなる「頭」をつくるには、一体どうすればいいのか?
社会人も2年目に突入し、少しずつだが仕事もまかされるようになったOLゆい。
彼女の悩みは、もっとうまく仕事をやれないかとどうしたら「できる人」になれるのかということ。

大学時代に遊び過ぎてしまい、なかなか打開案が見つけられない彼女が、ふとしたことがきっかけで、論理は愛と強烈なメッセージを放つカリスマ講師・出口先生と出会い「論理的な考え方」を伸ばす講義を受けることになる。

果たして彼女は「論理的な考え方」をつかむことができるのか? 本当に「できる人」にはなれるのか? また、どうして論理は愛なのか?
読み終えたときには、あなたも主人公ゆいと同じように、しっかりとした論理的な考え方を手に入れていることでしょう。

イラストには『マンガで分かる心療内科』シリーズで大人気のソウ氏を起用。

楽しく読めて、しかも一生使える「論理思考」の決定版!

感想・レビュー・書評

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  • 他者と共に生きていくには「論理力」が必要だ。論理力があってこそ、自分が思っていることを相手に伝えることができる。この論理力を、主にどのように鍛えるかについて、対話形式で書かれている。読みやすく、また要点も掴みやすかった。「自分の意見を他者に述べるということはそれを論証する責任が生じる」という著者の主張が印象に残った。

    *

    自分の力で考えるとは、論理的に物事を考える力のことだ。この力がないと、自分の思っていることが相手に伝わらなかったり、相手との間にズレが生じたりする。この論理力を鍛えるために必要なのは、「人と人とは根本的に分かり合えない」という他者意識だ。この他者意識があるからこそ、人は自分の意見を相手に理解させようと努力する。そうすると必然的に論理的な思考が身につく。日本人が西洋人達と比べて論理的思考が苦手なのは、日本人は長い間ムラ社会の中で、お互いなんとなくわかり合えるという安心感を持って暮らしてきたからだ。

    言葉には大きく分けて「感情語」と「論理語」の2種類がある。感情語には他者意識がなく、それはいわば赤ちゃんが泣いたり犬や猫が鳴いたりするのと変わりない。論理語は他者意識が前提としてあり、学習や教育によって習得するものだ。自分の思っている事を論理的に伝えるためにはこの論理語が必要不可欠だ。

    また、論理的な思考には3つのルールがあり、このルールに従えば論理的な思考ができるようになる。まず1つ目は「イコールの関係」で、自分の主張と何か他のものが一致している、という論理の基本となるルールだ。2つ目は「対立関係」で、対立するものを上げて自分の主張を他と差別化する方法だ。3つ目は「理由づけ」・「因果関係」で、具体例を上げて自分の主張に説得力を上げる方法だ。

    論理的に考えるためには、まずは上記のようなルールを意識しながら文章を読む事が大切だ。文章がどんな論理的構造によって組み立てられているか、どの部分が具体例か、理由づけはどこでどうなされているのか、そういったふうに読んでいく。その一番の教材は新聞だ。新聞は簡潔でわかりやすく、論理的にしっかりとした文章ばかりだからだ。また、小説は、自分ではない誰かの視点を疑似体験することにより、論理力を育てるための「他者意識」を養ってくれる。

    現代において、私達は周囲の様々な人間とコミュニケーションしながら暮らしていくことが求められている。その中で、分かってくれない相手に自分の主張を理解してもらうには、論理力が必要不可欠だ。

  • これで論文ばっちり…だったかな。

  • 2016/10/9

  • 2016年、7冊目です。

    社会人2年目の女性が主人公で、大学のゼミの先生から論理的な考え方を
    自身の仕事の仕方と比べながら説明され、納得していくというストーリーです。
    最近、この類の本がとてもたくさん出版されている。
    「すぐに使える」とか「知識ゼロから」といったコピーが、
    本の帯に書かれているものが多い。
    私自身は、自分の記憶消失防止と整理のために、
    こういった本をさらっと読むようにしています。
    取り敢えず、これを高校生の息子に読ませてみると少しは、
    論理的に物事が考えれるようになり、成長するかなと思います。
    いやしかし、これ読んで得た知識だけで、考える力が付いたと錯覚するかな?
    そうやって得た知識だけで、目上の人間に自論を吐くようなことが無いように
    しなければ、世の中は渡っていけないのだが、、、。
    ”思考の壁打ち”の経験を積まなければ、自分自身の考える力は付かないと、
    今夜の夕食のときに、諭したばかりだが、、、。
    すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなるの。

    おわり

  • 論理的に考える力が身につくとあるが、
    そのためにはまずは論理的に書かれた文章を
    継続して読むことが大切。

    そこまで悪いとは思わないが、
    そりゃそうだって思うことが多かったので、
    それほど収穫は無かったかも。

    【参考になったこと】
    ・論理力には他者意識が必要。
     相手がどう反応するか、どう考えるかを理解したうえで、
     論理的に話すようにするのが大切。
     それは結果的に相手にとってメリットとなることは何か、
     を常に考えることと同義である。

    ・論理力を身につけるなら、論理的な文章を読むのが大切。
     かつ、論理構造を理解しながら読むようにすること。

    ・エビングハウスの忘却曲線
     20分後:42%を忘れる
     1時間後:54%を忘れる
     1日後:74%を忘れる
     1週間後:77%を忘れる
     1ヶ月後:79%を忘れる
     定着させるには反復が重要。

  • サクッと読了…ん~これどうなんだ?…

  • 論理力を身につける必要性、論理力のための3つのルール(イコールの関係、対立関係、理由づけと因果関係)、読み方、話し方、書き方。
    まんがで始まって、マンツーマンの対話による講義形式で進められることから、読みやすい。
    この内容なら、全編まんがの方が相応しいのではないかと感じながら読んだが、論理力を身につけるためには視覚教材には否定的と理解し、本書の形式に納得した。
    説明の内容としては、基本的なレベルをクリアしていると思うが、例をもっと盛り込んでもらいたいと感じた。
    15‐208

  • 「論理的に考える技術」を加筆して作った本だそうです。
    前出お本を持っている人は必要ありません。

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プロフィール

1955年東京生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定理事、東進衛星予備校講師、出版社「水王舎」代表取締役。現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ている。また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、多くの学校に採用されている。著書に『出口汪の「最強! 」の記憶術』『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座』『大人のための本当に役立つ小学生漢字』(以上、水王舎)、『東大現代文で思考力を鍛える』(大和書房)、『出口汪の「日本の名作」が面白いほどわかる』(講談社)、『論理思考力をきたえる「読む技術」』(日本経済新聞出版社)、『やりなおし高校国語・教科書で論理力・読解力を鍛える』(筑摩書房)など。小説に『水月』(講談社)がある。

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