宗教消滅 資本主義は宗教と心中する (SB新書)

著者 :
  • SBクリエイティブ
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本棚登録 : 80
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797385489

作品紹介・あらすじ

かつて隆盛を誇った新興宗教は、入信者を減らし、衰退の一途をたどっている。
著者は、毎年恒例のPL学園の花火が「地味に」なっていることから、日本の新興宗教の衰退を察知。
日本の新興宗教の衰退は、なにを意味するのか――。

本書は、世界と日本の宗教が衰退している現象を読み解きながら、
それを経済・資本主義とからめて宗教の未来を予測する。

共同体を解体しつくした資本主義は、宗教さえも解体し、どこへ行きつくか。
拠り所をなくした人はどうなっていくのか。
ポスト資本主義の社会を「宗教」から読み解く野心的な1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 島田さん」が言いたいことはわかるが、ではどうしたらいいのかをもっと突っ込んで提案してほしかった。
    宗教がなくならないようにするにはどうしたらいいの?
    社会主義になった方がいいの?
    このまま「自民党・安倍総理」のままだと格差がますます広がって宗教がますます崩壊してしまうのかな~。フッとそう思ってしましました

  • 160.4||Sh

  • 人類史上初の宗教が無い時代が到来するという予言。宗教離れは日本だけでない。日本の新興宗教の言説については、いつもの本領発揮で楽しく読ませてくれるが、なんとなく同じ言論を繰り返しているような感じを受けて、ちょっと飽きる。新興宗教の信者数減の原因分析は、筆者の考えでしかなく裏付けが感じらず、「そおかぁ?」という部分もある。宗教が無くなった先がどういう社会になるかもっと論じてほしかった。

  • 久しぶりに島田裕巳氏の本読んだ。宗教が衰退していく様子を日本、海外を含めわかりやすく紹介している。

  • 2016/03/21

  • 楽しく読んだ。このあたり精密に研究する人が出てきたらすごく面白くなる気はする。

  •  好著です。
     「資本主義の終焉と歴史の危機」という本で我々が当たり前、と思っている資本主義は(特に日本で)すでに終焉し、次のパラダイムを探している、という指摘がされました。
     それを全く別の角度、「宗教」という切り口で見ると新しい世界感が浮かび上がります。
     宗教的には日本は無神論者が多く、多神教ということもあり他の国とは違う、という分析がされてきました。しかし…日本を含め各国「共通に」、
     『経済成長期に宗教(特に新宗教、キリスト教に置ける福音主義など)は勢いを伸ばす」
     「低成長期に入ると宗教は停滞・衰退していく」
     と主張します。
     日本において神は神社にいる。神と日常的に接点を持とうとするとミニ神社である神棚をおいて手を合わせるしかない。
     それに対してキリスト教、イスラム教の神は常に人と在る。したがって、経済理論にも「みえざる神の手」などの存在を仮定する。
     最後、あまり掘り下げられないで終わった論点ですが、(資本主義は終わったとは言え)資本主義には人が必要であり、宗教が存在する余地が生まれる。これがロボット化がすすみ経済に人が必要なくなった時、宗教もなくなるのか。
     日本の高度成長期、地方から都市部にでてきた人々をうけいれ、ふれあいの場を提供し、愚痴や相談できる環境を提供したのが創価学会をはじめとする新宗教だった。いまではその役割を終え、各団体とも老齢化が進んでいるという分析はなるほど、と思いました。

     

  • 新しい視点をあたえてくれた。ただしオススメ本は、寺院消滅。こちらの方が圧倒的なリアリティ。

  • 160202読了

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プロフィール

1953年、東京生まれ。宗教学者、作家、東京女子大学非常勤講師。76年、東京大学文学部宗教学科卒業。84年、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は宗教学。日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員などを歴任。日本宗教から出発し、世界の宗教を統合的に理解する方法の確立をめざす。主な著書に『葬式は、要らない』『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』『もう親を捨てるしかない』(以上、幻冬舎新書)、『戦後日本の宗教史』(筑摩選書)、『ブッダは実在しない』(角川新書)など。

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