重要事件で振り返る戦後日本史 日本を揺るがしたあの事件の真相 (SB新書)
- SBクリエイティブ (2016年1月7日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797385670
作品紹介・あらすじ
あさま山荘事件、東大安田講堂攻防72時間、ひめゆりの塔事件――
「ミスター危機管理」こと、危機管理のエキスパート佐々淳行氏が指揮をとり、鎮圧した数々の難事件、重要事件を中心に
激動の戦後史を振り返る。
「あの事件とは一体何だったのか」……現代にも通じる教訓、今なお影響を与え続けている事件をひもとき
冴えわたる佐々節で、激動の戦後日本史を通観する!
歴史に名を残す重大事件を、見るだけでなく正しく「真っ只中」で体験してきた佐々氏ならではの証言。
「平時の能史、乱世の雄」とはよく言ったもの、マニュアルで解決できない事件では後者こそが活躍する。
感想・レビュー・書評
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戦後の重要事件の現場で直接指揮、あるいは間接的にかかわった人からの視点で書かれているという点で、興味深い本だった。
ご本人がふり返って述べている感想としては、あまりに個人的すぎない?と思ってしまう部分もあったが、今でこそネットでマスコミが報じない部分を知ることができることがあるものの、この頃はマスコミ報道でしか私たちは事件の詳細を知ることができなかった時代で、だから一面的にしか把握することができていなくて、違う角度から見るとこんな見え方があるのかと思わずにはいられなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元警察官の佐々淳行が戦後日本史について記した一冊。
当事者の話で面白かった。 -
あさま山荘事件の指揮をとった御大の書く昭和史。
こちら側サイドの人の主張もうなづけるところが大きいなと感じる。左派が目指した革命は日々の生活を破壊することだけを考えていて、その弊害について思いが及んでいないのだな…とつくづく感じる。
権威主義な体制がよいとは思えないけれども、だからといって全部否定する、壊してしまうという考え方には共感できない。
この本自体は、ざーっと読めておもしろいが、やや時代を感じてしまう。昭和だなぁという感想。 -
そういやこんな事件あったよな。
戦後、平和平穏だったと言われるが、いや、ムッチャヤバい事件が山ほどあった。うん、子供ではあったがなんとなく覚えてる。
著者はその事件の大半に噛み込んで来てわけで。若干、自慢ぽいのと過去の本の紹介が入るのがうざいんだが、まあそれでもすごい。 -
知識では知っていてもその「熱さ」や「厚さ」を感じることがなかった戦後日本の混乱や動乱をコンパクトながらに感じさせてくれた1冊。
「国家本来の任務は、国民の生命・安全・財産を守り、そこにある価値観を守ること。」「治安、防衛、外交、危機管理あってこその国である。」という言葉を信念に実際に行動してきた方の感覚は鋭くて、全体を見渡して行動できる人間がちゃんといれば国は支えられると思いました。
政治家とマスコミのレベルの低さがネックになっているようにも感じました。頭の良い人をバカにして劣等感をすり替えて満足しているようじゃダメなんだね。 -
2017/8/26佐々さんの自叙伝的な歴史だが、S5生で亡父の時代と重なる。自慢めいた箇所が登場するが概ねさっと流して読める。★4の下
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戦後の昭和と平成の国内危機管理を担った自己体験を語る本。それぞれの事案は様々なメディアで見聞きしているので新鮮さもなく、本人の視点だけで書いてるので客観性は無い。
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戦後さまざまな事件がありましたが、本書で佐々淳行氏が取り上げている事件の内、1949年(昭和24年)生まれの私の記憶に強く残っているのは:①浅沼稲次郎暗殺事件(1960.10.12)②三島由紀夫事件(1970.11.25)③連合赤軍あさま山荘事件(1972.2.19~2.28)④地下鉄サリン事件(1995.3.20)です。 明治、大正、昭和、平成、あと半年後には新しい年号に。次の時代は穏やかで平和な時代であることを願っています。普通に働けば普通に生活できる、そんな国であって欲しいです。
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伊藤隆に請われて佐々が90冊の手帳を国会図書館の憲政資料室に寄贈した。その佐々メモが元になっている。上記テキストは確か大学生の佐々が吉田茂と面会した時のやり取りである。
https://sessendo.blogspot.com/2018/10/blog-post_0.html -
レビュー省略
著者プロフィール
佐々淳行の作品





