りゅうおうのおしごと! 3 (GA文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797388176

作品紹介・あらすじ

「あいも師匠と一緒に『おーるらうんだー』めざしますっ!!」

宿敵《両刀使い》に三度敗れた八一は、更なる進化を目指して
《捌きの巨匠》に教えを乞う。
一方、八一の憧れの女性・桂香は、研修会で降級の危機にあった。
急激に成長するあいと、停滞する自分を比べ焦燥に駆られる桂香。
「私とあいちゃんの、何が違うの?」
だが、あいも自分が勝つことで大切な人を傷つけてしまうと知り、
勝利することに怯え始めていた。そして、桂香の将棋人生が懸かった
大事な一戦で、二人は激突する――!

中飛車のように正面からまっすぐぶつかり合う人々の姿を描く関西
熱血将棋ラノベ、感動の第三巻!!

感想・レビュー・書評

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  • 負けがこむ八一と桂香。八一とあいがお風呂屋/将棋道場、振り飛車党の第一人者生石に振り飛車を教わりに行く。あいは勝つことで友達関係がおかしくなることで悩み。桂香は勝てないことでおかしくなる。と、暗い感じの筋に見えるが、いつも通りゴキゲンで楽しく読めた。

  • 購入して読み。

    表紙、銀子ちゃんと一緒の女子は誰だー?と思ったら桂香さんだったのね。終盤まで読んでやっとわかった。

    ・女流棋士<プロ棋士というような描写(p85)、いままでも何回か出てきたけど、この辺がまだよくわかってない

    ・混浴の年齢制限は、各自治体の条例で決まっている…そして大阪にはそのような条例はないとな…(p124)

    ・才能より、努力より、もっと大事なものがある。それは憧れ。(p223)
    「才能は大事です。でもその才能を最大限に発揮するために必要なものが『夢』や『憧れ』なんじゃないかって。それがあるからこそ努力できるし、子供ってどんどん伸びていくんじゃないかって」
    →桂香さんの憧れは師匠だったのかなー。

  • 宿敵《両刀使い》に三連敗中の八一。研修会の年齢制限が迫るも勝つことができず焦る桂香。勝利すると相手を傷つけてしまうと怯えるあい。三者三様の苦悩を振り切るべく進み、親と子、師匠と弟子の絆が一層深まる第三巻。桂香のエピソードを中心として、今回も熱い。ひたすら熱く、そして泣ける展開でした。銀子が語る『将棋星人』のお話しがとてもよかったな。幼い頃の桂香と銀子のエピソードにもジンときた。あと、つるつるなのかぁ…。

  • 桂香さん巻
    将棋へ、全員が等しい熱量を持っています
    将棋に対して舐めた姿勢は持っていない、全員が勝ちたいと思っている
    桂香さんも同じく勝ちへ執着している、ただただ低い実力が彼女の熱意を殺しにきている
    夢を追いかけることの残酷さがヒシヒシつたわって痛い
    読んでいるだけで苦しい
    著者は鬼なので簡単に彼女を幸せにしません
    天才のサラダボウルに巻き込まれる彼女の涙が本巻の重要なスパイスとなっています

  • 3巻にして少し重たい感じ

    重たさを上手く消化させる能力にもたけていると感じる

  • お色気?有り、お笑い有り、抗えない現実に苦悩する場面有り……振り幅が凄いなぁと読み終えて感じた。
    娘たちの夢が純粋で素敵であると同時に将棋の厳しさも一段と伝えてくれる3巻でした。

  • 桂香さん(´;ω;`)ラノベで使い潰されがちなお姉さんキャラが、こんなにかっちょよく自分を貫くのが見られてウルウルしてしまった。面白かった…!

  • 途中まで

  • けいかさん。
    つよい。

  • ダンサリエルシリーズを思い出す芸と才能のお話に達し得ていて素直に称賛
    「ファンなら褒めろ」に続いて
    「いままでのは受け狙いで書きたくて書いたのでなかった」は本音
    読者の気持ち良くなる話と作者の満たされる作品は違うのだからしかたないね
    読者の殆どが永世六冠の名前も知らないへだたりをどう埋め合わせるかが
    娯楽作品としての価値なのだから
    そこに無用な努力を傾けるのは残念ながら当然

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著者プロフィール

白鳥士郎(しらとりしろう)
GA文庫より『らじかるエレメンツ』でデビュー。
代表作として『りゅうおうのおしごと!』『のうりん』シリーズ(GA文庫)など

「2022年 『りゅうおうのおしごと!16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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